可聴周波数帯域。
一般的には 20Hz ~ 20kHz と言われておりますが、もちろん個人差もありますし、特に高音域は加齢によって聞こえ難くなって行くものらしい。
自宅の 2F 寝室、長年愛用していたオイルヒーターが故障。
まだまだ朝晩冷えるので、代わりに普段あまり使ってなかったエアコンで暖を取る機会が増えました。
エアコンの室外機は、2F 南側のベランダに設置されております。
ところが、そこから一番遠いはずの 1F 北側にあるキッチンに居ても、その室外機の音がけっこう聞こえる。
さては近所迷惑になっているのではあるまいかと思って 2F に駆け上がってみると、意外にそうでもない。
どうやら室外機の発する低周波が建物内で共鳴して、箱鳴りを起こしている模様。
実際のところ、明確に『音』として聞こえるというよりは『唸り』というか『振動』として体に伝わる感覚。
逆の方。
以前、TV番組「探偵ナイトスクープ」で、
~ 住宅街で、玄関外からその家の中で TV がついているかどうか当てられる。
という人が出演してました。
ぼ~っと見てたので、検証の結果がどうだったのかよく覚えておりませんが。
この回、確か 2~3年くらい前だったと思うので時期的には ちょっとビミョ~なところではありますが、思い当たる節もなきにしもあらず。
かつて TV がブラウン管式だった時代、『TVがついている気配(?)』を感じることは多々ありましたので。
私の場合は さすがに玄関外からは感じられませんが、TV がついている部屋に入ったときとか、夏場に窓を開け放っている家の脇を通った時など、
「あ、TV ついてる。」
と。
説明はし難いのですが、これは TV からの音声が 聞こえる/聞こえない に関わらず・・・ということですので。
子供の頃は ただただ「なんでだろう?」と訝っておりましたが、後に TV の走査周波数(横の方)がおよそ 15kHz だと知って、納得。
恐らく、信号の分離が悪くて その 15kHz が音声信号側に漏れている/もしくは ブラウン管(或いは回路上の何らかの素子とか)が共振して 15kHz で鳴っているのではなかろうか・・・、と。
(どちらかというと TV の裏側の方が より『気配(?)』が出ている気がするので、後者が正解かも。)
15kHz くらいになると低周波と同様 はっきり『音』として認識はできませんが、なんとな~く『気配』の様な感覚として頭の中にキーンと来るイメージ。
こちらは『超音波』ってことですな。
『続・猿の惑星』のミュータントのテレパシーって、きっとそんな感じなんだろうと思います。
(違うか・・・。)
近頃はそんな『TVがついてる気配』を感じる場面にはとんと出くわしませんが、それはきっと TV 受像機の仕組みが液晶式になってガラッと変わってしまったから・・・ですよね。
決して加齢のせいとか そんなことではないのだ。
・・・きっと。
恐らく 可聴周波数帯域フル温存のまま、リバプールの風 になったあの人へ。
まずは日本卒業、おめでとう!
いずれまた月の裏側で逢いましょう。
■ FJスズキ ■