言語能力の習得に特化した結果、2歳になった頃には、『マイフェアレディ』のヒギンズ教授が使うであろう正確な単数・複数形を操る怪しい
幼児になりました。
例えば、
“Look at those cacti” (あそこのサボテン見て)
英語でサボテンはcactus(カクタスと読む)と言いますけど、複数形は、 cacti(カクタイと読む)で、単にsをつけません。はっきり言って、普通のアメリカ人はカクタシーズと言ってしまう。
ラテン語源の名詞の終わりの綴りは単数形がーumで、複数形がーaになることが多いんですが、これもきっちり双子は使い分ける。例えば、
データ(data)は複数形だから、単数はデータム(datum)ってちゃんと言う。スタジアム(stadium) もちゃんと複数あったらスタジア(stadia)って言う。はっきり言って、こんな使い分けをするアメリカ人はまずいない。実は、結構、楽しんじゃいました。はははは。![]()
ご飯を食べる時は、単数形、複数形ゲームを散々やりました。これ、結構、盛り上がりました。言葉を崩すのは簡単ですから、きちんとコンプリートセンテンスで正しい言葉を使って話せるようにしようと。そこは、頑張りました。![]()
3歳の時に、義兄家族とディズニーランドに行って、当時上演していたミュージカル『アラジン』を観た時はちょっと可笑しかったですねえ。観終わって伯父さんが娘にどうだった
軽く聞くと、返って来たのがこれです。![]()
“That’s a masterpiece.” (あれは、名作ね)
3歳の幼児がマスターピースなんて単語を言うとは思えず、義兄は絶句してました。さらに続けて、娘は、
“The stage was exquisite, too.” (舞台も絶妙でしたね。)
(従姉妹とディズニーランドに行った3歳の双子)
Beautiful ビューティフルだって幼児には 難しい言葉だと思われるのに、繊細で非常に美しいと言う意味のexquisite イクスクイジットを真顔で使う娘に驚嘆して伯父は娘の大ファンになりました。![]()
ってことで、双子は幼児言葉を使わずに、会話が出来る珍しい生き物としての地位を確実に物にして行きました。![]()
特に娘の言語能力はズバ抜けてました。![]()
その結果、どうなったか![]()
今では内容がない話も、即座にちゃんとした文章に仕上げることが出来ると娘は豪語しています。。。
もっとも、内容がないって言うのは問題ですけど。まあ、どんな文章でも短時間に仕上げられるのは、大学では大いに使える能力であるようです。1時間で10ページのレポートとか平気で書いちゃうようですから。![]()
喋る方は、こんな具合で能力を高めて行ったんですけど、相変わらず、本は親が読むという習慣が3歳まで続きました。![]()
そろそろ、読み書きを教えたいけど、どうしよう。フルタイムで働いている筆者には、その余裕がない。どこかに『アルプスの少女ハイジ』のクララのおばあさんみたいに優しくて忍耐強い人はいないだろうか![]()
プロにアウトソースしてしまおう![]()
ってことで、この話、続きます。
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