日本では、某芸能事務所の性加害事件で、大変みたいですけど、アメリカも負けていません。悪名を轟かせたエプスタイン事件に追加されるんじゃないかと巷で囁かれたりしてますから。
1968年に作られた映画『ロミオとジュリエット』の主役2人が、パラマウント相手に5億ドル(約750億円)の賠償金を求めて民事訴訟を起こしてます。今年、この映画のデジタル版が発売されたりして、映画会社は、いまだにこの映画から儲けているのは、確かでしょうけど、凄い金額の賠償ちょっと、びっくり
映画作成当時、ロミオ役は16歳、ジュリエット役は15歳。この2人、フルヌードでベッドシーンをさせられたのは、子供虐待で、性被害に当たるというのが訴訟の理由。パラマウント社はこの頃、映画が当たらず、かなり財政難だったのが、この映画の大ヒットで盛り返したと言われています。へえ。
ペンシルベニア大学の法学部教授は、実際の性交証拠がないとポルノ犯罪として刑事訴訟は難しいけれど、民事なら勝つ可能性はあるんじゃないかとコメントを出してます。そうなんだ。勝てるかも。。。
ティーンエイジャーの主役の2人は、全裸でのベッドシーンは当日まで知らされていなくて、このシーンがないと映画はコケるから絶対必要と大人に囲まれて強要されたんだとかこの作品、エロチックな映画としても有名になりました。ちょっとマズイかも
その上、2人のギャラはたった3,000 ドル(約45万円)。プロモーションにもノーギャラで連れ回されたらしい。儲けは、監督と映画会社の懐に。。。ちょっとなあ。
シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』は、アメリカの高校の定番教材です。古典文学の入り口として、読まされる。古文ですから、結構、ムズイ。現代人には、何を言ってるのか、よく分からない。。。源氏とは言わないけれど、平家物語を読むくらいに難解。
そういえば、うちの息子は、英語の先生にこの映画を参考に観るようにと言われました。ヌードがあっても良かったんですかね。14歳の息子。1人でこっそり観たようです。おーい、小僧。
娘の高校は、芸術高校だけあって、1996年作レオナルド・ディカプリオ版の映画を観てエッセイを書かされました。こっちは、堂々の成人映画指定。
『きゃー、レオ様』
って言いながら、14歳の娘と一緒に観ました。はははは。
ご覧になったことあります舞台は、現代なんですけど、戯曲のまんまのセリフ。つまり昔の英語。凄い実験作。英語の先生が見せたいと思った気持ち、まあ分かる。レオ様、すごく美少年だったし。。。
監督は既に鬼籍に入ってますが、この裁判、成り行きを見守りたいですね。
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