船の後方の場所をトランサムステップと呼ぶのが正しいのか、スイムプラットフォームと呼ぶのが正しいのか、別の名称なのかわからないですが...
この場所に貼られていたチークが部分的に剥がれているところがあった。
気になりながらもそのまま放置してきたのだが、FRPが表面に出てるし、紫外線による劣化も気になる。
部分的な補修も難しそうだし、何よりも、それまでのメンテナンスでチークそのものが薄っぺらくなってる。
本物チークに貼り替えるのか、フレキシチークに貼り替えるのかで、悩んだ結果、フレキシチークを選択。
トランサムステップの階段を登った先のアフトデッキのチークも一緒に貼り替えることを考えたが、見積りみて少々ビビってしまった。
周りからは、いつまで乗るかですよね〜って言われて迷いも出てしまったようだ。
結局、トランサムステップだけ貼り替えることに!
結果はもちろん大満足!キレイになりました。
当たり前だが、アフトデッキの本物チークとの色の差が出てしまった。
早速、水洗いしてみるが、限界もある。
サンディングするにもチークの厚みも限界かな。
やっぱり、いっきにフレキシチークにしてしまったほうが良かったかな〜?なんて思いながら、ボートライフを楽しんでます!
今シーズンもメンテの時期がやってきた。
備忘録ということで、こちらに記録しておきます。
定期的な消耗品の交換と船底清掃塗装、船体磨き、等々、シーズ前に実施する基本的なメンテ。
MAN(主機)
(1)エンジンオイル・フィルター交換
(2)燃料フィルター交換
(3)インペラー交換
(4)油水分離器フィルター交換
(5)ジンク交換
(6)排気管用バンド交換
(7)LLC交換
ZF(ギア)
(1)ギアオイル・フィルター交換
ONAN Generater(発電機)
(1)エンジンオイル交換
(2)燃料フィルター交換
(3)ジンク交換
(4)インペラー交換
(5)燃料フィルター交換
(6)ベルト交換
(7)LLC交換
(8)水漏れ修理
その他
(1)エアコンのホース交換
(2)ライト交換
(3)ウォーターフィルター交換
(4)シンク排水ホース交換
(5)船体磨き
(6)船底清掃塗装、各種ジンク交換
はやいもので、2022年も梅雨の季節になってしまった。
2022年に入ってすぐ、某社にメンテナンスをお願いしたところ、フューエルセンサーのエラーが原因で基盤をショートさせてしまい、やむなく交換となってしまった。
センサーと基盤の間に安全策があればこんなことにならないそうです。
基盤は、びっくりする金額だったけど、時間と補償を考えて、国内正規ルート品を選ぶことにした 汗
基盤さえ交換すれば、なんの問題もなく、エンジン始動。
修理が終わったのが3月初旬だった。
シーズンオフとはいえ、乗れない期間が1ヶ月以上は、キツかった!
そして、またまたメンテナンス。
今年の8月が中間検査の期限のため、ついでに隣のマリーナで上架して、残りのメンテナンスをしてもらうことにした。
<今回の作業>
・船底塗装、ジンク交換
・主機、発電機のインペラ交換
・エンジン用ジンク交換
・キングストンバルブ周辺の水漏れ修理
・エアコン海水吸水ラインからの水漏れ修理
・船体バフがけ
上架してビックリ!
全くと言っていいほどフジツボはついてなかった。
前回上架したのが昨年9月ってこともあるが、チョコチョコ乗ってたのも良かったのかも。
6月1日に上架して13日に下架。
船体も船底もキレイになりました。
残すは、船体上部分のバフがけ。こちらはホームマリーナで作業してもらうことになった。
もともと、全作業終了後、下架する際に、JGの検査を受ける話だったが、海事代理士さんがJGと調整した結果、下架してから海に浮かべた状態で検査OKとのことで、一旦、ホームマリーナに戻ることになった。
今週の金曜日が検査日
さて、どんな感じになるのか?
