今回も緒形拳さんを語りたいと思います。


晩年の拳さんの出演作品の中で大好きなのが

ドラマ「古畑任三郎」に犯人役で出演された回です。


たしか、シーズン3の初回SPだったと思います、

西園寺刑事が登場する回で、おみくじ殺人事件の話。

「黒岩博士の恐怖」だったかな?

見た目には、まだ拳さん、お元気な頃です。


この時の拳さんの演技が凄い!見事!なのです。

あの濃いキャラの古畑(田村さん)の演技に呑まれず、

正面から受け、返す、さすがなのです。

脱力しながらも、どっしりとした迫力と面白さ。


この古畑任三郎には沢山の素敵な俳優さんが出演されてますが、

主役を喰ってしまう程の方は、他にいません。


面白いシーンは、拳さんが西園寺くんを

「どうした、チビッコ?」とおちょくるシーン。

西園寺くんが「背は関係ない!」とキレるのですが。 ^^


このシーンの拳さんの台詞、アドリブなのか台本通りなのか、

上手過ぎて分からないのです。

台本通りなら面白すぎるし、アドリブなら上手すぎる。のです!

大抵の俳優さんはアドリブ時には声のトーンや張りが変わるので

分かります。

おそらく、基本台本通りで、若干言い方を変えているのかと推察します。


このシーンを観て、西園寺くんを演じる石井さんが羨ましくなりました。

芝居で拳さんに、こんなに面白くいじって貰えるんなんて、一生の宝ですよ。


晩年の拳さんは究極のナチュラル演技の域に達してます、

昨今の若手TV俳優の(それしか出来ない)ナチュラル演技?とは

次元が違います。


まだの方は是非、ご覧下さい!!


追伸、

ルパン三世をやる前の栗貫さんも出演してます、

ルパンがつまらなくなった理由が分かりますよ。 ^^