最近めっきり機会が減りましたが、久しぶりに車で名古屋へ。
東名高速を使いましたが、そういえば、新東名が接続したおかげで三ヶ日に新たなジャンクションが出来てしまったではないか。
まあ、三ヶ日ジャンクションについては特に難しい要素はないので問題はないんですが、ジャンクションは苦手です。
だいぶ前、ある高速ジャンクションの又のところで立ち往生してしまっている車を 2度ほど見かけたことがありますが、気持ちはよ~く分かります。
道が空いてさえいれば 最悪 4車線横断してでも軌道修正できますが、ちょっと混んで車線変更が容易でなくなった瞬間に
「いったい この先、どっちの車線に振られるのか?」
と、戦々恐々でございます。
向かった先は、金城埠頭。
●ポートメッセなごや 『クリエーターズマーケット Vol.26』
通称『クリマ』。
6/30(土)・7/1(日) 2日間開催の初日に行ってきました。
アートやクラフト関連の 展示/販売 や、パフォーマンスの上演などの出展者が会するイベントで、「オリジナル性の高いもの」というところに主眼を置いているらしい。
概ね 6月と 12月の年2回の開催が基本だと思います。
私は確か 7年くらい前からほぼ年1回くらいのペースで観に行ってますが、会場に着いてビックリ。
11:00 の開場時間に合わせて行ったら、入場待ちの長~~~蛇の列。
1年前は会場ロビーに収まる程度の入場列だったはずなのに・・・。
今回は表のエントランスからもはみ出して うねうねと幾重にも折り重なった 200名くらい。(かなりアバウトですが。)
ふと気付くと あっという間に私の後ろにも同じくらいの人数が溜まっていた。
この盛り上がりはいったい・・・。
謎です。
30分遅れくらいで ようやく入場。
入り口で大判の会場レイアウト図が配られてました。
ブースの構成を見ると、かなり ぎっちり詰め込んだ印象。
イベントステージ/飲食スペースは、従来から建物外だったフードコートと統合。
かつてあった造形系の大振りな区分けのブースも、細かく割り振られている感じ。
出展希望者増加に対応した結果と思われます。
やっぱり、人気上昇中ということか?
このレイアウト図、大まかなジャンル分けの情報とブース番号しか記されていませんが、実は
「気になるブースは忘れないようにメモしよう!」
という覚え書きのためのレイアウト図なのでした。
確かに。
~ 「とりあえず場内を一巡して、また後で来よう。」と思ったのに、二度と辿り着けなかった・・・。
という経験は過去何度もしてますので。
せっかく主催者側がこんなに痒いところに手の届く配慮をしてくれているのに、結局 今回もやっちまいましたけど。
あるアクセサリー系のブースがどうしても見付からなかった。
角地の分かりやすいところだから絶対に見付かるはず、と 自分を信じたのが間違い。
私的に今回の目玉は、『ニシムラマホ』さん。
名古屋在住のイラストレーターで、ライブ・ドローイングや 音楽/ダンスなどとのコラボといったパフォーマンスにも精力的に取り組まれている方。
2009年のクリマで『リクエスト・ドローイング』で出展されているところに初めておジャマしたのですが、その直後のストフェス(静岡)に招待作家として参加。
実は FLOATING JAM もそのストフェスに出演ということで、奇遇ですね~という流れに。
(ニシムラマホさん は昨年のストフェスにも一般参加枠で出展されてます。)
これまで、出版物形態などの作品は購入させていただいていた経緯はあったのですが、
~ いつかは原画。
という想いがありまして。
で、ついに今回念願叶って「原画」購入です!
