時間の組み立てがビミョ~な感じになった要因でもあります、この日の東京行きの目的地 2件目。
【その2】
13:00 ~
● 東京ビッグサイト 『Maker Faire Tokyo 2015』

8/1(土)と 8/2(日) の 2日間開催のイベントで、それぞれ 12:00 開場と10:00 開場という設定。
私が訪問した初日は 12:00 の開場でした。
恐らく 出展者の 搬入&ブース設営 に配慮した結果かと思いますが、もし 10:00 会場だったら先にこっちに寄ってから渋谷方面へ流れる段取りが取れたのにな~、というのが “ ビミョ~ “ たる所以。
私の場合「入場列に並んで開場と同時にダッシュ」みたいな必要は全く感じておりませんので、むしろ 昼食を済ませた後、13:00 ごろにゆっくり目に入場。
待ち列はありませんでした。
この『Maker Faire』、「オライリー・ジャパン」という出版社の主催。
私なりの浅~い認識の範疇で その趣旨とかを記してみようかとも思いましたが、オフィシャルサイトにしっかりまとめてありましたので、勝手にリンクで済ませてしまいます。
◆ 『Maker Faire Tokyo 2015』オフィシャルサイト
◆ 同、「INTRODUCTION/Makeについて」
数年前に オライリー・ジャパン社の『Make』という雑誌の日本語版を拝読、シリーズの冒頭 10冊目くらいまでは購入してパラパラと眺めておりました。
がっちり熟読というよりは、ビジュアルを さらう感じで。
ここで謳われている「Maker」という潮流に乗っかってみたい気分の反面、元来の面倒くさがりが祟って何ら手を動かさぬまま今日に至っておます。
このイベントも、開催日の直前に たまたまちょっとしたきっかけで知った次第。
これといった明確なお目当てはなかったのですが、会場の『空気』みたいなものを感じたいという目的で訪問。
多少具体的なところでは、「手作り楽器」の類いの出展を事前情報としていくつかおさえておりました。
そんな中でも私が一番興味があった出展者は 急遽キャンセルになったのか、ブースが空でしたが。
「Maker」というのは、ものすご~く大雑把には「何かを手作りする人」といったニュアンスで間違いないと思いますが、もう少し限定的には それを『表現』に昇華させてるってのが大きな特徴ではなかろうかと、勝手に解釈しております。
例えば 電子工作/メカ工作/化学実験 的な要素 & DIY テイスト溢れる手法などを駆使して、「実用性」よりも むしろ「マッドサイエンティスト風味」(と言ったら言い過ぎか?)をふりかけた『何か』を作るイメージ。
故に、
~ ハイテクを駆使して あえてバカ臭いことをやる。
みたいなベクトルも 大いにアリ。
(決して そればっかりじゃありませんけど・・・。)
件の雑誌の記事内容については ほぼ失念していて、今のところあえて読み返してもおりません。
そんな中でも、一応 私の中ではこの「Maker」という潮流を象徴する分かり易いネタとして印象に残っているのは、
~ ビデオデッキを改造して、ネコの餌やり機を作る。
という記事。
ビデオデッキのタイマー機能と動力を活かして、1週間の旅行期間中 毎日定時にネコ缶を空けてネコに供給するというようなモノだったと思います。(詳細 違ってるかも知れませんが・・・。)
これって、もしかしたらきっかけはホントに必要に迫られたのかも知れませんが、やっぱり
~ 世に知らしめて、「くっだらね~~!」って言われたい。
というのが根底にある気がする。
「エンターテインメント」なのか「アート」なのかはよく分かりませんが、何れにしても “ 表現 “ したところで完結するということかと。
この潮流も、いわゆる「3Dプリンタ」の台頭で大きく加速している側面もあるようで。
会場内の展示でも最早 それを使うこと自体が目的だった時期をとっくに抜けて、レーザー加工機などと並んで “ いち “ ツールとしての位置付けに収まっている感あります。
3Dプリンタ といえば・・・。
ちょっと物騒なお話。
3Dプリンタで実弾を発射出来るハンドガン(的なモノ)を作って世間を騒がせた人がいましたが。
これも、ホントに「実用」目的だったら むしろ人知れず水面下でバレないようにやるべき(?)もののはずですが、あえてネット動画で発射シーンを公開するとかってのは やっぱりある種『表現』に昇華させたいという欲求の現れではなかろうかと思います。
単に無邪気なだけという気もしなくもないので本人に その自覚があるか否かは疑問ではあるものの、こうした反社会的とも言える行為を擁護する気は毛頭ございませんし、「Maker」と呼ばれる人々がそういうところに繋がるとは必ずしも思ってはおりません。
が。
根っ子のところでは重なる感覚もあるんじゃないのかな~と、思わなくもない。
『同じ匂い』というか・・・。
まあ、むしろこれは私自身の中の感覚に照らして「きっと、そういうところもあるよね~。」ということなんですけど。
(いえ、別に物騒なことは考えてはおりませんよ。ホントに。)
会場での収穫物(など)。

割と出版物に偏り気味。
見本がとっても かっちょよかったので、LED式時計のキットを購入。
しか~し!
商品を受け取る際に、出展者さんから
「がんばってください!」
と言われて、そこに含まれた意味を悟って「はっ!」っとなりました。
即ち、
~ あなた、この会場に訪れている時点で 恐らく「工作好き」若しくは「工作に興味ある人」であろうけども、そんなあなたにとってもかなりハードル高いはずだから “ がんばって “ くださいね~。
ってことなのだな、きっと。
う~む、確かに。
チップLED、60個ハンダ付け・・・。
ハードル高し!!
今回は漠然と『空気』を感じたいという目的でしたが、次回は少し的を絞り込んで臨みたいと思います。
ということで、改めて『後編』につづく。(予定)
■ FJスズキ ■