ショパン・コンクールは、ついにファイナルの結果待ちまで来ました。あと2時間誰が優勝するんですかね。
日本人はファイナルに2人残ってました。どっちも入賞して欲しいもんです。この残っている日本人のうちの1人、小林愛美さんは、アメリカの音大出身です。フィラデルフィアにあるカーティス音大。
普通の人は、アメリカの音大と言うと、1番に誰しも口にするのがジュリアードですけど、このカーティス音大、実は凄い音大です。何せ、授業料が要りませんから。大学の学生数はたったの150人。アメリカ国内からというより、世界中の才能をかき集めることで有名です。ここ出身っていうだけでも、小林さん、大したもんです。
で、今回のショパン・コンクール1次から出場している86人の中でどのくらいがカーティス在学、または出身か調べてみちゃいました。
6人
へえ。結構、いますねえ。
前述のジュリアードはこれより1人多い7人。ほう。
次に続くのが、アメリカで1番古い音大、オーバーリン。ここが4人。健闘してますね。オーバーリンはリベラルアーツのカレッジもあって、こっちも有名です。
アメリカの音大からの出場者は全部で24人。約28%。もちろん、国籍は、さまざまです。アメリカ人以外はアジア各国からの出身者がほとんどですが、イタリア人でアメリカに留学している人もいます。
えっ
でもこの人、ロサンジェルスの音大、コルバーンで勉強したんですよね。なるほど。
だって、コルバーンはカーティスと同様に、無料で、世界中から才能のある学生を集めていますから。やっぱり、お金の力は大きいかも。
後は、ニューイングランドだとか、イーストマンだとか、ニュースクールだとかの音大出身者。特筆すべきなのは、アイビーリーグのハーバードとイエール出身者が混じっていることですかね。ハーバード出身の人はこの後、ニューイングランドの大学院に進んでます。イエールはアイビーリーグの中で、音楽演奏を専門にすることが出来る大学です。
ってことで、こんな風に、ショパン・コンクールをフォローするのも一興かと。ピアノ・メーカーも晴れの舞台で自分のとこのピアノを使ってもらおうと戦ってますけど、音大の方もこんな戦いがあるってことですかね。
結果、待ち遠しいですね。出場者の皆さん、お疲れ様でした。
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