第誤話 山口2 | 魔法使い泰蔵!

魔法使い泰蔵!

ある日突然、魔法少女が空から振ってきた!ってなるのが早いか、
俺が魔法使いになって、魔法少女を召還して空から落とすのが早いか、
伝説の戦いの幕を今開けてみる。
きっと明日はいいことあるはず

おっす俺は泰蔵!

魔法使い的に不服だが仏事で山口にやってきたぜ。

on businessってやつだ。

ちゃうか。


うだうだうだりながら目的地の寺へ。

本堂に用意はしてあるものの誰も見あたらない。

っかしぃな~、とりあえずおかんに電話してみる。

ッルルップルルルルップルルルルップツッツーッツーッ…

!?

弟「どない?」

俺「切られた、、、電車かどっかか?」

弟「ん~んじゃあ間に合わへんやろ。なんやろな?」

俺「とりあえずぶらつくか」

と寺内をぶらぶら。



十分後…

ドタドタドタ

隣の建物から誰か来た。

母「あら!**ちゃん。来てたの?」(※都合により)

ん?

俺「電話したやん?」

母「え~それはお母さん気付かなかったわ。いつ?」

俺「十分くらい前。」

母「え?あ~あれ?え~十分も待ってたん?」

俺「待ってたん?、、って電話はよ、何で切ったん?」

「あ~あれ?お母さん間違えて切っちゃった。」

切っちゃってんじゃねえよ、しかもその後放置かよ!

大丈夫かイラクの国民投票はあああ!?

母「まあとにかくこっちきて」

と軽くスルーされて親父とか親類に挨拶を。


親父は住職の自慢話を聞いている。

爺「そででね、次男はペンタゴンに努めてましてね、、、」

父「へ~アメリカ軍にお勤め?」

爺「そう、情報局ってのかな、、」

良いのか?それって?


やがて仏前での読経が始まる。

爺「なんまんだげほっなんまげほっげほっげほっ、、、」

やる気ねえし、世間話の時は全然そんなんじゃなかったじゃねえかよ!

更に左手から不思議な気配がする。

視界の左端に黒い影がちらつく。弟の頭だ。寝かけてる。

もっとやる気ね~!

どうなってんだお前ら!

とりあえず弟の足を踏みつける。

弟「へへ、、」

へへじゃねえだろう(;´Д⊂)

しかし今度は右手にもふらふらしてる気配が。

オヤジ、お前もか。

親父の足を踏みつけるのは微妙だなぁ、と逡巡してるうちに

自己回復できたようで適当に礼と織り交ぜてごまかしている。

とりあえず何気なくぶつかっておいた。ザメハ。

つづく。