双子をヤマハ音楽教室に通わせたお話の続きです。![]()
音楽教室は毎週土曜日の朝9時からで、双子を起こして、朝ごはんを食べさせて車で連れて行くんですが、せっかくの土曜日なのになんでこんなことをしているんだろう、となんども自問自答しました。2年間のコースで、これが終わったら、きっと楽になると信じて毎土曜日、双子を連れて出かけたんですけど、甘かった
週末に早起きして、子供をどこかに連れて行くという生活は、高校が終わるまで続きました。ふへー。![]()
グループレッスンの終わりに、子供たちは、先生からシールをシートに貼ってもらえます。これが子供にはお楽しみ。![]()
娘が通っていたバレエ教室でもシールをもらっていたことを考えると、子供を何かで釣る作戦は、どこでもやっているってことですかね。![]()
バレエ教室よりもちょっと良かったのは、シールを貯めると、ガチャガチャで出て来るようなオモチャを交換することが出来るシステムでした。待合室のロビーのガラスの棚にシールと交換出来る景品が飾られていて、子供たちを誘ってました
息子は、ちょくちょく、セコイオモチャに替えてもらってましたけど、娘は欲しいものを決めて2年後に『スポンジボブ』のオモチャと引き換えました。このオモチャ、今だに娘の楽譜スタンドにぶら下がってます。こういうことでも、性格が出ますねえ。![]()
(娘の楽譜スタンド。パガニーニの楽譜がずっと置きっ放し)
ヤマハ音楽教室は、双子が通った幼児のグループレッスン以外にも、色んなクラスを提供してました。単に、一番近いという理由で入った教室だったんですけど、ここは凄い所だったんですよね。実は。![]()
毎年、合同でリサイタルがあるんですけど、いやあ、感動しました。ホント、凄い子達っているんですねえ。![]()
中学生の男の子がチャイコフスキーのピアノ協奏曲を先生がオーケストラ部分を受け持って一緒に弾くなんていうのがあったりして。この子に驚いていたら、高校1年生がラフマニノフの3番を弾いてみせたりする。しかも、凄く上手い。そのまま本物のオケと弾けるレベル。いやはや、驚きました。![]()
後で分かったんですけど、ラフマニノフを弾いた女子生徒は、あのオプラ・ウインフリーのショウ(日本で言えば、徹子の部屋て感じですかね。最近はヘンリー王子とメーガンさんが出演したのでご存知の方もいるかも)に出たこともある強者でした。ピアニストとしてではなく、作曲家として番組で紹介されたんですけどね。まあ、全米レベルでちょっとした有名人だった訳です。そんな子達がいる音楽教室。![]()
リサイタルの後、レセプション会場でその女子生徒に話をしました。![]()
『それで、どこの音大に行くの
ジュリアード
それともドイツに留学とかしちゃうのかな
』
『音大は考えてません。医者になりたいので。先生は、音楽を続けるべきだって言ってますけど。』
『。。。。』![]()
まあ、現実的な少女だってことですかね。でも、あの才能、もったいないなあ、と思ったんですけど。既に、全米レベルで有名人だったし。![]()
って、ことで、このヤマハ音楽教室、めちゃくちゃにレベルが高かった
です。教える先生も簡単に協奏曲の伴奏が出来ちゃうレベルですから。と言っても、この2人が師事していた強面のおっさん先生に付くのは、ほんの一握りでしたけどね。我が家の双子には遠い道のり。![]()
双子も頑張れば、チャイコフスキーが弾けるようになるのかもしれない、と甘い夢を見て頑張って週末に教室に2年間通いました。![]()
その結果、双子がどうなったかは、次回に。![]()
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