『傘が見つからない。どうしよう。』
今朝、出勤前の息子から、傘が見つからないと言って娘と筆者にグループチャット。
まあ、そんなこと言われてもねえ。ニューヨークに住んでいた時は、トイレが詰まって、プランジャーを持って行かされたりしましたけどねえ。相変わらずのおバカぶりにちょっと。。。
娘の方は、リモートワークの日で、断食中。
今日は、ユダヤ教の大切な祭日で、身も心も清めるヨムキプール。日没まで、断食。娘は、水とコーヒーは飲んでるらしい。筆者の先週受けた結腸内視鏡検査の前日状態。はははは。
先週水曜日に結腸内視鏡検査を受けて来ました。
全身麻酔するんで、施術中はどうということもないんですけど、前日の準備が面倒。全くもって、不愉快な1日を過ごさないといけない。下剤を服用しながら、液体のみの食餌。プレーンアイスクリームは食べていいというので、思いっきり主食にしちゃいました。バニラアイス。はははは。
検査前に、聞かれたのがこの質問
『宗教は何ですか』
『。。。。。』
娘だったら、迷わずにユダヤ教って言うんでしょうねえ。息子はどうですかね。
全身麻酔とかするし、もしものことを考えて病院は聞くんだと思うんですけど、日本人の筆者には、いきなりこの質問は厳しかったです。
えっと、何だっけ。でも、別に何にもしてないしなあ、って感じです。無宗教です、って言うと、無神論者みたいだし、そこまで覚悟はないし、えええ、どうするよ、って、慌てちゃいました。
育った家が悪い。
宗教は、メチャクチャでしたからねえ。浄土真宗のお寺の娘の母親は、学生時代にカソリックの洗礼を受けちゃってるし。代々真言宗の檀家代表の家を継いだ父は、母と家のしがらみで宙ぶらりんだったのが、友達だった神父がシスターと駆け落ちしちゃった時に、教会に行くのをやめちゃったけれど、お寺との付き合いは、義理だけ。幼児洗礼を受けた姉は、なぜかプロテスタントの女子校に中高大と通ったし。筆者は、曹洞宗の幼稚園に突っ込まれたし。そのくせ、教会の日曜学校に行かされたこともあるし。とは言え、実家は、お寺さんとは切れない立場だったので、今も毎年お盆にお寺さんが来るし。ついでに、両親のお葬式もそこにお願いしちゃいましたし。その上、筆者は、双子をユダヤ人として育ててるし。まあ、無節操。混沌。
『えっと、無宗教でお願いします』
結局、そう言っちゃいました。
宗教は個人のものなんでしょうけど、混沌とした宗教環境で育った筆者としては、決められない。死んだら、やっぱり般若心経だよなあ、と施術後思ったので、あれは、仏教って言えば良かったなあ、と反省しきり。仏教なら、間口が広いですしね。
でも、筆者のお葬式で、ユダヤ人の双子が般若心経の手配をしてくれるとは思えない。やっぱり、筆者には、宗教問題は難しいです。
合掌
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