こどもの頃に何度も読んでた本は?
こどもの頃、何度も繰り返して読んだのは、「サザエさん」の単行本シリーズくらいだ。
あとは、こどもの一般教養として読むべきこども用の本を、読んでいただけだ。
小学校の高学年になると、大人用の本も結構読めるようになり、
「頭の体操」や「心理トリック」のような本を面白く読んだ。
人の心の仕組みに興味があったのだ。
いわゆる文学作品はあまり読まなかった。
ある日遠足の日に、憧れの若く美しい家庭科の先生に
「よく読書するの?」 と聞かれ、答えに困っていると、
「考え深そうに見える」 と言われて、大変恐縮した。
中学から高校へかけては、勉強や部活の合間にSF小説など読むと心が潤った。
日本の古典文学は受験対策の一環として読んだ。
特に好きなのは、「更級日記」 「竹取物語」 「枕草子」
日本の古典文学における女性の才能の開花は、日本が世界に誇れる文化であると思う。
中国の哲学にも興味があり、家にあった老子や荘子の本を読んで、思索を深めた。
日本文化論は、高校の倫理・社会の課題として、「ユダヤ人と日本人」と「甘えの構造」を学んだ。
海外に来てからは、日本語の本の入手が難しく、
もっぱら英語の小説・エッセイや社会心理学の本が、気分転換になった。
こどもむけの本としては、ハリーポッターシリーズ全巻を読破した。
こどものころから今に至るまで、私が繰り返して読んだのは、星新一の日本語の作品である。
中でも、ショートショートは、暗記するほど何度も何度も繰り返し読んだ。
ストーリーを知っていても読むたびに面白いのは、
クラシック音楽や、古典落語の楽しさに通じるところがある。
星新一の美しい無駄のない日本語に大いに影響を受けた私は、
ずっと、そのような文章を書くことを目指している。
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