妄想連鎖で スズキ、カンゲキ! | FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

FLOATING JAM の 『続・浮いたり、沈んだり。』

  不定期更新
  FLOATING JAM & FJスズキ の 『日常と非日常』


6/23(土)は、脳内妄想連鎖の末、東京にて久々の観劇。


その他にもちょっと予定を詰め込みましたが、これもまた妄想連鎖の輪の中というのが 勝手におもしろいのですが。
「妄想連鎖」については なんとなく説明を思い付いたので、いずれ別記事で ということで。




朝 6:45 静岡発の高速バスにて、まずは横浜へ。
ほぼ予定通りの 9:55 ごろに みなとみらい着。

そのまま ハイソな お街の美術館へ。




 ●横浜美術館 『マックス・エルンスト ~フィギュア×スケープ 時代を超える像景~』


例のごとく、雰囲気だけ味わいに。
・・・のつもりが、意外に「旬」なのでした。私の中で。
(いずれにしても難しいことは分かりませんが。(苦))

あとは こちらも恒例、常設展の「ポール・デルヴォー」の『階段』の前でクラクラする。

結果的に 11:00 ごろ退出。
分かっちゃいるけど止められない、図録購入。
またまた行程の初っ端で重~い荷物を抱え込んで、後々 足腰に響くことに。






次は、電車で東京行きの途中、ちょっと町田に寄り道。
あっ、町田も東京でした。

過去、町田の人が「町田は東京です!」と自虐的に(?)ネタにしているのを何度か聞いたことがありますが。
「まあ、神奈川県境に接してるからね・・・。」という認識はあったのですが、今回改めて地図を眺めてみて納得。
町田って、東京の下側のあの " ささくれ " みたいな出っ張りのところだったのね。
完全に神奈川に喰い込んでるし。


それはさておき。
 (そのうち怒られる。というか、消される・・・。)



以前から ちょくちょく情報だけはチェックさせていただいていた『町田ミュージックパーク』観覧。

 ●町田ターミナルプラザ市民広場 『町田ミュージックパーク』


会場は勝手に " 駅ビル " だと思い込んでいたのですが、意外に歩いた。(笑)
置き石(!)で電車がちょっと遅れたのもあって、到着は 12:20 ごろ。
吹き抜けの、音がよ~く響く広場にて。




まずは。
『Nostalgic-Scopes』さん 終盤 2曲のみ拝見。
女性 Vo. & 男性 G. & バックトラック で オリジナルJ-POP を奏でるデュオ。
実は 2年前、ドリプラシーサイドライブに出演されているのを拝見しておりました。
7/14(土)にはまたドリプラに出演されるとのことです。とりあず私の 暫定スケジュールに組み込ませていただきました。



(そういえば、今年はドリプラの一般公募枠ってのは いったい・・・。)


そして。
『相模の風THEめをと』さん。
マックで " 還元 " している間にオープニングを見逃してしまいました。
ちっちゃなお子さんたちにも大人気。(笑)
普段何も考えてない私は、このおふたりを拝見することで 辛うじて「忘れない」ことをキープできている状況。
能天気で申し訳ありませんが、今回も元気頂きました!


今回のこのタイミングも たまたまの偶然の産物ではありますが、そこも含めて妄想連鎖の一環と解釈させていただきます。
そういう意味で ちょっと惜しかったのは、当日 後半の部に出演された " あの " 男女デュオにお会いできなかったところでしょうか。(笑)

時間の都合もあって今回の " 還元 " は「マックシェイク 100円」だけでしたので、いずれまた改めてということで。




本題の東京へ向かう。
あっ、町田も東京でしたね。
 (ホントに消される・・・。)


 ●芝居砦・満天星 『Project Nyx 第9回公演「かもめ 或いは寺山修司の少女論 四つの変奏曲」』 - 月 -




シツレーながら、よく分かってないのに ほいほい出掛けてしまう。
今年 1月に続き、2度目の『Project Nyx』 観劇。
固定した「劇団」というよりは、様々なパフォーマンスを融合させた「企画集団」、という解釈でよいのかどうか。

『寺山修司』の「かもめ」という作品の朗読を軸として、演劇/ダンス/演奏/歌/人形芝居 などをミックスした舞台。
「かもめ ~」は Project Nyx 旗揚げ公演演目の再演とのことですが、今回は「花」/「鳥」/「風」/「月」の 4バージョンを、それぞれ別のキャスト&演出にて公演。

6/23(土)は、昼:月 と 夜:風 の 2公演だったので、せっかく静岡から出向くのだから ということで両方拝見いたしました。

会場は、東中野駅から歩いて 10分強のマンションの地下二階。
上は、ホントにフツーのマンションですが、地下に降りると まさかの劇場空間。
キャパは、桟敷席も入れて ざっと 150名くらいでしょうか。
施設の全貌はよくわかってませんが、カフェスペースがあったり、舞台も不思議なくらいに奥行きが深かったり。
もしかしたら 上の住人の方々も、自分の足下に まさかこんな非日常空間が展開されているとは夢にも思ってないんじゃないか、と思わせるギャップ。

で、内容について語れるほど 諸々の前後関係も分かってないのでアレですが・・・。
一応「覚え書き」ということで「月」組のキャスティングを。

  小林由尚/今井和美
  SaLi/野口和美(青蛾館)/中山ラビ
  ギター演奏:千田浩人/人形遣い:染野弘孝(ルナティコ)

