こんにちは、MP935Tです。
本日はゲームミュージックな話題。
 
2022年5月3日、本八幡のライブハウス Route FourteenにてチョロQゲームシリーズにて楽曲を手掛けた田辺文雄氏(BUN)主催による「2022 睡蓮ライブ」が催されました!
 
このライブは元々2021年に開催を予定していたものの、感染規模に浮き沈みのあるコロナ禍を考慮して''延期''となっており、やや落ち着きを見せつつある今年に決行されました。
ルート14に張り出された当日のインフォメーション
 
150用意された予約枠は解禁と共に殆どがソールドアウト!
開場17時にも関わらず、午前中から列を成す筋金入りのファン達!
会場4階から路上まで続く長蛇の列!
開場すればハコは満員電車状態で立ち見も満載!
サインを貰うべくボンネットを持ち込むファン登場
 
と、始まってないのに完全お祭り状態。。。笑
 
それはプレイステーション用チョロQゲームソフト第1作が世に出てから20年以上経過した今なお、愛されているゲームミュージックであること、この夜それをこの目に焼き付けようと猛者が全国から集って居ることを物語っていました。
 
退屈と不安した待機時間も一夜限りのチョロQゲームファンの聖地
普段SNSで見るコレクター達が前後左右にいるとあれば、必然的と弾むチョロQトーク!
合間時間に退屈することは一切ありませんでした。(ありがとうございました)
少しずれこんだ開演までの1時間以上、色々な思いを秘めて、その瞬間を今かと待ちました。。。。
 
=============================
 
突如!暗転する会場!
四方八方の機材から強く響き渡るシロフォン-ピアノ-スラップベースで折り重なるイントロはチョロQ HG2のピーチFM、ミュージックでQの曲!(もちろんこれもBUNさんのペンによる曲)
 
ややスローでずっしり感もあるこの''入場曲''に飲まれている時間、それは脳裏に刷り込まれたチョロQ楽曲達が今まさに蘇るカウントダウンのような重みさえ感じました。
演奏中のBUNさん
 
そして拍手に包まれ、ステージに上がるBUNさんとSoukoさん
会場の空気を察し、挨拶もそこそこに「今夜長いぞ」と僕らに放ち、「行くぞー!」と共にここから始まったと言わんばかり、チョロQ1 「初級サーキット」が始まった。
 
続くは「ビッグドーム」「アップダウン峠」

ゲーム内で攻略に苦戦したプレイヤーも多いはずのこの2コース

当然その分聞きこまれた楽曲の連続に涙したファンもいました(私も)

 
ライブはこれまでたくさん行ってきたが、コロナ禍ぶりすぎて「どうにかなってしまうのではないか」という轟音、全身に生のチョロQサウンドが降り注いできました。
このバックオケもチョロQの耳コピ重鎮、Alkione氏によるもの
 

忘れてはならないのは、BUNさんは全身に痛みを伴う「線維筋痛症」と戦いながら今日を迎えました。

 
そして、20年以上前の自分が手掛けた楽曲と共に今目の前で命がけの演奏をしている。
故に、演奏前は譜面台に置かれた楽譜?(客席からは見ない)に目を通し、演奏中のギターの手つきは時に丁寧かつ目で運指をしっかりと確認しながら演奏していた姿には鳥肌。
 
しかし、時にはステージの下手や上手に動き、アンプに足かけるアツいパフォーマンスしたかと思えば、観客席にジッと目線を送り、BUNさんもまたその景色を焼き付けていたように私には見えました。
 
演奏だけでなく、Soukoさんと共に、HG2のラジオBGM内の番組「夕焼けごっこ」を復活再現し、トークでも大いに盛り上がったライブでした。
 
休憩時間やサイン待ち時間にはまたまた弾むチョロQトーク
こちらはTwitterのフォロワーが持ち込んだ「チョロQ ワンダフォー!」のオリジナルサウンドトラックのライナーノーツ(上) 
現在の希少価値は計り知れません。
 
私が持ち込んだのは同タイトルの応募企画にて1999セットしかこの世にないチョロQ2台セットの外箱(下)
ゲーム発売の1999年から時を超えたこの嬉しいツーショットも今この瞬間だからこそ。
 
そんな調子であっという間にライブは進んでしまい、「爪痕」と「Blue Sky」
これらはBUNさんがバンドリーダーも務める「Pink Sardine」の楽曲でありながらチョロQ HG2のラジオBGMで流れる。これも聞ける日が来るとは。
 
終演後は座談会とサイン会。
寧ろこれからだ!と言わんばかりの会場の雰囲気でした(しかし既に23時だったりする)
 
 
私は今回DTM Magagine 1999年 10月号とチョロQワンダフォー!にサイン頂きました!本当にありがとうございます!!
 
前者は田辺氏のインタビューが掲載されており、数年に渡ってネットで探していましたが、まさかサインしてもらえるとは思ってもいませんでした。
 
後者は新品未開封コンディション
これもたまたまネットに出ていて手にしたもので、外装フィルムから取り出して、シュリンクの上にサイン頂きました。
 
今回のライブは物販コーナーも充実
バンド「Pink Sardine」のアルバムに加え、チョロQ HG3のデモ音源集も会場限りの販売。
加えて同人製作のイラスト集「チョロQHGS」シリーズとアレンジコンピレーションCD「Q-covers」も販売されていました。
 

会場発表で今後、新刊・新譜の製作決定とのことで期待大の2勢力です!

 
今回は泣く泣く絞ってアルバム3つ購入させていただきました。
次があれば。。。。また買いたい限りです
 
既に消灯したRoute Fourteen
私達がサインをもらって退場したのは午前2時過ぎ、こんな時間までスタッフもお疲れ様です。
このあと帰宅して午前4時でした(笑)
 
根強いファンからはこれまでもゲーム委嘱・続編製作・サウンドトラック再販など要望がSNSなどにあがっています。
しかし残念なことに、20年前とはレースゲームや玩具に対する世の中もまた移り変わり、クルマメーカー、ゲーム製作会社、タカラトミー、作曲者といった複数の権利関係が絡むせいか、未だ実現は検討も尽きません
 
今後チョロQ業界に明るい未来があることを強く願って帰路につきました。
 
==2022睡蓮ライブ Set List==
1st set
初級サーキット
ビッグドーム
アップダウン峠
 
2nd set
上級サーキット
スタジアム
エコーフォレスト
高原ロード ショート・ロング
ラジオ番組 夕焼けごっこ
 
3rd set
クネクネ峠
爪痕
Blue Sky
 
Encore
コスモスピード
 
座談会披露
アップダウン峠 (Acoustic version)
 
今後の情報などはこちらをぜひチェック