今日は、12月29日。筆者は、相変わらず、怠惰に毎日を送ってますけど、受験生は待ったなし。アメリカの大学は、アーリーと言う早期出願の合否が発表されて、明るく新年を迎える人と一般出願にかけて武者震いの人とに分かれています。一般出願は1月の初頭なので、今が正念場。アーリーの結果から、現実的に大学を選んで、出願して下さいね。![]()
先日、乱射事件があったアイビーリーグのブラウン大学も、予定より3日遅れで来年の秋に890人の新入生を迎える発表をしました。例年は合格者がポータルを開けると紙吹雪が舞うんですが、今年はそれは中止になったそうです。大学が喪に服しているので。ちょっと、悲しい始まりです。ブラウンは元々、学生同士が仲が良いことで有名ですけど、この事件で一層、結束が強固になったと聞いています。ブラウン大学の一般出願締め切りは1月15日ですが、出願数に影響が出るのか、ちょっと気になるところです。![]()
パレスチナ運動で火を吹いたアイビーリーグのコロンビア大学は、例年、ハーバードと並んで合格率3%の超難関大学ですが、政治的な環境を避ける受験生が多かったのか、出願者数が7%減りました。この減少を見て、一般出願が増加する可能性はあるかもしれませんけど。![]()
ご参考までに、数字を公表している超名門大学の結果を並べてみました。
![]()
アーリーの発表後にポストされていたアイビーリーグのダートマス大学で未決(合格はしなかったけど、もう一度一般と審査される状態)通知を受け取ったある出願者のプロファイルをご紹介しますね。自分のプロファイルと比べてみて、大学選択の役に立てて下さい。
*白人男子:アファーマティブアクションがないとは言え、下駄は全く履けない。
*東海岸の公立高校在籍
*学年1の成績。全優 GPA 4.0 (unweighted) / 4.4583 (weighted):これ以上の成績は望めない。掛け値なしに優秀。
*SAT 1590 :ほぼ満点。文句なし。
*AP(大学レベルのコース)15履修。どのExamは4か5:通常、5つも取れば、凄いと言われるのにこの数。尋常じゃない。
*数学専攻志望。コンピューターはマイナーで
*ロボットチームの部長。プログラミングのリーダー:リーダーシップのポジション。ちゃんとコンピュータが使える。
*音楽技術・AIスタートアップでソフトウェア・エンジニアのインターン経験あり。:大したもんです。
*教会でIT関連のボランティア380時間:宗教関係のボランティアは好まれますねえ。しかも得意部門での活躍。
*バスケットボールの2軍:やったのは2年間だけのようです。スポーツが出来なくても、頭脳があることは分かりますからねえ。
プロファイルだけ見ると文句なしですけど、こんな学生がアイビーリーグに集まってくるんですよね。成績がいいのは当たり前の集団ですから、その中で何か抜きん出ないといけない。その大学のコミュニティにフィットする人材であること、そしてどんな貢献ができるのかをアピールする必要があります。それを証明するのが、エッセイ。単に文字数を埋めるエッセイを書けばいい訳じゃありません。メチャクチャ大切。そのことをよく考えて、最終チェックを怠りなく。![]()
今年も残すところ後数日。やるべきことを片付けちゃって下さい。筆者は、掃除をします。![]()
良いお年をお迎え下さい![]()
知ってるとお得な『アメリカ大学進学情報』と『面白い生活』について、NY地区から発信しています! 是非、下のボタンをクリックして応援して下さいね!
