青空の広がる気持ちのいい日曜日をニューヨークで過ごしている娘から、5番街を練り歩くポラスキー・パレードの写真を送って来ました。ポラスキーというのは、ポーランド人という意味で、今日のパレードは、ポーランド移民たちの文化・伝統を祝うものです。
娘は久しぶりに友達と遊ぼうとNYに遠征しています。今回は、夜はカラオケまで行っちゃう計画で、我が家には戻らず、クレジットカードで貯まったポイントを使って、マンハッタンにホテルを取っています。夜中に戻られるよりは、いいかも。。。。
娘がNYで遊ぶ友達は、大学時代の仲良しです。今回一緒の友達5人のうち、4人が現在医大在学中。へえ。
医大と言えば、アイビーリーグのブラウン大学マガジン9月ー10月号にちょっと面白い記事を見つけたので、ご紹介します。ブラウンのメディカル・スクールに在籍中の変わり種の学生について。
ブラウン大学は、アイビーリーグの中で唯一、学部から8年間通しの教育を提供しています。このコースに入れるのはわずか60人アイビーリーグの中でもこのコースに合格するのは、最難関と考えられてます。だから全米1難関
記事は、その8年コースからの学生ではなく、全く違う分野から医学を志した学生のお話です。アメリカの医大は、単にお勉強が出来るだけじゃなくて、医者になる覚悟を決めて、患者のために尽くすことの出来る優秀な人材を求めているので、エッセイやインタビューが非常に大事だと考えられています。それを体現するような医大生のご紹介です。
学生A:弁護士生活10年後に医大に入学し、心臓外科医を目指して勉強中。弁護士として公共政策に関わり、直接、人を助けることの出来る医者を目指すに至ったとのこと。医大での勉強は、非常に大変だけど、知的欲求を満たしてくれる喜びを感じているんだとか。
学生B:ボストン大学時代は、何と美術史専攻。卒業後は、広告代理店勤務。代理店での担当先が医療業界で、仕事をやりながら、もっと自分にとって意味のあることをやりたいという思いに駆られて、大学時代にプログラムを取ったことのある心臓超音波検査を極めたいと医大進学を決意したんだとか。心臓外科医志望。
学生C:海軍のメカニックからの転身。海軍時代から身体を動かすことが好きで、体操、高跳びにのめり込み、それから派生してフィジカル・セラピーに興味を持つに至ったんだとか。軍隊での組織的な学習スタイルは医大でも非常に役に立ってるんだそう。麻酔科医志望。
学生D:グッチのリージョナル・マネージャーからの大転身。コロナ禍中に病院のボランティアを始めて、医者になりたいという気持ちが抑え切らず、ファッションと金融の世界から脱出。
ちょっと、感動的です。この人たち、お金儲けで医者になりたいという訳では、決してないですもんね。
ブラウン大学は、こう豪語しています。
『当大学では、この4人が決して特異な存在でありません。当大学の目標は、人間的に優れた医者を生み出すことにありますから』
カッコいい。でも、敷居が高そうですねえ。
お医者さんになりたい皆さん、頑張って、人間を磨いて下さい。
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