2013年の年も明け、立ち上げに関わってきた会社の法人化も無事終わったので、
ひとまず横浜に戻ることになった。

横浜に戻ったもう一つの理由はアクアパッツァ専門店の開店準備をすることだ。
ひたちなか市でインスパイアされたこの企画がどうしても自分の頭の中から離れず、
なんとかしてカタチにしたいと思っていた。

とは言っても飲食店をやったこともなく、資金もなく、
人(自分も含めて社員2人の会社なので)もいないという
ないないづくしの状況からのスタートアップだった。

自分は過去に能力開発のセミナーや書籍などにかなりの投資をしてきて、
自分でもセミナーや泊りがけの研修の講師をやってきたので、
自分がイメージしたものは現実(カタチ)になるということを確信している。

そこで思いついたのが、
自分のイメージをインターネットの中に創ってしまったらどうかというアイデアだった。

つまり、アクアパッツァ専門店をネットの中でオープンさせるのだ。
これなら資本も必要ないし、すぐにスタートすることができる。

思い立ったらすぐ行動!
ということで、早速アクアパッツァ専門店のFBページを創ってみた。

ここから、自分でも想像していなかった新しい展開が始まった。
それはまさに雪の玉が斜面を転がり落ちてどんどん大きくなっていくかのごとくだった。

I'm a little Hapiness






スロベニアのワインに出会ったのはかれこれ10年位前になるだろうか。
友人からワイン会の招待が届き、
元来がお酒好き、特にワインは大好きなので喜んで参加した。

その会で出されていたのがスロベニアのワインで、
ペニーナ(スパークリング)から白、赤と飲み進めていき、
今まで軽軽したことのないテイストに感動した。

聞くと酸化防止剤を使っていないとのこと。
酸化防止剤が入っているものとそうでないものとは
これほどの違いがあるのかと驚いた記憶がある。

特にペニーナは大のお気に入りとなり、
箱で購入してホームパーティーをよく開いた。

その後も数ヶ月に一度開催されるスロベニアのワイン会に参加していたのだが、
開催されていたレストランの改修で開催回数が少なくなり、
自分の都合も合わなかったりでここ数年はご無沙汰していた。

そんなこんなしているうちに、
銀座のイタリアンレストラン『コルポデラストレーガ』で食事会をすることになり、
そこでスロベニアのワインを振る舞うことにした。

ここからスロベニアワインとのお付き合いがまた始まった。

スロベニアワインの中では特に白が好きで、
そうなると合わせる料理は魚介類が多くなる。

そこで閃いたのがアクアパッツァ。
新鮮な魚介類を白ワインで煮込んだシンプルな料理、アクアパッツァ。

これだ!!

海岸線のビーチハウスでアクアパッツァ専門店をやろう!

自分の中で全てが繋がった瞬間だった。

I'm a little happiness





ひたちなか市に来て3ヶ月。
忘年会のシーズンがやってきた。

お手伝いをしている会社の協力会社から忘年会のお誘いがあり参加することになった。
聞くと実家が鮮魚店を営んでいるのでそこでやるとのこと。
つまり、魚屋さんがやっている食事処ということらしい。


出された料理はどれも美味しくて、この日のためにわざわざ用意してくれたお酒も最高だった。

聞くと那珂湊から水揚げした活きのいい魚を仕入れているとのことだった。


そこで自分の中で何かが繋がった。
多少酔っぱらっていたのもよかったのかもしれない。
閃いたのだ。

ひたちなか市は海も山もどちらにも手軽な時間で行ける。

里山にある古民家風フレンチレストラン。

海にも何かあってもいいんじゃないか?
新鮮な魚も今目の前にあるし。


この日から新鮮な魚を使った料理が頭から離れなくなった。
そして、その答えはまた別の機会に訪れた。


I'm a little Happiness







ひたちなか市周辺は「常陸そば」が有名で、自分もいくつかそば屋に行ってみた。


『そばもと』はたまたま仕事で行った先にあり、やたら人の出入りが多かったのでお昼に行ってみた。


その日は前日に友人のブログでカレー南蛮を作って食べたという記事を見ていたので、
迷わずカレー南蛮中盛りを頼んだ。


麺は素人が切ったように太さがてんでんバラバラなのに、これが実に美味い!
コシも、これ固くないか?というぐらいあって、それもまたいい感じなのだ。
昼11時前位から始めて午後2時位には閉めてしまうようなお店なので、お昼時はいつも満員だった。
ちなみに大根そばという大根の千切りとそばを混ぜたものが人気メニューで、これも美味しかった。


ひたちなか市を離れる前に友人の社長がお疲れさん会をやろうということで連れて行ってくれたのが
『そば眞』




ここは東京からこの店のそばを食べに来るお客さんがいるという水戸の名店。


ここはそばもすごいが、何しろお酒の品揃えが半端でない。
特に山形の「十四代」のラインナップは素晴らしい。



締めにいただいたそばもそば粉の香りがしっかり感じられる絶品だった。


そば。
シンプルな料理だけど、奥が深い。
『そば眞』のオーナーに聞いたが、未だ修行中だそうだ。

そしてわかったこと。
美味いそばを出す店は早仕舞いするところが多い。
『そばもと』は午後2時位。
『そば眞』は午後8時(お酒を出しているのに)


ちなみに自宅の近くにあるそばの名店『坊の上 なむいち』も夕方前には店じまいしてしまう。
聞くと夕方から翌日のそばを打つからだそうだ。


日本を代表する食文化「そば」
それは職人の弛まない努力の賜物なんだということを改めて知ることができた。

I'm a little Happiness






ひたちなか市では仕事でいろんな家に伺った。
こちらの人は都会ではなかなかお目にかかれない昔ながらの温かみがあり、
その一つの例がお裾分け。

家に畑を持っている方が結構いて、そこで採れた野菜を持ってけと。



畑から引っこ抜いたばかりの大根



この大根を干して切り干し大根にする。



その切り干し大根を使ってモツの煮込みや焼きそばに。






いただいた大根は事務所でおでんに。


自分たちが食べる分を作り、食べきれないものをお裾分けする。
これが「食」の原点だと思う。


おばあちゃんからのお裾分けが忘れかけていた大切なことを思い出させてくれた。


I'm a little Happiness