こんにちは。
マーケティングコンサルタントの東海等です。
昨日、山本高樹さんの
「昭和幻風景 ジオラマ展」に行ってきました。
今に比べてはるかに不便で、モノやサービスを
手に入れるのに時間がかかっていた時代の昭和。
その不便さがゆえに、人・街・自然が
お互いにコミュニケーションする時代。
いや、コミュニケーションしなければならなかった時代。
でも今は、モノやサービスはどんどん便利になり、
人の好みは多様化し、インターネットで
あらゆるモノやサービスが瞬時に手に入る。
そして、モノやサービスを手に入れるのに
コミュニケーションがほとんど必要のない時代。
色んなモノやサービスが便利になればなるほど、
本当は満足し、幸せになるはずなのに、なぜか満たされない心。
それは、コミュニケーションがなくなったからではないだろうか。
“人は欲しい物を手に入れる喜びよりも、
持っている物を失う事を嫌う。”と言われている。
だからこれからの時代に求められている事は、
失われた“コミュニケーション”を取り戻す事だと思う。
そうするためにも、一度効率化を目指すのをやめ、
非効率にモノやサービスを楽しむ心の豊かさを持ちたい。
そんな事を考えながら、ジオラマ展の余韻にひったています。