新作のモノクロのドローイング作品。
いきなり大物は難しいだろうな~とも思っていたので、大きさ的にも価格的にも初心者の私には手頃なところなんじゃないかと。
もともと、『箱庭』というシリーズで ニシムラマホさん に興味を持ったのですが、緻密で繊細なドローイングということを踏まえた上で作品を全体像で捉えていたつもりでした。
今回入手の作品も、一見して作品の全体像にビビッと来たのですが・・・。
改めてじっくりと拝見すると、線 一本一本に表情というかキャラクター性があることに今更ながら気付かされました。
(遅い・・・。 結局、「分ってなかった」ってことなのね。(苦))
実際、具体的なキャラクターとして表現されていると見受けられる部分も多々あるのですが、線 一本/四角 一個/丸 一個、さらには 点 一個 にもそれぞれ表情があって、細かく見れば見るほどに引き込まれます。
一方で 全体像としての作品の表情というものが、それらの要素 ひとつひとつの積み重ねによって生まれているというところに妙に納得。
有り体ではありますが、見てて飽きない。
私の拙い表現では一切伝わらないと思いますし、そもそも共感を求めるべきものとも思ってはおりませんけど。
さらには、ご本人の意図するところとは必ずしも一致はしていないだろうな~とも思っております。
ゆえに、念のため 今回は いつも以上に明確に
『個人的な感想です。』
と明記しておこうっと。
そして、その他の獲物。
◆『標本クリスタル』:アマガエル

以前購入した小魚の透明骨格標本とは別のサプライヤーでしたが、徐々にコレクションを増やして行きたいところもあり。
上の写真は雑ですが、透過光で見ると これまた飽きません。
今回もグリセリン(?)漬けの小ビン入りのものを購入しましたが、こちらのサプライヤーの得意技は透明樹脂への封入のようです。
確かに、その方が長い目で見ると物理的に安定してるし、扱いやすいかも。
会場には、さらに別のサプライヤーが透明標本で出展してました。
標本作製の技法自体は昔からあるものらしいので、特にどこが元祖とか本家とかというわけではないと思いますが、やっぱり今回のどちらでもない " あちら " が先なのかな~。
◆『Ki:Ki工房』:陶器のオブジェ
陶器の食器や小物のブースでしたが、ずらっと並んだ何とも味わい深いオブジェが気になる 気になる。
ご主人の『山下宏樹』さん の作品とのこと。
「全部欲しい!」というところをグッとこらえて(そもそもムリだし)、1点購入。今後も少しずつコレクションさせていただきたい。
◆『蛙庵+まあちゃんらんど』:切り絵
小ビンに入った切り絵作品が またまた気になる 気になる。
虫系の作品がいろいろあったのですが、ちょっと悩んで「カタツムリ」を選択。
◆『訓子』:しおり
カラフルに加工した写真を、透明フィルムにプリントしたポストカードなどを販売。
以前、そのポストカードのシリーズを購入してましたが、今回は実用品として しおり 3枚を。
こちらも透過光で見ると美しいのです。
以上の作品群、比較的分かりやすい共通する要素があって、私の趣味が バレバレな感もありますが・・・。
普段は女性向けのファッション系ブース(アクセサリーや布小物など)は軽~く流す傾向なのですが、意外に見てみるとおもしろいので次回はもうちょっとマジメに見てみようかな~、と。
具体的に何がどうというわけでもないのですが。
《余談》
フードコートで『喜多方ラーメンバーガー』なるものを食す。
(TVとかでは話題になってるらしい。)
鉄板でラーメンの麺を丸く平たく固めて焼いているのを見て「ああ、あれを挟むのね。」と思ったのですが、違った。
紙に包んだ商品を渡される時に、「熱いので、持つの 気を付けてくださいね。」と言われて、「気をつけるのは " 持つ " じゃなくて " 食べる " なんじゃ?」と疑問だったのですが、確かに持ったら熱い!
その焼いたラーメンの麺でチャーシューとメンマが挟んでありました。
う~ん。
まあ、話しのネタとしては " アリ " だと思いますが、積極的に「ウマい!」とかいう類いのものではないかな~。
《蛇足》
場内はものすご~く混んでいるので仕方ないとも思うのですが・・・。
お客のみなさん、夢中なのは分かりますが、「360度」とは申しません。
せめて「前方90度」の人の動きにもう少~しだけ配慮いただけたらな~、と。
狭い通路で このまま進んだら間違いなく正面衝突 といった状況で、そのまま何の躊躇もなく突進して来る人々の なんと多いことか!
相手の存在を意識している " ふり " だけでもして欲しい。
疲れた~。
ということで『クリマ』、次回はいつ行けるのか分かりませんが、次回はちょっと早目に家を出ることにします。
あと、気になったブースは必ずメモる。(笑)
恐らく似た系列のイベントとして、東京の『デザインフェスタ』も気にはなっているのですが、タイミングが合わないのだな~、なぜか。
《さらに蛇足》
静岡インターの出口、ETC車優先は甘んじて受け入れますが、「上り」側の出口にもせめて ETC/一般車 兼用のゲートを設けていただきたい。
「下り」側の車と完全に交錯して一般車専用ゲートに切り込む動線は危険極まりなし。
あそこって、事故起こってないのかな~。
■ FJスズキ ■