近頃、電車の駅構内でよく見掛けるポスター。
↑ この写真はトイレに貼ってある縮刷版ですが、ホームの壁には A1 くらいの大判のものが貼ってあったりします。
私の おぼろげな記憶だと、昨年後半くらいに駅ホームでの人身事故が相次いで、それを受けての事故防止啓発キャンペーンではないかと思うのですが・・・。
静岡駅のトイレで聞いた ある親子の会話・・・。
このポスターを見た 小学2年生くらいの男の子が
「 " 内側 " って、灰色のほう?」
と尋ねると、
「ちがう、ちがう!」
と 慌てて打ち消す父親。
通常の流れだと、ここで
~ 確かに、" 内側 " と " 外側 " ってのはあくまで相対的なものだから・・・
みたいな屁理屈を展開することになるのですが。
今回は、そんな屁理屈を擁するまでもなく、この男の子の言う " 内側 " が「直感的に正しい」気がしました。
思えば私自身、このポスターを見ながら
「これが黄色い線で、こっち側に線路があって・・・。
ってことは、こっち側が " 内側 " ね。」
と、頭で理解しようとしてたことに気付かされた。
『裸の王さま』的展開。
そういう意味ではこのポスター、失敗してる気がします。
例えば、せめて「歩く」感じを出すために足跡マークを付けるとかすればいいじゃん。
と思ってよくよく見たら、文字の下に ちゃんと足跡マークあったのね。
完全に埋もれてるけど。
ならば、こんな感じなら分かり易い?
意外に難しい。
本件と直接の関連はないとは思いますが。
この『黄色い線』って、要は「点字ブロック」なわけで。
けっこう幅広なため、『線』と呼ぶにはちょっとムリがあるんじゃないかと。
常々ホームのアナウンスで「黄色い線の内側を・・・」と聞いて イマイチ ピンと来ないな~と思っていたというのも正直なところ。
かといって『黄色い帯』ってのもアレだし。
いっそのこと「黄色い点字ブロックの内側を・・・」て言っちゃってもいいんじゃないのか。
いずれにしても『 " 内側 " 問題』は未解決ですが・・・。
さらに、本件とは全く無関係な話。
ある「相対的な問題」について、やっぱり屁理屈をこねておきたい。
~ 前向き駐車でお願いします。
と言われても・・・。
そもそも、誰が/何に対して/どっちを向いた場合を『前向き』と定義しているのか、よくわからんじゃないか。
そんな風に ツっこみたい気持ちをグッとこらえて、むしろ
「後ろ向きな性格の何が悪い!
たかが車の停め方ひとつでオレの生き様まで問われるのは心外だ!!」
と、心の中で叫ぶことにしております。
(ウソです。)
■ FJスズキ ■