2015/2/21(土) 広島 『竹原ピストル(ズ)ワンマンショー "BEST BOUT"』 | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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2/21(土)、広島にてライブ観覧。
今回も唐突感が否めないかとは存じますが・・・。



2/21(土)~22(日)に掛けて、広島へ 一泊出張。
土曜の夜は 同行の主力組は取引先とのお付き合いもありとのことだったのですが、幸い(?)私は助っ人の立場で比較的自由の身なので単独行動に。

事前に何らか現地の音楽ライブを探そうとは思ったものの、特段の心当たりなし。
ネット検索してたら広島市界隈のライブハウス情報のまとめサイトを見付けたので、しらみつぶしに情報を漁る。



すると・・・。


おぉ~! あった!!



● 広島 HIROSHIMA BACK BEAT
 『竹原ピストル(ズ)ワンマンショー "BEST BOUT"』


会場は、宿から徒歩で 20分もあれば行ける距離らしいし。
(恐らく 路面電車に乗れば一瞬だと思います。いや、一瞬ではないな。)



ただし、ちょっと気がかりなのが開演時刻。
18:00 スタートとのこと。

当日の仕事が、果たしてそれまでに片付いているのか否か?
一応 事前のスケジュールだと宿のチェックインまで含めてもダイジョブそうではあるのですが。



あともう一つ。
当日ホントに行けるのかどうか分からない状況下で チケットの予約取り置きもためらわれる中、果たして当日券が出るのか否か?

この「HIROSHIMA BACK BEAT」の HP 見ると、トップページのキャッチコピー(?)が

 ~ 広島最小ライブハウス

ってなってるし・・・。
スタンディングで約 150名のキャパとのこと。
これが「広島最小」の所以なのかどうかは不明ですが、あっさり SOLD OUT でもおかしくない。





当日、仕事の方は 意外にも余裕のよっちゃんで終了。

頃合いを見てライブハウスに電話してみる。
この “ 頃合い “ というのが なかなか読み難いんですけど。
(「きっと、リハの真最中だろうな~。」とか・・・。)


結果、当日券 “ あり “ とのこと。
うほほ。

まあ、スタンディグだから多少詰め込んでも OK ってところではなかろうかと思います。





夕食には ちょっと早いかとは思ったものの、ファストフードくらいなら ささっと済ませられる時間はあったので、宿から会場に向かう途中のお店でハンバーガー食す。




生憎の雨模様でございました。







入場後、

 「前の方に お詰めくださ~い!」

というスタッフの声に促されて ずりずりと前に詰めて、後に振り返ってみると背後はオーディエンスでびっしり埋まってました。
恐らくそのキャパ約 150名くらいまで満たされていたものと思われます。




『竹原ピストル』さん の昨年(2014年)10月発売の最新アルバム『BEST BOUT』に因んだツアー。
発売当時は弾き語りでの全国ツアーもあり、静岡「UHU」からのスタートだったのですが私は見逃しております。

今回は、バンド形態での主要都市ツアー。
そのバンドの名義が『竹原ピストル(ズ)』ということなのでした。


メンバーは、

 ・ Vo. + G.:竹原ピストル
 ・ G.:曽根巧
 ・ B.:黒田元浩
 ・ Key.:山本健太
 ・ Dr.:山口美代子

のみなさん。



客電が落ちて、バンドメンバーがスタンバイ。
そして、竹原ピストル さん 登壇。


 「あれ? 竹原さん、若返ってる??」




生で拝見する 竹原ピストル さん、実は ほぼ 3年ぶりでした。

AKIさん 企画の 2012年4月の静岡県内ツアーの内、富士/浜松/静岡/沼津 公演に加えて、その 浜松/静岡 の間の 東京(『タテタカコ』さん との対バンライブ)と、9日間で 5公演という鼻血の出そうな高密度で拝見。

余談ながら 高密度で拝見した故、ステージングに於けるあるヒントを勝手にいただきました。
(「盗んだ」とも言う・・・。)
恐らく他人に話しても「つまらん。」と一蹴されて終わりかとは思いますが、私にとってはなかなか貴重な収穫でございました。


その後はライブ拝見の機会がないまま この日まで。
そしてその久々の第一印象(再)が、「若い!」でした。


毎度のことながら、私のライブ観覧の基本姿勢は「浴びる」。
ひたすら「浴びる」ことに徹しておりましたが、今回は とにかく楽しい。

竹原ピストルさん ご自身がこのステージを一番楽しんでる印象で、それが周囲に拡散している感じ。


過去拝見した弾き語りライブでは、虫眼鏡で日光集めてジリジリ焼いてしまうみたいな、1点にぐ~~っと集中する熱を感じました。観る側も それなりに気合いを入れないといかん。
それに対して今回の バンドスタイル、的確か否かはアレですが いわゆる「肩の力が抜けている」という表現がハマる気がいたしました。

ソロ弾き語りの「(ある意味当然ながら)独りで全部背負ってる」という痛いくらいに絞り出す感覚に対し、MC で語るツアーの様子なども含めて、

 「 “ 仲間 “ と演ってる!!」

という幸福感が滲み出てる。
音的にはバンドメンバーが土台を固めてその上で のびのび弾いて/歌う・・・って感じでしょうか。


まあ、いずれにしても私の『個人的な感想』ではございますが、それ故に「若い!」という印象に繋がったものかと思っております。



アルバム『BEST BOUT』からの楽曲中心に演奏。
私は存じませんでしたが、『野狐禅』時代の楽曲も 1曲 セルフカバー。

相変わらずの「コインの 表/裏」みたいな くるりと翻る歌詞の絶妙さがツボです。



CD ゲットです。







会場を後にして、雨の中「とにかく楽しい」余韻とともに向かった先は・・・。

『やよい軒』。
(最早、" ネタ " の域ですか・・・。)


実は ライブ観覧前のファストフード店を出た後、会場までの途上に発見。
あぁ、ノーマークだった・・・。

ライブ前は時間的にゆっくり食事という余裕もなかったので その場での選択としては正しかったのですが、やはり心残りが拭えない。
そこで、

 ~ ファストフード分のカロリーは、ライブで消費してしまったのです。

という自分自身への言い訳を思い付いたので、だったら改めて正式な『夕食』を摂らねば・・・という運びに。





隣のテーブルに若い女性の 2人組。漏れ聞こえる会話から、どうやら就活中の学生らしい。
運ばれた料理に箸を付けて、

 「あぁ、おいしいね~~!」
 「ね~~!」

という、とっても素直な反応。
それを聞いた私は、

 「日本も まだまだ捨てたもんじゃないな・・・。」

という、どの立場での/どんな角度からの目線なのか全く不明な感慨に 独り浸っておりました。
今思い出しても何故か胸にぐっと来るものがあります。




常日頃『想像力』を働かせることを心掛けているつもりでおりましたが、今回 得られた教訓。


 ~ 出先で飲食店に入る場合、その数十メートル先に『やよい軒』がある可能性をイメージしてみることは重要。



(やっぱ、” ネタ " か・・・。)






■ FJスズキ ■