" SF " な街に行きました。 (中編) | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

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12/22(日)、関東方面にて ライブ観覧の 2件目。
宿へチェックイン後、東京 池ノ上へ。



当記事『前編』では、海老名と信濃町で 何とな~く「SF」な気分を味わったので、残りの行程も何らか「SF括り」で行けるかと踏んでそんなタイトルにしてはみたものの・・・。
池ノ上からは「SF」的要素を捻り出せなかった~。


な~んて思いながら、昨日の朝のニュースで

 『猪瀬 東京都知事、12/24 で辞職』

というのを見て閃いた!


12/22 に東京へ行っていたという時点で、

 ~ " 近未来 SF ” な街に行きました。

ということなのだな。
すなわち、

 「2日後(=近未来)には、首長(=S) 不在(=F) 」な街・・・

ってことで。

おお、ウマくまとまった!
さすが社会派ブロガー。


座布団カバー 1枚 ください。




(そのうち怒られる・・・。)







19:00 -

● 池ノ上 ボブテイル
 『anoäと島崎智子presents第二回「にょろにょろボヤッとやりたいねん!」』



Pf. 弾き語りシンガーソングライター 『anoä』さん と『島崎智子』さん の共同企画。
演奏あり/トークあり/占いあり といった趣向で、今回のゲストは G. 弾き語りシンガーソングライターの『英祐一』さん (from 北海道)。


昨年 7月、『妄想連鎖』の一環で たまたまライブを拝見した『島崎智子』さん。
そのライブ観覧に臨む前に 島崎さん HP をちょろっと覗いたところ、『ガリガリ研究室』なる Web TV 番組があって、その当時 最新だった「研究ファイル052」を拝見。
さすがにいきなり 52回目だけを見ても話の前後関係が掴めなかったのですが、印象としては、

 ・ ガハハハっ! と豪快に笑う『島崎智子』さん
 ・ ド派手なハート形の眼鏡を掛けた『anoä』さん

年齢不詳な『大阪の オバちゃん』ふたり。(笑)


そして実際に 島崎さん のライブを拝見したところ、随分印象が違った。
ちょっと遠い目をして 切なそうな表情で歌う姿にギャップ萌え? (笑)
実は、それはちょっとした理由があっての『おすましモード』だったのではないかと邪推しておりますが。

その後『ガリガリ研究室』を一気に拝見。
というか、一旦 見出すと止まらなくなるので「1日 5個まで」と制限を設けて、2週間くらい掛けて 当時の 52回分を制覇。
やっぱり『大阪の オバちゃん』ふたり。(笑)

因みにこの『ガリガリ研究室』、島崎さん ご本人はちょっと自虐的に「究極の雑談」と呼んだりもしてました。






池ノ上駅すぐそばの「ボブテイル」、名前はよ~く拝見しておりましたが今回初訪問でした。
考えてみたら、いつも 島崎智子さん のライブ情報で その名前を見てたんだと思います。



ここで 当ブログ恒例の「道に迷った話」を 一席。


スマホを導入してからは紙の電車路線図を持ち歩くことはなくなりましたが、それでも 初めて行くお店などに関しては「お店の HP 掲載の地図」と「Google Map」の両方をプリントアウトして持参しております。(細かくは申しませんが、それぞれに一長一短があるので。)

ボブテイル は、京王井の頭線 池ノ上駅の出口を出て 右手の踏切を渡ったらすぐ(ホントにすぐ)の左側の建物の地下一階。

事前に、駅から『徒歩 0分』とか『徒歩 15秒』といった情報は目にしておりましたが、それについては「話半分」で流していたのと、「そんなに近いんなら 分からないはずがない。」と高を括っていたのもありまして・・・。

結局、お店の入り口に気付かないまま通り過ぎて、「さすがにこれは行き過ぎだろう。」というところまで行って逆戻り。
既に焦っていて泥沼にはまりそうなパターンなので、踏切を渡り直して駅まで戻って 一旦リセット。
地図をじ~っくり見直して、再び踏切を渡ろうとしたところで遮断器が降りる。
上り各駅停車が行ったと思ったら、今度は下り快速の通過。
さらに追い打ちの 下り各停の停車~発車待ちで「プチ開かずの踏切」状態に。
約 5分間の足止め。

今度は踏切を渡って慎重に一件ずつ確認。というか、一件目なんですが。
ボブテイル 発見!



