この前、美容院に行ってきたよ
そうしたら、美容師さんが「Ｕさん、亡くなりましたね」って・・・
何を言われてるか分らなくて事を把握するのに数秒 「え？嘘」
Ｕ君は幼稚園～小学校の同級生で美容師さんになって英国に留学、向こうで講師やってた
帰国後、東京にお店を出してからも美容師さんなら知らない人はいない位になって
セミナー講師をやったりトップデザイナーとか第一人者とか言われてたらしい
10年位前に当時の美容師さんからＵ君が凄い美容師さんになったって聞いて
1度、彼にカットして貰うのが夢だった
でも、東京まで行くのが億劫だったり、私の事、覚えて無いかもしれないし、
オシャレなお店だから気後れする・・・なんてグズグズ思ってるうちに、
こんな事になってしまった
Ｕ君がお爺さんになってからカットして貰うのも良いなぁなんて思ってたけど
結局それも叶わなくなっちゃった・・・
ヨガやお花の勉強では東京に行ったのにＵ君の美容院には行けなかった
やらなかった後悔がまた１つ増えてしまったよ
あれから毎日、彼のＹｏｕＴｕｂｅのカットの講義を見たり画像を見たりしてる
素人の私にも分る内容の講義、イヤミの無い話し方・・・美容師さん達が憧れるのも分る
人格的にも素晴らしい人だったらしく「身体の一部を切断されてるお客さまに対して
失敗は許されない」って・・・
髪を切られる側にとってこんな風に想ってもらえたら嬉しいよね
お客様第一で、お葬式の日もスタッフは出席させず普通にお店は営業してたって・・・
多くの美容師さんのブログやFacebookやTwitterに取り上げられてて彼が本当に素晴らしい
美容師さんだったんだと思うと子供の頃、一緒に遊べた事、誇りに思います
私が想像もつかない位、華やかな世界で太く短く生きてたＵ君
きっと、まだまだ、やりたいことが沢山有って無念だったよね
いつまでも、この世に居られるなんて思ったら大間違いだね
別れは突然やって来るし、生かされてる命、自分ではどうにも出来ない・・・
だから逢いたい人が居たら逢いに行く方が良いし、
やりたい事があったら、迷わずやった方が良い
やらなかった後悔はもう増やしたくないよ
知り合いが、だんだんとこの世を去って行く年になって色々考えさせられます
大切な人や犬や猫が死ぬと残された方は悲しくて辛くて落ち込む
それは、もう逢えなくなるからなんだよね
毎晩、ＹｏｕＴｕｂｅの中の彼に話しかけて「Ｕちゃん（幼稚園の時の呼び方）、幸せだった？」
なんて聞いて落ち込んでる私
だけど、もしかしたら去って行った命は、もう痛みや苦しみから解放されて幸せなのかも
Uちゃんも痛みや苦しみから解放されて、
いろんな人の髪をカットしてあげてるのかもしれないね。
私が、そっちの世界に行ったら今度こそカットしてね。。。
私はＵちゃんに比べたら地味で平凡な人生だけど、まだこっちの世界で頑張るよ
「あなたが虚しく生きた今日は昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日」
合掌