驚異のウオール・ストリート・ジャーナルの大学ランキングの続編です。
どこのランキングを見てもアイビーリーグ大学が20位以下になるなんて、考えられないんですけど、ブラウン大学が驚きの67位だったというお話をしました。残りのアイビーリーグ、ダートマス大学は21位でコーネルは24位でした。まあ、ブラウンと比べれば、受け入れられるのかもしれませんけどね。
このランキングですけど、大学からのデータ提供はなし。米国内400大学の在校生と新卒に行ったアンケートと世間に公表されているデータを元に作成されてます。50人以上の回答があった大学に対してのみの集計。あまりサンプル数がないかも。。。
それで、ブラウン大学の父兄は絶叫してます。
『ちょっと、子供達、ちゃんとアンケート出してよ。回答数が少ないんじゃないですか偏っちゃったんじゃないの
新卒のお給料が$28,000 (約400万円)なんてこと信じられないんですけど。皆さんのお子さん、いくら貰ってます
』
『うちは、卒業2年目ですけど、$100,000 (約1,400万円)越えましたよ。ちゃんと働いてる卒業生は返事してないんじゃないですか』
『学部を出て、大学院に行く学生も多いし、意識の高い子が多いから、NPOとかに就職したせいじゃないですかね』
って感じです。
名門大学で、信じられないランクをもらった大学は、元々、いいとこのお坊ちゃん、お嬢ちゃんが多くて、大学に行ったことで、生活環境が大きく変わっていないということもランキングに影響してるみたいです。
まあねえ。
WSJが今年の大幅にランキングの基準を変えました。ほら、最近、逆差別がダメだとか色々、あったじゃないですか。
ポイントは、3つ
1。卒業後一体いくら稼ぐか
2。その大学に行ったことで、どのくらい社会的にのしあがったか
3。教育環境
そのポイントになった集計結果からです。
新卒で稼いでるベスト5:
1位:ペンシルベニア大学(No1ビジネススクールがあるますからねえ)
2位:プリンストン大学(いつもの。。。)
3位:コロンビア大学(NYですからねえ)
4位:MIT(やっぱり)
5位:ハーバード大学(まあ、そうでしょう)
まあ、そうでしょうねえ。アイビーリーグばっかり。
低所得者層出身でその大学に行ったことで、社会的地位が上がった大学のベスト5
1位:カリフォルニア州立大学ロサンジェルス校(UCLAじゃないですからね、これ。ヒスパニックの多い東LAにある大学)
2位:カリフォルニア大学メルシッド(ここも家庭的に恵まれない学生を吸収するために作られた新設のカリフォルニア大学)
3位:ブレア大学(ケンタッキー州のリベラルアーツカレッジ。田舎の大学ですからねえ。)
4位:フレズノ・パシフィック大学(カリフォルニア州のクリスチャン大学)
5位:カリフォルニア州立大学ノースリッジ(これもロサンジェルスにある州立大学)
まあ、ローカルの人しか知らない大学ばかりです。
大学環境が良かったベスト5
1位:ダルトン州立大学
2位:カリフォルニア・バプテスト大学
3位:ヒューストン大学
4位:サバナ州立大学
5位:アルコン州立大学
これも全国区で名前が上がらない大学ばかり。。。
っていうことで、今年のWSJのランキング、驚きました。どのくらい参考になるか不明ですけど、面白かったのは確かです。
受験生の皆さんが、どういう視点で大学を選択するかにも依りますけど、こんなのもあるよって感じで受け止めてくださればと思います。
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