ミラーニューロン | ハルヨガ スプリングブレス~普段着のヨガ~

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馬好きヨガインストラクターHaruのブログです。
普段の生活に生かすことができ、親しみやすいブログを目指して、ヨガのことや様々に感じた日々の出来事、そして馬との関りなどを少しずつ書いていこうと思います。

先日、知り合いの方の紹介で乗馬療法のボランティアの見学に行ってきました。

私が行ったのは、障害がある方の乗馬大会でした。
障害といっても状態は様々で馬場馬術の一科目、二科目をきれいに回ってこられる方もいれば、介助の方が両側から支えてコースを回る方もいます。

そうした中で一つ感じたのは、見守られる安心感って大きいんだろうなという事。


例えばこの写真。
このお馬さんの手綱は馬の口に入れる金属の「ハミ」がついていない無口頭絡というものがついていて、また人が引張る引き綱もつけていませんが、それでもお馬さんは大人しく前を先導する先生のお尻を慕うようについて行きます。
とても強い信頼関係があるんでしょうね。
乗っている男の子は少し体のバランスが取りづらいのでしょう。こわばりもあるようです。両脇の介助の方が足を軽く押さえています。でもなんだかとてものどかなお散歩風景のようにもみえませんか?
皆さんが仮装されているのと馬が眉毛を描かれている事を除いても(笑)この一団の周りには「安心」というオーラが出ている感じがします。意識がお互いを繋いでいるのが感じられます。
らちに書かれた「危険!」の文字がそぐわない感じがしますね(笑)





また、この2枚の写真では、インストラクターを勤める方が進む方向を指し示したり、「ポンポンとお腹を蹴るんだよ」という脚の使い方を手でやって見せたりしています。
こうやって対面で熱心に教えてくれる事、お手本を見せてくれる事が集中力を高め、身体の動きをも先導してくれているのでしょう。
現場でお会いした整体師のT先生にその事を話したら、「ミラーニュ-ロン」の話をしてくださいました。

ミラーニューロンとは、他の人がやっている事を目で見ているだけでも、自分が実際に行動しているときと同じ様に働く脳の神経細胞ネットワークのことで、模倣によって学習する際に重要な役割を果たすのではないかといわれているものです。
それは心理的な共感能力とも深く関わっている脳の活動です。

それを聞いて思い出したのですが、今年の9月に、医師でヨガの先生でもある「石井正則」さんという方のセミナーがありました。その方の話にもこのミラーニューロンが出てきたんですね。

この方は撓骨神経麻痺のため両腕が動かなくなって数年来のリハビリも効果が無く、絶望しかけた時にたまたま受けたヨガのレッスンで指がピクリと動き、その後熱心にヨガと取り組んで麻痺を克服されたという経歴の方でした。
その方は医師でしたので、何故ヨガが効果的なのか、治療に役立てる事ができるのかという事をきちんと検証されてお話をしてくださいました。
その中で出てきたのが「ミラーニューロン」という言葉です。

一人で頑張るリハビリ以上に、対面でインストラクターの動きを脳で経験し、模倣しようとする意識がミラーニューロンを動かし、神経の活動を促したというわけです。
また、そこに生まれる「共感」という感情を生むために必要な物質が、「オキシトシン」という脳内ホルモンです。
このオキシトシンは「安心」や「信頼」の感情を増加させる物質なのです。

う~ん・・・ここにも「安心」が・・・

ヨガと馬の大事な共通点は「あ・ん・し・ん」という言葉なのかもしれません^^