● あの空の果てに...(11) ● | 見えない翼をもつ男 | 空飛ぶウェブデザイナー 坂井田 清和の子育て日記
音楽関係の仕事をしていた頃は、
平均睡眠時間3時間、休日は年に数回だけだった。

バンド全盛期で、連日至る所でライブやコンサートが
行われていた事もあり、
鬼のようなハードスケジュールの中、
毎日が過ぎていった。

早朝にライブ会場に入り、

会場に機材の搬入 → ライブ録音のセッティング → サウンドチェック →
リハーサルと進み、本番の収録 → ばらし(クロージング作業) → 機材の積み込み → 搬出

という具合に1連の作業が終わると、会社に帰り、次の日の機材の準備 → 積み込み作業・・・

この時点で、深夜1時~2時ごろになっている。

このまま家に帰宅することもできず、
事務所の床にザコ寝し、
朝の4時~5時には、
もう次の会場に向かうという生活が延々と続いた。

このころはまだ、体力と精神力のみで耐えていた。



パパも若かったからねぇ~ ^^:

それは、紛れもなくパパの憧れの仕事だった。

夢がつぎつぎと現実になっていった。
頭の中で思い描いたような世界に自分は
足を踏み入れていたのだ。


3年あまり音楽関係の仕事をしている中で、
仕事に対する情熱も満足感もそれなりにはあった。



だけど、何かが違う!?
なんて事も感じはじめていたのも事実だ。

このころ、パパは子供の頃のもう一つの夢に
想いを馳せるようになった。



大空への憧れ・・・



それは、常識という塀の外に封印されていた
もう一つのパパの姿が解放された時だったのかも
しれない。

今は、この仕事してるから・・・

途中で辞めるなんて責任感がないよ・・・

1つの事が続かない人間が、
また新しい事始めたって
また、どうせ続かないよ・・・

これが、夢だったのじゃなかったのか?

・・・・・

自分の中で常識的なささやきが
きこえた。


だけど、それに耳をかさない自分がいた。

パパは、その業界から身をひき、
留学の準備に取りかかることにした。