若干 客いじり&コメディータッチな要素を絡めつつも、切ないストーリー。
最終的に、救いが あるような ないような。

実は、会場到着が開演 15:00 ぎりぎりで 残っていた桟敷席に入りましたが、あぐらと体育座りの中間のような姿勢で 1時間15分 は正直キツかった~。
確実に身体が硬くなってる。(苦)




当初、夜公演までの間 西新宿のあるお店で昼(夕?)食という段取りを考えておりましたが・・・。

金曜の夜中に ちょっとのぞいていた あるツイッターからの連鎖で、急遽 ギャラリー訪問に転向。


 ●GALLERY 工(こう) 『夏の風物二人展~vol.9~』


またまた 前後関係がよくわかってないまま 行ってしまう。

イラストレーター『イソノヨウコ』さん のTシャツと、『当間頼子』さん のガラス工芸品の二人展。
リンク先の告知ページで ちょろっと拝見した イソノさん の「宇宙系(?)」Tシャツにビビッと来まして。
イソノさん の 手刷りシルクスクリーン Tシャツ とのことで、恐らく、毎年テーマに沿って作品を発表されているものと思われます。

実は、現在 スズキ内部では うっすらとした「宇宙ブーム」中。
しかも、この イソノヨウコさん が 三味線の『柳家小春』さん だと知って「へ~~~。」というのもあり。
さらに、会場の最寄り駅が 新高円寺。
ということは・・・、東中野からなら ほとんどお隣じゃございませんか。
ならば ということで、いい加減くどいですが これもまた妄想連鎖の一環に組み入れさせていただくことに。

おっされ~な空間に いつも通り おどおどしながらも、Tシャツ作品を拝見。
『金星』を発注させていただきました。

イソノさん ご本人は なんとも柔らか~い印象の方でしたが、三味線ライブの企画もバリバリとこなされているようで。
こんなテキトーな認識で シツレーしました、って感じですが・・・。




新高円寺駅付近で 軽く昼(夕?)食を済ませて、再び観劇。


 ●芝居砦・満天星 『Project Nyx 第9回公演「かもめ 或いは寺山修司の少女論 四つの変奏曲」』 - 風 -


19:00 開演なので 今度は余裕を持って行こうと思ったのですが、10分前の到着。
先に到着しているお客さんは、一旦 カフェ兼待機ペースで入場待ちをしているのですが、既に 40番台が呼び出されている。
私は先行予約で「6番」という よい番号をいただいていたのですが、結局活かせなかったわけね。

昼公演は桟敷席がちょっとキツかったので、今回は辛うじて空いてた椅子(階段)席へ。
でもやっぱり スペースはかなり詰め込まれてるので、こっちはこっちのキツさはありましたけど。まあ、そこも含めてアンダーグラウンドな気分を味わうということで。(笑)

「風」組のキャスティング。

  広島光/傳田圭奈
  SaLi/ゆか(黒色すみれ)/さち(黒色すみれ)
  人形遣い:染野弘孝(ルナティコ)

こちらは全編シリアスな展開。
まったく低レベルな話で恐縮ですが、改めて 役者さんって すごいな~と。
「あの長ゼリフを間違えずに言ってる!」みたいな。
しかもそこに " 表現 " が乗っかるわけだし。

『黒色すみれ』のおふたりが また何とも妖艶かつ華やかな空気を醸し出していらっしゃいまして。
1月の公演時には「30数名いる出演者の中の 2人」という認識で全く予備知識がなかったので、芝居全体としては素の状態で観られたというのがあったのですが。
その後 けっこうな勢いで 黒色すみれ さんの CD を聴いたりライブを拝見したりという状況から、すでに " 素 " では観られないというのが ある意味難点かも。
例えるなら、

 ~ アルバムを通しで聴くと、ついつい「シングルヒット曲」が際立って聴こえてしまう。

みたいな。

「月」/「風」ともに人形遣いのパフォーマンスが 生身の役者陣と同様に重要なポジションを担っていました。
『宇野亜喜良』氏 作の 40cm ほどの小振りな人形ですが、まずその人形そのものに存在感があり。
さらに、その動きが 有り体に言えば「生きているみたい」で。
さらにさらに ちょっと下世話なことを付け加えると、一見 華奢な少女人形ですが、舞台用プロップとして かなりハードな扱いにも耐え得る強度で作られていることが目からウロコだったり。


今のところピンポイントで『Project Nyx』が気になりますが、まだまだ「演劇」一般に関心が広がったという状況ではありません。
ただ、今回も どっさりいただいたフライヤーの中には、ちょっと気になるものも・・・。


そういえば、静岡県って演劇の なんやらかんやらに注力しているんでしたっけ?

 「『灯台下暗し』と『大正デモクラシー』は似てるね!」

というのは シティボーイズ のネタですが、ちょっと足下にも意識を向けてみないといかんな~、と。
(いろんな意味で、ですが・・・。)




復路も高速バス利用で、深夜 無事に静岡帰着。


今回は あえて 1記事にまとめてみましたが、これを読んでいただいた危篤な方々、おつかれさまでした~。



■ FJスズキ ■