アメリカの大学の合格発表が出揃いました。
予想通り、去年同様、というか去年以上に、2極化傾向を強めて、名門大学の競争率はより熾烈に、反面、普通の大学は、あんまり人が集まらないと言う結果になってます。
アイビーリーグと並んで評判の高い大学は、やっぱり合格率を下げました。去年でも十分、低かったのにもっと。
例えば、
日本でもお馴染みのマサチューセッツ工科大学(MIT)は、アイビーリーグのハーバード大学やコロンビア大学と同様に『めでたく』合格率3%代になりました。3.96%。ひえ〜
MITと並んで、アメリカの頭脳と言われているカリフォルニア工科大学(カルテック)はなんと驚異の3.25%。こっちは、NASAの研究所にも直結している上、MITの5分の1位の規模の超エリート大学ですからねえ。それにしても、ひえ〜
特筆したいのが、ボストンにあるノースイースタン大学。
ノースウェスタン大学は知ってるけど、イースタンっていう人も多いかもしれませんが、名門大学です。竈門焼きのピザも食べられます。(冗談ですけど)。この大学、去年は合格率18%だったんですけど、今年は一気に7%まで下がっちゃいました。理由は、コロナ。色んな制約があるコロナ蔓延期間中に、大学生活を送りたくなくて入学を先延ばしにした学生が、今年の秋に入学予定です。それで、寮だとか、クラスのサイズだとかを考慮に入れて、募集人員を25%カットしちゃったんですね。ってことで、超難関大学の仲間入りをしました。
問題の渦中にあるのが、公立大学のトップ、カリフォルニア大学バークレーです。ここは、研究機関として、世界的に評価の高い超名門大学です。今年の合格率は、11.7%. 大人気のUCLAの9.68%と同様に、州立大学としては、考えられない合格率です。
バークレーは、ここ10年間、キャンパス拡大の計画があったんですけど、近隣コニュニティから環境破壊、交通渋滞、騒音、家の値段の高騰だのの問題で、訴訟騒動になってました。合格発表の3月24日のほんの少し前の2月14日に、裁判所から新入生の数を3分の1ほど減らせと言う通達が出て、受験生たちを奈落に落としました具体的には3050人減らせと
あんまりですよねえ。出願後ですから。
まず、州外からの学生数を全体の18%以下しろと。州立大学なのだから、州内の学生を最優先にすべきだ。カットするなら州外の学生からと言う訳です。バークレーは世界的に有名な大学なので、州外からも海外からも優秀な学生が集まるんですが、今後はどうなって行くんでしょうねえ。せっかくの大学の質を落とすのは、勿体無いと思ったりするんですけど。。。
バークレーは、結局、一体何人に合格通知を出したのか公表してません。差し障りがあるってことなんですかね。
今年も、大荒れの大学発表でした。
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