天候 | 「釣草子」

天候

数日前の雷と土砂降り。

日中と言うのに真っ暗で近くを走っている私鉄も落雷で一時不通。

地震も台風も被害が起きると自然の怖さを改めて知る。


磯釣りを知らない人に磯釣りの話しをすると半分くらいの人から

「そんな危険な所でなんで釣りをするの?」と聞かれる。

「そこに磯があるから」(寒)

どこかで似た様な事を聞いたことがあるか・・・


しかし、船から磯に渡る緊張感が堪らない。

どんな磯でも気を抜いたりすると怪我をする。

怖いのは馴れ。



少々話しが逸れてしまったて申し訳ない。


以前、神津島に釣行した時の話し。


時期は夏。

沖磯での渡船で神津島は少々他と違い、船の舳先を磯に押し付けない。

よって波のタイミングに合わせて磯に飛び移るので馴れないと少々怖い。

当時、まだ2度目の神津釣行とあってまだ馴れておらずやっとの思いで

磯に降りて釣りをしていると昼前から空模様が怪しくなってきた。

空一面が真っ黒な雲に覆われて来た。

そのうちに遠くで雷鳴が聞えてきた。

「ピカッ」と光ってから音が聞えるまでの間隔が短くなってきた。

海を見ると海面に雷が落ちている。

道糸が静電気で海面に落ちずに水平に伸び、空中を漂っている。

通電性の良いカーボン性の釣竿は手にピリピリと静電気を伝えている。

大粒の雨が落ちてきたと思ったらあっと言う間に土砂降り。

雷も近くなってきた。

その磯で一番高いのは自分だった。

頭の中を過ぎったのは落雷事故だ。

竿を急いで仕舞い、岩の窪みで釣友と縮こまっていた。

すると直ぐ近くの海面に落ちた。

多分、1キロと離れていない。


「これは本当にヤバイ」と思った。

すると運良く船が迎えに来た。

とりあえず荷物は磯に置いたまま身一つで船に乗り、急いで港に避難した。

2時間ほどして雨が止み、空も明るくなった。雷も遠退いた。

磯に荷物を取りに戻り、そのまま下田港に帰った。


あれ以来、雷で怖い思いをしていないが今の時期は、大気の状態が不安定に

なり易く、突然の雷雨に遭う。


もし、釣り場で雷雨にあったら釣竿はしまってやり過ごすのが得策だろう。