お伝えしたとおり、背面のジャックにも非常に沢山の工夫がありますので
この点を解説した後、いよいよサウンドサンプルといきましょう!

さぁ、まず左側にある4つのジャックですが、左から
・TO POWER AMP:これは文字通りパワーアンプへつなぐためのジャックです。
VHTのような単体のパワーアンプへつなぐときはこれを使います。
・TO FX RETURN:これも文字通りなのですが、ギターアンプのよく背面にある
「RETURN」端子につなぐことで、プリアンプをPedaltone、パワーアンプをその
ギターアンプのものを使うことができます。
・・・まずこの二つについての疑問。
なぜ上の二つの端子がわざわざ分かれているのか?っておもいませんでしたか!?
だって、結局はパワーアンプにつなぐってこと自体は同じなんですからね~。
その答えは「出る音の大きさ」が関わっているのです。
正確には「受ける側の」というのが付け加わります。
実はVHTのような単体のパワーアンプの場合、受けることのできる
音の大きさが「0dBm」という大きさです。
※dBmについて詳細は割愛しますが、下のページなどを参考にしてください。
ITPro dBmとは
かわって、ギターアンプの「RETURN」端子は「-10dBm」であることがほとんどです。
つまり受けられる音の大きさがギターアンプの「RETURN」端子のほうが小さいわけです。
仮にその端子に「0dBm」の大きさのものの音を入れてしまうと、当然音は割れてしまい
最悪スピーカーが飛ぶこともあります。
なので、「受ける側」の「受けられるレベル」に合わせてジャックを分けているのです。
・・・って分かりましたでしょうか??
なんだかへたくそな解説ですみません。。。。
まぁ二つの分かれている意味を解説しようと思ったらこんなに回りくどくなってしまいました。。。
さてでは気を取り直して次のジャックの話しに行きましょう!
・HEADOHONES:ここも読んで字のとおり、ヘッドフォンをさすジャックになります。
ただ、ここがただのヘッドフォンジャックではないのです。
実は、このPedaltoneのすごいところは、このヘッドフォンジャックに
「スピーカーシュミレーター」が内蔵されており、スピーカーにマイキングしたときのような
空気感を持たせたものを、ヘッドフォンで聞くことができるのです。
なので、昼間はかろうじてアンプから音出せるけど夜は・・・って方にも
バッチリなわけです!!
ただ、あくまでシュミレーターですので、その点はお忘れなく。
・REC/PA(unbal.line out):いわゆるレコーディングの際にラインで録音したり
ライブの際はPAへ送るなどのときに使います。
もちろんここから出る音も、ヘッドフォン同様スピーカーシュミレーターを通った音が
送られます。
ここから出ている音もサウンドサンプルで、マイクで録音した音との比較でアップしますので
お楽しみに。
さて、次は背面の右側の4つの端子の解説です。
・GUITAR INPUT:ここは文字通り、ギターからの入力部になります。
ちなみにその左にある「CHANNEL-1 ENHANCE MODE」のスイッチですが
これはクリーンチャンネルでENHANCEモードを使うかどうかをここで選べます。
ONにすればENHANCEモードを使え、OFFであれば使えなくなります。
・TO CLEAN INPUT:ここは、PedaltoneからギターアンプのINPUTに入力する場合の
出力端子です。
あんま使わないので、割愛しまーす!!(汗)
・FX LOOP(FROM FX):ここはPedaltoneの前に他のエフェクターを使う際に
使用するものなのですが、このジャックにプラグを指した時点で、プリアンプの音が
遮断されます。
つまりほぼ完全に音はスルーしますので、他の歪みエフェクターなどで音を作った際には
ここを通せばいいのですが、これ意味あるんでしょうか??
詳しい方、おせーてくらはい!!
・FX LOOP(TO FX):こちらはPedaltoneから他のエフェクターに送る際に使います。
たとえば私の場合、PedaltoneとVHTの間に、TCのNovasystemを入れて空間系を使いたいので
この端子を使って、ここからNovasystemのINPUTへつないでます。
とこれで背面の説明は終わりになりますが、いかにこのPedaltoneが多機能か
この2回の記事でお分かりいただけたかなと思っています。
さて、次回はようやくですが、Pedaltoneのサウンドサンプルをアップして
色々と解説したいと思いますので、お楽しみに!!