この間、トータルで約 10分間。
『徒歩 15秒』ベースで考えると、何と 40倍も掛かったってことか。
『徒歩 0分』ベースだと無限大倍・・・。






ようやく本題。




ライブに先立ち、出演 お三方によるトークコーナー。


当初、トークは 英祐一さん のリクエストで「恋愛」をテーマにということだったそうですが、島崎さん からの逆提案で「チームプレイの認識相違について」という話題に。
英祐一さん がソロと並行して『the武田組』というバンドで活動されていることから、それらの位置付けというか どういう距離感で活動をしているのかといったところに興味がおありのご模様。
島崎さん ご自身も、つい先日 ソロ名義ながら けっこう大所帯なバンド形態でワンマンライブをされたばかり。
結果的に、その距離感の話から「恋愛」とか「夫婦」の話につながって行く。
島崎さん がホワイトボードを使って簡単な図解をしながらトークを進めて行くのですが、その " ストンと腑に落ちる " 感じが『ガリガリ研究室』にも通ずるものがあった気がします。常にロジカルな思考で " 形の見える " 解答を求めている感じ。

私の座右の銘が、米ドラマ『俺がハマーだ!』の スレッジ・ハマー刑事 の名言、

 「理屈じゃないんだ・・・。」

なのとは対照的だな~。
どうでもいいけど。



お三方とも ちびりちびりとコーヒーを飲みながらトークを進めて行くのですが、これがイベントの最後の『トルココーヒー占い』のコーナーにつながるのでした。





ライブ。


◆ 『anoä』さん

正直、先述の『ガリガリ研究室』のイメージしか持ち合わせておりませんでした。
年齢不詳の『大阪のオバちゃん』・・・。
(そのうち怒られる。)

今年の夏ごろ、anoäさん と 島崎さん が大阪で対バンされた際。
島崎さん のツイッターを拝見していたところ、会場入りした anoäさん を正に『大阪のオバちゃん』呼ばわりしてるのを拝見して笑ってしまった。

その時 私はあくまで脳内でですが、島崎さん に対して

 「そういう じぶんも、大概『大阪のオバちゃん』やで~。」

と、似非大阪弁でツッコミを入れさせて頂きましたが・・・。


お店のアップライトピアノにて弾き語り。
anoäさん、意外にも「乙女」な感じの歌声と楽曲に こちらもギャップ萌え?
(萌え過ぎ。)

最新 CD は、Drs. の『ペロ魚谷』さん とのデュオ『アノアとペロ』名義の「まぐぱ」というアルバムなんですが、そのビジュアルがまた胡散臭くて(?)かっちょよいのだ。
まだ聴いてませんが、こっちはギャップなしでこのイメージ " ズバリ " だったらよいな~。(笑)






◆ 『英祐一』さん

先般 静岡ツアーもされていたのですが、ことごとくタイミングを逃しまして。
今回ここでお会いできたのも何かのご縁?

久々にギターが唸ってるのを体感いたしました。
まず、英祐一さん の演奏そのものの尋常でないパワーとキレが圧倒的。それに呼応してというか、むしろ悪ノリ便乗じゃないかとも思える(笑)通常 アコギでは聴いたこと無いくらいの PA からの重低音も、「これって 反則じゃ?」ってくらいにスゴいことになってました。
Vo. も。


私の特性として、曲がすぐに右から左に抜けてしまうとか、リアルタイムで歌詞が読解できないため断片的な単語や漠然としたイメージしか残らないというのがあるのですが。
(それ故、CD は「外部記憶装置」として重要アイテム。)

