11月28日日曜日の日没からユダヤ人の冬の行事であるハヌカが始まりました。日が暮れてから、8日間毎日蝋燭の数を増やしていく『光のお祭り』です。最終日は12月6日。
ユダヤ教の中ではさほど、大切な祭日ではないんですけど、まあ、クリスマスに近いこともあってアメリカでは、世間に知られている祭日です。クリスマスに対抗してユダヤ人の子供たちは、この8日間にプレゼントをもらいます。
クリスマスは、正教徒が建国したアメリカでは祭日。学校も会社もお休み。冬休み中と言うこともあって、大学生は、帰省して家族とゆっくり過ごします。ですが、ユダヤ人の学生は、ハヌカで帰省することはないので、近頃ではどんどん、大学で行事を開催する傾向にあるようです。多様性を重んじることを大声で言ってますしね。
ってことで、今年からコロラド州の北コロラド大学でもライティングの行事を始めました これが、北コロラド大学のメノラ点灯セレモニーのポスターです。
筆者の息子も、昨日、大学の門で、オーソドックス派ユダヤ教徒の学生たちに囲まれて、一緒にハヌカの祈りの歌を歌ってしまったと笑いながら、電話をくれました。
『君、ユダヤ人』
といきなり聞かれて、どうしようかなあ、と思ったらしいですけど、
『うん。まあ。。。何もしてないけどね』
って思わず答えてしまったんだとか。自覚があるんですかねえ。
そしたら、ユダヤ教の帽子を被せられて、一緒にお祈りをさせられたらしい。ハヌカの期間は、ユダヤ律法にある戒律を行って正しい日々を過ごすことが求められているので、大学では、コテコテのユダヤ人学生が、駅前のモルモン教の勧誘みたいに、一緒に祈らせて下さいをする訳です。
まともなユダヤ教育を受けていない息子は、しどろもどろのヘブライ語でどうにかやり過ごしたと笑って教えてくれました。しょーもない。本人は金貨のチョコレートだの、マフィンだの、メノラと蝋燭までもらったから、喜んでいました。
もらったメノラと蝋燭はこれ。
娘は、ユダヤ人には見られなかったようで、大学では1度も誘われなかったと言ってます。へえ、双子なんですけどね。
と言うわけで、我が家の近所のユダヤ教会の前にも電気のランプ仕様のメノラが点灯されています。
(昨日が3日目で4つのライトが灯ってます)
そんなこんなで、アメリカはだーれも仕事をする気にならないホリデーシーズン真っ盛りです。ですが、学生諸君、期末テストがありますからね。気を抜かないで。
Happy Holidays
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