『オーバリンからワルシャワへのマラソン』と題して、アメリカの名門オーバーリン音大が昨日の日曜日の午後、演奏会を学内で開催しました。
オーバーリンは、カレッジとコンサーバトリーが並列している大学で、音楽の才能があるけれど、将来を担保したい学生は、リベラルアーツの教育も受けることが出来る1粒で2度美味しい大学です。
ここのピアノ科には、自身もショパン・コンクールで優勝者した超有名な教授がいて、前回のコンクールで、彼の学生が優勝と6位入賞を勝ち取っています。その時は3人コンクールに送り込んだんですけど、1人は病気で途中敗退。この3人は夏休み中、教授の家で合宿をしたとのこと。メチャクチャ手厚い。
今年は、史上最多の642人の応募者から予備予選を通過した85人がワルシャワで行われる第1次予選に出場します。そこにオーバーリンから何と7人送り込むとかで、メチャクチャ気合いが入ってます。男子5人。女子2人。『世界中どこを探しても7人も送る学校はないもんね』と鼻息が荒いようです。
その7人が出演するマラソン演奏会を大学のホールで開催したというお話です。演目は、第1次予選で弾く4曲。1人30分で、休憩を挟んで5時間のマラソン演奏会。お陰で仕事になりませんでした。。。。
現地に行けなくても、ライブ配信で楽しめました。演奏男子学生はみんな黒のタキシード。えらい、えらい。
いかにもヤンチャそうな男子学生が、ぶっきらぼうに登場して、乱暴にワインレッドのハンカチで鍵盤を拭いたりするものもご愛嬌で面白かった。女子学生も負けていません。黒のパンツドレスに真っ赤なパンプスを履いて登場。いい。凄くいい。ホールに座って演奏する7人を応援している友人や先生たちの様子も見たかったなあ、と思ってしまいました。
ショパン・コンクールは10月2日から20日まで開催されます。付け加えると、アメリカ国内のショパン・コンクールの優勝者はカーチス音大卒業生で、現在ジュリアードに研究生として在籍している青年です。彼ももちろん、アメリカ代表としてワルシャワに乗り込みます。
皆さん、頑張って下さいね。仕事をサボりながら、ストリーム配信で応援してますからね。音大受験の人も頑張って下さいね。録画の1次試験の提出は目の前ですからね。
それでは、ごきげんよう。
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