ヘアマット作りを体験してきました! | 素髪美人 flavour★salon あなただけの美容室 *・゜゚・*自由が丘

素髪美人 flavour★salon あなただけの美容室 *・゜゚・*自由が丘

東京・東急東横線 自由が丘駅から徒歩8分
〜ナチュラル志向、完全予約制、マンツーマン施術、1日3名様限定〜
ゆとりと癒しの プライベート ヘアサロン
 “flavour★salon” へ ようこそ

http://flavour-salon.com


flavour★salonでは子供のためのウィッグを作るヘアドネーション(31cm〜)、そして漆の工芸を支える道具である漆刷毛のためのヘアドネーション(15cm〜)の賛同美容室です。


髪の毛は油を吸います。

原油流出のニュースを見るたびに、髪の毛を撒いたらいいのになんて思っていたら本当にありました!!


この髪の毛の特性を活かしたヘアドネーション!


新たに、

髪の毛が環境汚染から守るためのヘアマットになる、新しいヘアドネーションを始めます。


こちらはさらに短くて・・・


①2.5〜10cm

②10cm〜

  

参加しやすい長さです。

カットしたら捨てられてしまう髪が地球環境に役立ちます!



ヘアマット用に切らせていただいた毛束

10cmあります😀

   ▼


ヘアマット作りはアメリカが主流で、日本ではコロナ禍に始まりました。まだほんの数年の活動です。

代表のナナさんにお会いし、今日はヘアマット作りをさせていただきました。



ヘアマットをどのように作るのか、見当がつかなかったんですが、


針のついた機械に髪を通す。

羊毛などのフェルト人形は針をチクチクして作りますね。

原理は同じです。



アメリカから届いたサンプルのヘアマット。

思った以上に美しい!


本当に思った以上に柔らかい!フカフカ!

玄関マットにもなりそう〜(笑)

髪の毛とは気が付かれないかも、です。


日本で作ったものは…あれ?

ちょっとクオリティがまだまだですね。

しかし、美しさを競うものではないので、これでいいのです。



ヘアマットは機械で編みます。

この機械もアメリカから無償で届いたんですって!


髪の毛は美容室などから送られてきます。

長さ別にしていただきます。

ウィッグ用などのヘアドネーションと違い、

もしゃ

っと入ってていいんですって。

ゴムで縛らなくていいんです。

むしろ、縛ってほしくない。

外すのに時間を取られてしまいますからね。



しかし!!!私は怒っている😤

私は 髪の長さ別 仕分け作業 をさせていただきました。

これがなんとまぁ、大変なこと!!!


こちらもサロン様から届いた髪の毛たち。

これ見て!

ごしゃ と入ってるんです。

確かにこの袋は10cm未満の髪の毛が多かったです。

しかし、2.5cm未満の髪の毛も混ざってるんです。


小石?なんだ?

ゴミも入ってます。



思うに…サロンで床に落ちた髪を箒で集め、

その髪をゴミ箱に捨てるか、ヘアマットドネーション用のゴミ袋に入れるか、その違いなのかなぁ〜と。


私の怒りポイントはここね!


ウィッグ用などのヘアドネーションをしていると、普通のカットと違い、ゴムで縛ったりしてから長さを切らせていただきますよね。

先にドネーション用の髪を分けておきますよね。


そこに短い髪はそんなに混じらない。


切り方と集め方をヘアマット用にちょっと気を配っていただけたら、この仕分け作業はしなくていい作業なんです。


この作業がなければ、すぐにヘアマット作りができるのです。

機械の方に集中できるんです。


私が持ってきた髪の毛はゴムを外して10cm袋の入れます。



私はこの日、時間が短かったとはいえ、機械で編み込みまでできず、仕分け作業だけで終わりました。

いや、何日かかるかな?という量でしたよ。


代表ナナさん曰く

『髪の毛は集まるんです。でも作業する人が足りない!』


せっかく集まってもこの仕分け作業に時間を取られてヘアマットを編むことができない。


ヘアマットの機械は針なので、気をつけて行わないと怪我します。

2人がかりで作業します。



機械がどのように動いてヘアマットができるのか、ちょっと見せていただきました。



こちらから髪を送り込みます。

少しずつ手で寄せてローラーに入るように。




こちらは反対側、編まれた髪の毛が出てきます。


これを何層も重ねて、ふわふわマットになります。

60cm四方のマットを一枚作るだけでも結構時間かかりそう。

針のスピードは変えられますが、気をつけないと手を怪我してしまいます。

慎重に!




髪の毛って、切って捨てる、ではなく

いろんなことに役立ちます。


私は髪というのは


髪=神 神聖なもの・・・と考えています。


美容師さんは技術だけでなく、接客のプロ。

何事にもその先がある、想像してください。


どのようにしたら、その先が正しく進むのか。


ただ、髪を集めて送る、これもきっと送料がかかりますので立派なボランティアです。


ですが、何のためのヘアドネーションなのか、どのように作るのか、どんな作業があるのか。


想像してみてください。

ほんのちょっと、心を配ってください。


という、ちょびっとだけ参加しただけだけど、イチ美容師としてのお願いでした。



一般の方、地方で作業には参加できない方、

皆、髪を切りますよね?


2.5cm以上(ざっくりとカットは3ヶ月ぶりカットされる時は美容師さんにお願いしてみてください。


『切った髪を持って帰りたいです』


長めの髪だけ、もらってください。

ジップロックなどの袋を持参して、そこに入れてもらってください。


美容師さんはドネーションという活動を知っていれば ピン! ときます。

『何にされるんですか?』と聞かれたら、こんな活動があるよとお話ししてみてください。


サロンとしては活動に参加されなくても、その担当

美容師さんがこの活動を知っていてくれたら、もしかしたら独立したときに協力しよう〜なんて、広がるかもしれません。


まずは、知ってもらうことから!!



仕分け作業を終えて…。


髪の毛付きまくり!

大丈夫、私、美容師ですから。

いつものことですから(笑)


--*--


いつも土曜日午前にこのヘアマット作りをするそうです。

場所は東京の二子玉川駅から徒歩10分のところ。


作業する人員がたりないので、ぜひ参加してください!


そして、美容師さん!!

特別に私たちの定休日である月、火曜日を作業日として開けてもらうことになりました。

それだったら参加できるよ!という方は私に連絡ください。

数人集まって、また参加したいと思ってます。


まだまだ知られていないこの活動。


ぜひ体験して、広めてください!



髪の毛で原油を除去する活動団体

インスタ▷@matteroftrustjapan