『機会均等』にこだわるカルテックの苦肉の策 | 双子をアイビーリーグに入れた母が綴る『知らないと損をするアメリカの教育事情』

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双子の子供を2人ともアイビーリーグに入学させた母親であるフレックスラーニングのシニアカウンセラーがニューヨーク近郊から発信しています。フレックスラーニングはアメリカ大学進学相談、オンライン家庭教師のプロです。

 

 

今日は、抜けるような青空です。飛び出すハート

 

ウオール街のコンサル会社で働く娘から写真が届きました。ランチタイムで、外に出た時の写真。ダウン ダウン ダウン 

 

 

青空の美しさは誰でも平等に享受出来ますけど、大学入学はなかなか平等というわけにはいかず、もうすぐ始まる出願を前にどこの大学も苦労しているようです。笑い泣き

 

例の人種差別をしちゃあいけない、っている判決を守るために。ニヒヒ

 

MITと並んで、米国というか世界の最高峰と言われるカリフォルニア工科大学(カルテック)が今日、高校での履修科目の必須だった理系科目を落としましたびっくりマークポーン

 

 

カルテックは、MITの10分の1しか入れない超難関理系大学です。今年の合格率はなんと3%びっくりマークNASAの研究所JPLに直結していることもあって、量子力学エアロスペース工学で有名です。地震大国カリフォルニアにあるので、地震工学にも定評があります。46人ものノーベル賞学者も輩出してます。ポーン

 

この大学が長年高校生に求めていた必須科目がAP微積関数AP物理AP化学。APはアドバンスド・プレースメントと言って、大学レベルの科目です。要は、宇宙に飛び立つ世界の頭脳を生み出して来た大学なので、まあ、理系の天才だけしか欲しくない。普通の高校の学科だけやってたんじゃあ、入れてあげないよ、って始めから言ってたんですよね。ゲロー

 

それが、最近の騒動で、方針を変えちゃいました。滝汗

 

理数のAPコースを提供している高校は、全米で6ー7割程度。お金持ちが集まる大都市郊外の公立高校なら8割が提供してるんですけどね。黒人やヒスパニックが多数を占める低所得者層が多い地域の学校はわずか3割強しか提供してない。この事実を鑑みて、裕福な子ばかりを入れるのは、差別になるのかもしれないと議論に議論を重ねて決断した結果がこのアナウンスメントです。ニヒヒ

 

だからって、誰でも入れると言ってないのがカルテック。笑い泣き

 

環境のためにAPが勉強できなかった学生にもチャンスを与えたい。どこにでも才能のある学生はいるはずだから。でも、未修だとついていけないから、自分で勉強して入って来い、って言ってるんですね。ゲロー

 

条件は以下のどれかをクリアすればOK。でも、自分の高校で提供していれば、それを取らないといけませんからね、お間違い無く。ゲッソリ

 

* APを独学して、共通テストで5を取ること(スコアは3から合格で、5が最高点)

* IBのハイレベルで6か7を取ること(これって、APと同じレベル)

* 無料のオンラインコースを提供しているKhan Academyの終了証明試験で90%以上取ること

 

結構、無茶振り。はははあせるどんな形であっても優秀であることを証明出来れば、出願出来る様になりました。まあ、出願出来ても合格する保証はないですけどね。3%の合格率ですから。酔っ払い

 

ってことで、ちょっと受けやすくなったカルテック、どうですかはてなマークドクロ 叫び ドクロ クラッカー

 

 

フレックスラーニングのウェブサイト

 

 

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