アメリカの大学の早期出願の締め切り目前ですけど、ここ最近、アメリカの大学の分断が話題です。![]()
エリート大学は、今まで以上に出願者を集めているのに対して、そうじゃないランクの大学は、経営の危機に瀕しています。理由は、大卒の就職難と授業料高騰です。いわゆるFラン大学に高いお金を払って行って就職できない状況に陥るよりは、手に職をつける技術者養成専門学校に行って、さっさと働いた方が良いと思う現実的な学生が増えて来たってことですかね。![]()
ってことで、経営難の大学が続出。大学の統廃合が進行中です。![]()
そんな状況下で、気を吐いているのが、ノースキャロライナ州にあるハイポイント大学です。プリンストンレビューで大学経営1位にランクされてます。今年の入学生も激増。6,335人を集めて記録更新中です。![]()
どうやって、学生を集めたか![]()
ハイテック会社とかは、とにかく働く環境が凄いことで有名ですけど、そのコンセプトを大学に持ち込んだんですよね。『こんな環境で勉強したいなあ』って学生に思わせ、親には、安心してもらう作戦。つまり、富裕層の学生をターゲットにしたってことです。大枚を叩くなら、子供達がちゃんとケアしてもらえる大学に送り出したいと思う親心をくすぐる。![]()
まず、大学見学に来た親子が『へえ、このキャンパスいいねえ』と思わせるために、キャンパスを公園かリゾートホテルかと思えるくらいに美化。一般学生用にアウトドアにホットタブ付き温水プールをなんと6つ作った。寮もアップグレード。工学部の建物には、プラネタリウムがある!今年は1億ドル(約150億円)かけた図書館がオープン。![]()
外観だけじゃなくて、『人生のスキルを学ぶ』を大学のモットーにして、社会に出るためのスキルを身につけさせることに注力。その一環で学内にステーキハウスを作った。そこで、ドレスアップしてフィレミニョンを食べさせる。就活の面接で食事を食べることもあるし、ビジネスでもやっぱり食事することが多いですから、その時に物おじせず、正しいテーブルマナーで食事ができるように訓練してしまおうと言う訳です。熟練のホール係がや雇われていて、マナーを指導してくれるんだそう。筆者は、いまだにフレンチレストランで緊張しますからねえ。![]()
凄いコンセプトでの大学経営の結果、ウオールストリートの金融家の半分がハイポイントに子供を送り込んでる、って学長が豪語しています。![]()
ついでに他のランキングもご紹介しておきますね。学生寮も2位にランク入りしてます。
 
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大学選択の際に、こんな大学を考えてみるのも一興かと。大学選択で迷ったら、フレックスラーニングのコンサルテーションをお申し込み下さいね。どんなご相談にもお答えします。![]()
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