音楽関係の仕事をしていた頃は、
平均睡眠時間3時間、休日は年に数回だけだった。
バンド全盛期で、連日至る所でライブやコンサートが
行われていた事もあり、
鬼のようなハードスケジュールの中、
毎日が過ぎていった。
早朝にライブ会場に入り、
会場に機材の搬入 → ライブ録音のセッティング → サウンドチェック →
リハーサルと進み、本番の収録 → ばらし(クロージング作業) → 機材の積み込み → 搬出
という具合に1連の作業が終わると、会社に帰り、次の日の機材の準備 → 積み込み作業・・・
この時点で、深夜1時~2時ごろになっている。
このまま家に帰宅することもできず、
事務所の床にザコ寝し、
朝の4時~5時には、
もう次の会場に向かうという生活が延々と続いた。
このころはまだ、体力と精神力のみで耐えていた。
パパも若かったからねぇ~ ^^:
それは、紛れもなくパパの憧れの仕事だった。
夢がつぎつぎと現実になっていった。
頭の中で思い描いたような世界に自分は
足を踏み入れていたのだ。
3年あまり音楽関係の仕事をしている中で、
仕事に対する情熱も満足感もそれなりにはあった。
だけど、何かが違う!?
なんて事も感じはじめていたのも事実だ。
このころ、パパは子供の頃のもう一つの夢に
想いを馳せるようになった。
大空への憧れ・・・
それは、常識という塀の外に封印されていた
もう一つのパパの姿が解放された時だったのかも
しれない。
今は、この仕事してるから・・・
途中で辞めるなんて責任感がないよ・・・
1つの事が続かない人間が、
また新しい事始めたって
また、どうせ続かないよ・・・
これが、夢だったのじゃなかったのか?
・・・・・
自分の中で常識的なささやきが
きこえた。
だけど、それに耳をかさない自分がいた。
パパは、その業界から身をひき、
留学の準備に取りかかることにした。