安全装備品も一通り確認済み。問題なく終わるといいのだが。
船に搭載されているエンジンは、MANのD2842というモデル。
MANがD2842というモデルのエンジンに承認する純正エンジンオイルは、MANのM3277というエンジンオイル。
純正以外でMANが承認したアプルーバルオイルも資料として公開されている。
自動車でもそうだが、特にヨーロッパの自動車はアプルーバルオイルを指定していて、これ以外は使うな!という感じ。
各オイルメーカーも高いお金を出してそのエンジンでテストしてメーカーから承認を得るとのこと。
使ってるエンジンはD2842のモデルの中でもグレードの高いエンジンで、指定されてるM3277はハイグレードオイル。
いわゆる、化学合成油レベル。
エンジンオイルもエンジンの高性能化に合わせて年々品質が変わっていく。
最近の自動車のディーゼルエンジンには排ガスに含まれるPMを捕集するDPFという触媒をマフラーに装着している。
このDPFを装着したタイプのエンジンに充填されているエンジンオイルは灰分、アルカリ価、リン、硫黄などが低めに制限されている。
日本国内では、ハイグレードなディーゼル用エンジンオイルというと、DPF装着車向けばかり。
日本のJASO規格で言うところの、DH-2がほとんど。
すでに11年を経過しているこのMANのエンジンには、JASO規格で言うところのDH-1が指定されているが、日本国内では、DH-1のディーゼル用エンジンオイルで、化学合成油を入手することができない。というか、見つけることができなかった。実はあるのかもしれない。
MANのマニュアルによると、M3277レベルを入手することができない場合は、下の規格を指定しているが、アメリカのAPI規格はクリアできるが、ヨーロッパのACEA規格は探すことができない。
ACEA:E4
API:CF-4,CG-4,CH-4,CI-4
MANにメールで直接問い合わせたが、灰分が違うとの理由で、日本で入手できる化学合成油の規格はこのエンジンにはおすすめしない!との回答。
そう言われてしまうとなぁ。
長々と書いたが、結果、化学合成油は諦めて鉱物油にした。
心配が残るが、入れてみることに。
シェル リムラ R4X 15W40
品質レベル
API:CI-4
ACEA:E7
JASO:DH-1
MAN:M3275-1
果たして結果はいかに!
交換頻度は上げた方が良いと思うので、年1回交換は必ずだな!
場合によっては、フィルターは交換せずに年2回。
発電機にも同じオイルを注入
ということで、オイルの備忘録
1月に入って、船のメンテナンスを某社にお願いした。
・エンジンオイル交換
・ギアオイル交換
・発電機オイル交換
・主機、発電機燃料フィルター交換
・エアフィルター交換
昨日、終わったとの連絡があったが、フューエルセンサーの配線が劣化で切れかかってるとのことで、フューエルセンサーの交換が追加のようだ。
また、各部からエラーメッセージも出ているようで、こちらの対処も必要とのこと。
一箇所さわると、いろいろ不具合でてきますよね。
何卒よろしくお願いします!
船を購入後、いろいろあって、なかなかメンテナンスにまで気が回っていなかったので、1年が経過したシーズンオフのこの時点で、取り急ぎ、油脂類、フィルターの交換。
MANディーゼルのエンジンは、日本代理店からのパーツ購入は高額!といろいろな方から聞いていたので、インターネットでアメリカの業者を探して、個人輸入してみた。
購入した部品の一部
作業をお願いする某社には、ワガママを言って、部品持込で了解を得ました。
アメリカの業者とのやりとりは、時差の関係で、かなり時間がかかってしまったが、なんとか一通り入手。
コロナ禍でFedexの送料、プライオリティしか使えず、メチャメチャ高いが、仕方がない。
円安でもあるし、果たして部品代が安くあがったかは、?だな。
エンジンオイルを探すのにも一苦労。
詳細はまた後日書くとして、選択したShell Rimula R4 X で問題がないかは少々不安。
車の感覚であれば、交換間隔を短くすれば、大きな問題はないはずとは思うのだが...
購入したオイルを自分の会社からマリーナまで運ぶのも自分で!
写真はエンジンオイルとギアオイル、全部で8缶
お金をかける前提で、全てお任せしてしまうのも一つだが、エンジンがデカくて、びっくりするくらい高いので、少しでも安くできるように自分でも動いてみた。
知識がないので、時間がかかるが、これもまた楽しみのひとつ、かな?