三十路の読書感想文

三十路の読書感想文

自分が読んだ本の感想や内容、学んだことなどを主観的に書いていきます。
「人」について学びたい。

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さて、順調に読み進められている。

今回は一つの項目について書くのではなく、読み進めていく中で感じたことを書いてみたい。

 

ゲシュタルト療法での目標は一言で言うと

「自立しなさい」

と言っているように感じました。

 

 ゲシュタルト療法では、患者の「過去の問題」を問題にしないとしています。

過去の問題自体は扱わず、その時に習得した間違った対処の仕方を問題とします。

原因を解明する必要はないとしています。原因を解明しても、患者の症状の説明にはならないからです。

問題は原因ではなく、「今-ここ」現在のやり方であるとしています。

 

 「なぜ」という問いかけを我々はしてしまいがちです。

これは物事には因果関係が絶対あるというような考え方や、要素還元主義が現代の主流だからです。しかし、ゲシュタルト療法では「なぜ」という問いかけは全く効果がないとしています。

それは、「なぜ」という問いかけは都合のよい解答を取り繕ったり、合理化であったり、言い訳であったり、あるいはその1つの原因に責任をなすりつける口実を与えることになるからです。

 

 もちろん、過去の問題は重要です。軽視してはいけません。過去の続きで今があるからです。本当に辛い経験をされた結果苦しんでる方もたくさんいます。

 

 目標は、これからもくる問題や困難に対して対処の仕方を身につけることです。

そう、生きている限り問題や困難は次から次へと起こってくるのが当たり前なのです。

原因・・過去の出来事・・・を解明し都合のよい解釈を得たとしても、解決したのはそれ一つだけです。これからまた次々にくる問題や困難でその人はそのたびに打ちのめされてしまうのです。

ではどのように解決していくか。

自分自身で自分自身のその間違った対処の仕方に気づくことです。

その為には、自分の抑圧したもの(=素直な欲求)に気づかなければなりません。なにが自分を妨害しているのか。それに気づかなければなりません。

 

 神経症患者はセルフサポートの能力が欠如しています。つまり、自分を支えることが出来ていないのです。その結果、他人の価値観で生きたり、責任をすべて外界になすりつけたりして自分を守っているのです。自分の力ではなく、外界の力に頼ろうとしているのです。

自己責任を負うことから逃げているのです。

 

 

 

さて、まとめてみます。

●神経症患者は自分を支える力が欠如しています。セルフサポートが出来ません。

●そのために外界を操作して外界の力に頼ります。

●目標は、自分自身を支えられるようになること、つまり「自立すること」です。

●過去の原因解明ではなく今現在の問題や困難への対処の仕方を問題とします

●患者は、自分自身の抑圧されている欲求に自分自身で気づけるようにならなければなりません。自分自身で気づけるようになれば、今後、適切な反応をすることが出来るようになっていきます。

 

 

感想としては、なにか途切れ途切れだったものが埋まっていく感じです。

自分自身、過去に様々なことがあり問題を抱えていました。

そして、自分がやっていたことは過去の原因探しでした。ただ、過去の原因探しをしても今は変わらないというふうにも思っていました。しかし、それを止めることは出来ませんでした。

 

ゲシュタルト療法での、問題は「過去の問題」ではなく、今現在にも引き続いている問題への対処の仕方が問題というところや、原因探しや「なぜ」は効果がないというところが、非常に腑に落ちました。

これからもどんどん深めて身に染み込ませていきたいです。