架空の人物「俵星玄蕃」が主人公の、「長編歌謡浪曲 元禄名槍譜 俵星玄蕃」が大好きです
三波春夫先生の俵星玄蕃は、映像でしか観たことがなく歴史が苦手で忠臣蔵もよく知らないし、長編歌謡浪曲について詳しいわけでもありません
現在も多くの歌手の方が挑戦されていますが、歌謡曲、啖呵(セリフ)、浪曲の節で構成され、非常に難しい挑戦だと思います。
歌唱力はもちろん表情や所作も大事で、長い台詞を淀みなく、また抑揚をつけながらドラマチックに演じなければなりません
かかる折りも一人の浪士が雪をけたてて
サク、サク、サク、サク、サク、サクー、
「先生」「おうッ、そば屋か」
天は幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて
行手は松坂町
このあたり特に大好きですが、大体の歌詞を自然と覚えました
昨年10月の演歌第7世代コンサートで、彩青さんが21才とは思えないという話の流れで「元禄生まれでは?」との振りに「時に元禄十五年・・・」と返した彩青さん
おうッ
この日、彩青ファンになってすぐ「彩青さんの俵星玄蕃が観たい絶対に合うはずだ」と思いました。
彩青さんが長編歌謡浪曲に挑戦されていることは知らず、この時点ではただの願望でした
伸びやかで安定感がある高い歌唱力、声に宿る力、明るく晴れやかな表情、どっしりとした貫禄、淀みない見事な寅さん口上
まさに俵星玄蕃に打ってつけの逸材だ、彩青さん凄い人に出会ってしまった
大好きすぎて、熱すぎましたね
さて細川一門コンサートですが、私にとっては初めてで本当に楽しみでした
子供の頃からよく聴いて歌っていた細川たかし師匠の歌、杜このみお姉さんと田中あいみさんの歌も初めて生で聴けることが嬉しくて
王手!キャンペーンの特典会で「新春コンサートで俵星玄蕃は歌いますか」と前のめりで聞いて、「たぶん歌います」との答えに大喜びしたものの…
当日は彩青さんにお会いできる喜びやら何やらで、俵星玄蕃のことはすっかり忘れていましただいぶ適当な女です
つづく。