最近、悩み、後悔したことが有りました
近所に住む脱走犬ナナちゃんが保健所に保護された事が有ってから
ネットで迷い犬情報を覗くようになった私
（お散歩途中のhanakoとナナちゃん）
先日、その中に何とも言えない目をしたダックスが保護されていて特徴には「下半身麻痺」と・・・
写真でも脚のおかしいのが分りました
気になった私は保護センターに電話をし飼い主さんが迎えに来たのか？
引き取ってくれる人はいるのか？脚の麻痺の様子、性格などを聞きました
麻痺はヘルニアを放置されたらしいこと、車いすが無いと動けないこと、噛み癖があること、
それで飼い主さんに捨てられた可能性が高いことなどを説明してくれました
それらの理由でこの仔に関しては積極的には新しい里親さんは探さないと。。。
「本当は飼い主さんを探したいし捨てるのは犯罪です。でもそう言う方は
誰が捨てたか分らないようにして捨てますからね」
行政の方ってもっと冷たいかと思ったけど愛情の有る犬側に立った物言いで
少し泣きそうになりました
それから、何とかあの仔を助けられないか？考えました
でも保護活動をしている知り合いも無く、私が引き取れるか？自問自答
麻痺しているのでオシッコもウンチも自力では出来ないかもしれません
多分、人間不信で噛み癖の有る仔だと思うので、
ずっと付きっきりで何年も掛けて心と体のケアが必要です
私のようにフルタイムで働いていたら、排泄も面倒見てあげるのは難しい
健康な仔と違い、医療費も時間も倍以上かかる事でしょう
今は健康なhanakoも今年からシニアと言われる年齢に入ります
今でも経済的にギリギリの生活をしているのに私一人で2頭の仔の面倒を診られるのか？
１度棄てられた仔を２度棄てる事は絶対に出来ません
ただ、可哀想だとか一瞬の同情だけで引き取れる仔では有りません
「甘い気持ちじゃダメだよね」・・・私の答えです
結局、保護期限が翌日に迫って居て、どうする事も出来ませんでした
人気犬種で飼われ、ヘルニアを放置され痛みか虐待で
きっと自分を守るために噛み癖がついちゃったんだよね
ヘルニアだって治療してもらえれば治ったし麻痺で動けなくなる事もなかったハズ
全部、飼い主（人間）が防げたことなのに、あの仔は悪くないのに・・・棄てられた
その事が有ってから犬の保護活動をしている方たちのブログを見るようになりました
・安楽死と言われるガスでの処理が犬にとって、とても苦しい最期であること
・ダックス、チワワ、プードルと人気犬種の保健所持ち込みが多く、最近では里親さんも
なかなか付かなくなって居る事
・引っ越しシーズン（まさに今の時期）になると飼い主さん自ら保健所に犬を持ちこむこと
そして、そんな仔たちを1頭でも多く助けようと保護活動を頑張っている人たちが金銭的にも
体力的にも想像を絶する形で頑張ってくれて居る事を知りました
hanakoを迎える時に里親も考えたのですが条件が厳しく私は諦めていました
（一人暮らし、お留守番の多い家庭はお断り条件になって居る事が多いのです）
何とか保護活動の力になれないかと考え始めている今日、この頃です
殺処分されるワンコの気持ちを代弁して
「もう一度、青い空が見たかったな」との言葉が有りました
そうだよね、あの仔もきっと見たかったよね・・・助けてあげられなくて ごめん
今日も良いお天気でした
青空を見て申し訳無い気持ちになったのは初めてです
野生の動物みたいに生きて行く為ではないのに、要らなくなったとかの理由で
他の動物の命を奪うのは人間だけではないでしょうか？
他の生き物たちの命も大切にしようよ
簡単に棄てたら自分もいつか棄てられるよ・・・
あのダックスの写真は手帳に挟んだままです。
誰か一人くらい、あの仔を覚えていてあげないと可愛そうだし、
助けてあげられなかった事を忘れないために、自分への戒めです。