Twitter上でも子育て世代の親達の議論が白熱した自民党のうちだした「0歳時は家庭で育てることを原則とする」というこの政策。
わたしも、ちょっと思うところがあるので日記のネタに。
まず、日本再考・自民党の中長期政策体系の冒頭より抜粋したこの一文について。
自由民主党国家戦略本部、第6分科会
(教育:町村信孝座長)は、「民主党は『子どもは社会が育てる』という誤った考え方でマニフェストを作った。
つづきまして、
日本再考・自民党の中長期政策体系第6分科会の資料より抜粋。
子どもの健全な発育にとって、乳幼児に対し親の愛情、スキンシップを最大限に注ぐことが大切である。
そのため、父母ともに育児休業制度を十分に活用するとともに0歳児については、家庭で育てることを原則とし、家庭保育支援を強化する。※資料③参照←この資料が重要。
これには、断固ものもうしたいですね。
まず、わたしが「?」と思った点を箇条書きに致します。
①子どもは社会で育てるという誤った考え方で
②子どもの健全な発育にとって、乳幼児に対し親の愛情、スキンシップを最大限に注ぐことが大切である。
そのため、父母ともに育児休業制度を十分に活用するとともに0歳児については、家庭で育てることを原則とし、家庭保育支援を強化する。
あ、箇条書きになってないw全部だったww
まずですね。
子どもは社会で育てることが誤った考え方なのかどうかっていうところなんですが。これは全く誤りではありません。
だって原則として「家庭」という基礎がありその家庭の回りを社会が支えて子育てしてるんです。昔もいまも。家庭内だけでの子育てなんて昔だってなかったはず。昔は近近所の人たちのてで社会が家庭とともに子育てしてたものが、現代では保育園などにおきかわっただけ。
この文章だけを読むと、社会が子育てをすること自体が間違っとるっていう風にも聞こえます。
家庭だけで子育てするって、どんだけ大変なのかわかっとるのでしょうか。
じゃあ、どうして家庭内だけでの子育てがこれほどまでに大変になったのかを分析してみましょう。
これはあくまでわたしが子育てをしながら感じた持論ですが、まずこの政策を打ち出した方達の時代と今の時代は全く生活環境が異なっております。
それは近所同士の気軽な繋がりが薄れただけではなく、女性の出産年齢の上昇や利便性が高くなった世の中の仕組みが深く関係しております。(多分ね)
まず、体力。
昔は、結婚適齢期なんてものは20歳前後だったんじゃないでしょうかね。20歳を年増、30歳を大年増とよんでたくらいですから。
女性の出産年齢の上昇により、子供を産んだあとの子育てにかけられる体力が以前よりずっとなくなってきているんです。わたしは29歳の大年増一歩手前になった時に息子を産んでますが、はっきりいって死ぬかと思いました。
これは、体力がもたない・・・。本気で死ぬ。と思ったくらいです。もし自分がWMじゃなかったとしても、週に1.2度はどこか託児所に預けていたと思います。子どもが0歳時でも。
それは間違ったことなんでしょうか。
体力的な問題で、託児所に預けてでも休息の時間が欲しい。でも、もしそれを社会で育てるというという認識と位置づけるなら、この方がおっしゃった間違った認識になるのでしょうか。
そんでもって利便性が高くなった世の中の仕組み。
わたしは明日で33歳になりますが、小さいころからそこそこ便利な世の中でした。けど、子供を産んだ瞬間から自分が知っていた「自由」というものがどこかにいってしまいました。
しかし、NETやテレビから得られる情報量は出産前と変わらず、自分だけがおいてけぼりにされているような、焦燥感に似た感情に囚われ続けました。
このままじゃ、世の中においてかれる。・・・やばい。昔と違って、得ようと思えばどんな情報だって簡単に手に入る社会。家庭に子どもと二人だけでいる時間がどんなに寂しくて苦しいか。
利便性が高くなることは間違ったことだとは思いません。それだけあらゆる物事の生産性もあがるでしょうしね。ただそれに伴い、子育て世代の親の心境や感情,子育てに必要な事柄は移り変わってゆくのです。
まずは、この方がご自身で家庭にこもって子育てしてみたらいいのではないかと思います。
で、その後の
「育児休業の制度を十分活用する」
「0歳時については家庭で育てることを原則として、家庭保育支援を強化する」※資料③参照
っていうくだりですが。
育児休業制度を満足に利用できる企業なんて世の中のほんの一握りじゃないんでしょうかね。小さな会社だったら一人の人員がかけただけでも大変なこと。体力のある大企業であればまた別ですが。
それに、出産を機に自分が今まで築いてきたキャリアを捨てなきゃならんのでしょうか。女性は。
もちろん育児休暇を取得して復帰できる環境にある人は充分制度を活用すればいいと思いますが、そうじゃない女性にとって、1年のブランクってはっきりいって結構なものです。産休育児休暇入れて1.6カ月なんていったら「職場にい場所あるかな」なんて考えてしまうくらい。
また、仮にこの「0歳時保育」を育児休暇が取得できない、もしくは家庭の事情でどうしても働かなくてはならい人のための「福祉制度」と位置づけとして考えるから別になくさない。っていたとしても、それってゆくゆく根の深い差別とかになりませんか?考えすぎ?
あとその後の、家庭保育支援を強化するっていう一文とその後の※資料③参照。ですが、ここまでいうなら家庭保育支援強化もどんな内容にするのか明記してもらいたかったです。で、参考資料よみましたが0歳時保育の公費負担しか書いてなかった。お金がかかるからなくすってこと?
それなら、これを見たらどう思いますか?
『シビアな人は、保育サービスの料金を上回る所得のない(主に)女性労働者の就労支援のため、公立保育園に税金を使うのはいかがなものか、って言うけど、その子ども達が将来税金を払い、年金を払い、国を支えるという観点が欠けている。 』
Twitter上で治部れんげさんという方が呟いた呟き。
これってこのとおり。
これからの日本社会をささえてくれる子友達を育ててる、親を苦しめたり迷わせてどうするの。はっきりいって家庭で保育出来る人はそうすればいいし、子どもを産んでもキャリアを捨てずに、自分のためにも働きたい、そのために社会に頼って子育てしなきゃならん人はそれもまた当然の権利として利用して子育てすべきでしょう。どちらに限定するんじゃなく、必要なことを見極めて、国は適宜必要な支援をすべきです。
で、素朴な疑問。政権でこんな風に根本となるコロコロと子育てのありようや方針を変えていいものなの??
もっと中身がぎっしり詰まったトッポみたいな子育て法案とか方針とか日本は作れないんでしょうか。
なんだか長くなっちゃった。意味不明だったらごめんなさい。
株式会社フレッジ
渡邊陽子