先月に従姉妹の結婚式に出た息子は、親戚のおじちゃん、おばちゃん、に散々、揶揄されてました。
『えっ、その会社まだあったんだ』って。
その昔、アメリカ国内というか世界を牽引した会社ですが、日本や中国に追い上げられて、メチャクチャ地味になっているのは確かです。でもねえ、この会社はやっぱり潰しちゃあまずいんじゃないでしょうかねえ。製造業の根幹ですし。アメリカ政府にも頑張って欲しいと思ったりして。。。
息子がインターンを始めてもうすぐ1ヶ月です。
『ダウンタウンにあるあのビルは、保険会社に売っちゃったんだよね。』だとか、『どこそこの土地を売りに出した』だとかダウンサイジングの悲しい歴史を息子は、上司に聞かされているようです。政府が外国に援助することを約束したから、工場を作って、技術指導もしろ、と言われた挙句、最後は、ほとんどタダで手放させられただとか、そんな話のオンパレード。何だか、日本の製造業の話を聞いているような。。。
息子に聞きました。
『あんた、何やってんの毎日』
『いろんな文献を読まされてる』
『へえ。それって、何かのプロジェクトに必要な資料を集めてるってことだよね。で、何のプロジェクトなの』
『守秘義務規定にサインしているから、ノーコメント』
ああ、そうですか。企業秘密ってやつですか。。。
能天気な息子からこんな発言を聞くとは、驚きました。まあ、頑張ってるってことですかね。さっぱり要領を得ませんが。。。
そんな息子が今日、仕事時間中に連絡して来ました。
視力テストに受かったって。
(診療所からまた研究所に戻る途中渋滞に引っかかって、こんなチャットを送って来た。ちゃんと運転しろ)
この会社でインターンをするには、厳しい身体検査も身辺調査もありました。で、最後まで引っかかったのが、視力。息子は両目だと全く問題ないんですが、左目だけ、視力が0.7しかありません。メガネは作らないと言って、人事と揉めて、工場視察には行かない条件で、仕事を始めてました。
エンジニアとして働くのに工場に入らないのは、マズイとようやく納得して検眼医に出かけて、メガネを手に入れましたそれで、今日は、上司に言われて、仕事を抜け出して、自分が働いている研究所から30分離れた工場付随の診療所に出かけて視力テストを受けたというお話です。
やれやれ。長かった
本当にメンドくさい男です。最後まで、きちんと働いてくれるのを願うばかりです。。。
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