以前、美術館の話か何かで書きましたが、時折 どデカいキャンバスを単色で塗り潰した " だけ " に見える絵画作品に遭遇します。
その作品に何が表現されているのかは ほぼ理解はできませんが、ただ、作者がその広大な面積を 大量の絵の具と/膨大な時間と/多大な体力 を費やしてまで塗り潰したいという何らかの衝動に突き動かされていたということだけは感じ取れる。

それに似た感覚で。
私は決して理解はできていないとは思うのですが、英祐一さん が汗だくになって息を切らして あのものすごいパワーとキレで弾いて歌っていること自体が すでに何らか強烈な衝動に裏打ちされた " 表現 " なんだと。

ジョン・レノン の語録に、

 ~ ボブ・ディラン が何を歌ってるのかは関係ない。

みたいなのがあって、当然私は理解もしてないし どんな文脈で語られたのかも知りませんが、これって もしかしたら「そういうこと」なのかな~、と。
(違うか。)


その話、更に一歩退くと・・・。
先日の Ark のイベントを観ながらぼんやりと思っていた、

 ~ " 何らかの意志を持ってステージに立って歌ってる " ってこと自体がすでに " 表現 " なんじゃなかろうか。

という感覚に通じるのかも。
(違うか。)




◆ 『島崎智子』さん

私が思うところの「おすましモード」ではない場合、絶叫系(?)の楽曲も 多々お持ちで。

その答えの出し方というのは、「自分と真っ正面から向き合う」というのが基本になってる気がします。
私の場合は(・・・は、もう どうでもよいのですが)、恐くてできませぬ。そんなこと。

様々な葛藤やら苦悩やらが音楽表現に昇華されているのだと思いますが、考えてみると「そうまでして 何故 " 音楽 " なのか?」という素朴な疑問も浮かんでまいります。
まあ、それは 島崎さん に限った話ではないとも言えますが、ここは恐らく『ガリガリ研究室』で語られている 音楽活動を含めた 決して平坦ではない半生を知るにつけ、ということなんだろうと思います。

ちょっと前に 島崎さん ご自身のライブの O.A. として『夢宮智子』という名義で G. 弾き語りをされてました。
今回、そのライブ CD をゲットいたしましたが、実は これまで所属していたレーベルを離れての完全独立第一弾 CD だそうです。
こちらもまだ聴いてませんが、何だかエポックメイキングなニオイが・・・。

因みに、新しい自主レーベル名は『みらくるレコード』とのこと。








そして最後に『トルココーヒー占い』のコーナー。


ものすご~く簡単に言うと、

 ~ 飲み終わったコーヒーカップの底に残った粉で占う。

というもの。
以前から 島崎さん のツイッターなどでそういう占いがあることは存じておりました。
『山影英明』さん という方がそのトルココーヒー占いをするのですが、事前にイメージしてたものとは大分違った。(特に 萌えはしませんが・・・。(笑))

「カップの底の粉で占う」と聞いて、単純にその形象から占うものかと思ってました。
お天気占いで ゲタが「表なら晴れ/裏なら雨」という感じで、例えば、粉の形が「直線的なら吉/波打ってたら凶」みたいな。
形象と一対一対応のメソッドと その組み合わせで結果を導く・・・、的な。

でも・・・。
もちろん、「粉」で占うという以上、その形象を読むということには違いないとは思うのですが。
山影さん が実際に占うところを拝見すると、その語り口とか、あるいは 周囲の環境や姿勢などにも影響されるらしきところなどから、単に「読む」というよりも むしろ「感じ取る」というイメージ。
表現として正しいかどうか分かりませんが、多分に いわゆる「スピリチュアル」な要素を含むものではないかと。

・・・と思って検索してみたら。
山影英明さん、『ミディアム(霊媒)』などとしても活動されている方でした。
ナルホド。





ということで、いろんな意味で濃厚なライブ観覧。
行ってよかった~。
(長文な割りに 雑なまとめ。でもホントです。)






(『後編』につづく。(予定))





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