8日間でLPIC303取得 | ふんが徒然日記

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道楽日記。

LPIC303の試験を受けてきました。

 

LPIC303はネットで調べても書いている人が少ないので私の感想を書いてみます。

 

LPIC303はエンタープライズセキュリティと言う事でその名の通りLinux周りのセキュリティ関連の知識を問われます。

(LPICの試験とは何か?他のレベルは?等については割愛します)

 

まずは私の結果から

 

結果 pass

スコア 750

 

 

他と比べてもLPIC303のスコアが断トツに高いです。

 

因みに私はLPIC201が一番難しかったです。

これ何だっけとか記述式で全く見当もつかず埋められない問題がいくつもあって試験中かなり焦りました。

 

LPIC303について、話を戻します。

 

試験の感想

 

LPIC202と関連のある項目が多くそれらを更に深堀りした内容ですが、LPIC202より覚える範囲が狭く楽に感じました。

 

セクションも4つと少ないので、広く浅くよりは狭く深く知識を問われる問題が多かった気がします。

 

ただ、他の方も言っていますがコマンドのオプションがとにかく覚え辛い。

 

tcpdump, auditctl, acl...何故このオプションがこれなの?と規則性なさすぎて苦労しました。

 

しかも頑張って覚えたものの本番ではそれ自体を問うものはあまり出ず・・・

 

と言っても全く覚えなくて良い訳ではないのでコマンド、設定オプションと共に実際の設定例と共に英語の構文みたいに覚えるのが良さそう。

 

また、コマンドオプションだけを覚えていざそれをどういうときに使ってどういう働きをするのか・・・と言った知識が抜け落ちていると本末転倒となります。

 

例えばdnssecとTSIGの違い、何が必要でどういう仕組みで動くのか、何をどう署名してその結果どうなるのか・・・等実際の設定と合わせて理解が重要。

(私はLPI Japanの動画を見てイメージを掴みました)

 

それとnmap、ポートスキャンをする・・・程度の知識だけだとダメです。これは202の時も同様でした。どのオプションがどの働きで一般ユーザーでも実行できるものがどれでroot権限が必要なものがどれなのか・・・等も問われました。

 

あまり内容を書くとまずいのでこれぐらいにしておきます。

 

本番の問題形式ですが、選択肢の中から2つ選ぶものが多かったです。

 

ただし日本語が少々意味不明。

 

日本語勉強したての外国人が頑張って無理やり難しい日本語を使ってみたけれど結果余計分かりづらくなってます、みたいなものがちらほら。

 

これは102の時も同じ。

 

特に知識問題。

 

一度さらっと読んだだけだど意味が掴めず、落ち着いてゆっくり読んで自分なりに別の言葉に置き換えたり解釈する必要があり、読解力も含めて問われている様に感じました。
 

ただ、英語表示に切り替えられるので、結果それで答えが分かったものもありました。

 

変な日本語が出てきたらとりあえず英語に切り替えると良いと思います。

 

記述問題は6-7問位で比較的簡単且つ日本語も比較的まとも。

 

勉強方法

 

★Ping-t

★学易

★LPI-Japan公式の動画とLinuC303の例題と解説。(私はLPIC受験ですが結構参考になりました)

 

まずPing-tですが王道ですね。

セクションごとに問題を解いていき、解説を不正解メインにさらっと読んで全体的な知識をつけていきます。

あくまでもさらっと。

コマ問はほぼやりませんでした。(記述式問題は学易にあったのとPing-tのコマ問は難しすぎる気がします)

全体2週してそれでも間違えるものはお気に入りに入れてこの辺りで解説をしっかり読み込みます。

最終的に模擬で8割超える位までやりこみました。

 

学易でも同じ様に問題を解きますがこちらは正解不正解問わず最初から全て解説ごと読み込みました。

 

最後に試験直前にLPI-Japan公式の動画とLinuC303の例題と解説見ながら更に理解を深めていきました。

同じ問題は出ませんが解説が丁寧で本番の時に見ておいて良かったなと思いました。

 

余談ですが303に限らず他の試験で個人のサイトやブログで書かれている内容も色々みましたがすごく丁寧で参考になる方がいる反面、情報が古かったり見当違いの事が書かれていたりひどいと間違っているものがあって(しかも試験でその部分に関する知識が問われる問題が出た)なかなか全てをうのみにすると痛い目にあうので気を付けてください。

 

黒本は使わず全く見ていないのでお勧めできるかは謎。

 

101と202で絶大な信頼を寄せていたスピードマスターがLPICレベル3だとなくて、これがかなり不安材料でした。

 

でも結果的に割と良いスコアを取れて良かったです。

 

これから受ける方へ

 

202と関連のある項目が多いので202が受かった後あまり期間を空けずすぐ取り掛かった方が良いと思います。

 

LPIC自体が短期集中と相性が良く、また下位の試験の範囲が上位の試験で出たり、逆もあるので記憶が定着している間に一気に取りましょう。

 

とりあえずレベル1までとかレベル2までとか取って一度終わりにするのであれば全く問題なし。

 

ただ、

 

「最終的に2か3まで取りたいけれどとりあえずレベル1取って次はCCNAとかAWSとか別の資格取ってからレベル2挑戦しようかなー」

 

って人は先にLPIC取る事をお勧めします。

 

でも304に限っては下位の試験と関連性があまりないみたいなのでこの限りではないのかも。

 

私自身が304は手を出していないのでわかりません・・・

 

私は目標だったレベル3まで取ったのでこのまま300を取りにいくか違う資格を取ろうか迷っています。

 

悩む間に勉強すればよいのですが気が乗らずブログを書いてみました。