「存在意義」 | 藤澤周郷の【とある邪道な日記】

藤澤周郷の【とある邪道な日記】

「俺たちゃシーバス研究所(シー研)」所長役こと 藤沢周郷のブログです
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趣味はフィギュア集めとバイク。釣りはもう、趣味じゃないです



fimo本部の相澤さんから「冷音」で釣れました~メールが来ました


raison d'être


この日一番のシーバスだったようで、テンションMAXメールでしたw



笑顔が物語ってますよね~(*´・ω・`*)



何も特別な事する必要なんて、全く無いんですよ。


だってさ、バイクだってそうじゃないですか?

「レーサーレプリカ」だからって、普通に走ることだって十分できるし

というか、普通のものよりは、断然速かったはず。


それを、テクニックや、改造をし、より自分に合ったチューンドバイクに仕上げて

F3にもって行ったりするわけですよ。。


僕の考えは、そこにあるわけで、


冷音の「テクニカルホール」で誰でも使えるような説明をしてほしい。


こんな、馬鹿な話しないんですよ・・・


先に上げたバイクで例えるなら

「俺もレーサーみたいなバイクに仕上げて、レースに出るから乗り方教えろ」

と、HONDAやYAMAHAに、文句言ってるようなものじゃないのかと。


しまいにゃ・・こけて重傷おったから、とんでもないバイクだ!や

こんな扱いにくいバイクなんて、どうにもならねえ。。だ・・


僕にはそれと同じようにしか感じる事が出来ません。


走るんですよ、普通にしてりゃ

ノーマルでも十分じゃないですか?


なのに、いきなりリミッター解除して「乗りにくい」だのなんだのって・・・


そういう事と同じレベルの話です。


説明文に「テクニカルホールは名前のごとく、テクニックが必要だと」


バイクのように、反射神経と感覚、そして何より度胸が必要・・・


そんな大それたものはありませんが、

しかし、誰でも簡単に出来るものではなく、そこには「鍛錬」が必要だという事。


ルアーを見ながら、動かす努力、そしてそこから、水圧や水流の計算で、ロッドを煽るスピードや距離を計算して行く。


これを、どうやって、伝える事が出来るでしょうか。。。


ムリです。


出来る人はできるし、出来ない人はできない


ただ!別にこれをしなくたって、釣れるルアーを作ってるのが事実。



徐々にで良いんです。


全員が、いきなりテクニカルな動きをマスター出来るようであれば、

世の中のルアーはもっと、進んでますよ。



普通に動かして、そこから慣れが出始めた時

徐々に、色んな事をためせば良いんです。



タイヤをハイグリップに変え・・マフラーを変え・・ステップを変え・・キャブを変え・・



いきなり全て変えてしまえば、きっとタイヤのグリップ感さえ解らず、どっかんパワーでハイサイド起すのが落ちなんですよ。


そこで全てが終わってしまいます。



だから、普通に釣り切り、そこからテクニカルホールに移行し、目視できる場所で、エビ(テーリング)にならない程度の大きく早いクイックなロングジャークをマスターする。


バイクで言えば、UPヒルでの膝スリマスターという感じか。。



次に、見えない距離、遠投先での着水同時から、アクションを入れて、糸の動きをよく観察し

左右に動いているかをチェック。


ダウンヒルや平地での、ハングオン完成



そして、最後にフルキャスト、ボトム取りをしての、ダーティングの練習で、完成



ここでようやく、ノービスレース参戦。



ンな感じですかね。。。


例えが、バイクの事になってしまいましたが、

やはり、ルアーだって、順序が必要なんです。


とくに、シーバスアングラーは、BassFishingをされていない方が多く、

ルアー本来のコンセプトと重要性が、ハッキリ見えていない人が多いのも事実。


「Bass釣った事あるよ!」


ちがうんです・・・Bassを釣るのは誰でもできるんです。


やはり、かじるではなく、どっぷり浸かったか浸かってないかという部分。


Bassルアーの種類は、どんな魚種よりも豊富です。

そこには、どんな魚種が反応もする、洗練された「動きの理論」や「計算されたアピール力」

そんな知識や歴史が沢山詰まっているんです。


それを使いこなせていれば・・・


怒られるし反感買うかもですが、

シーバスルアーなんて・・・


考える必要も無いぐらいの事でしかないんですよ。。。



Bassルアーではすげー!とおもう種類は沢山あっても、

シーバスルアーでは、ほんの数個・・・あるかないか。。。



そんな中での議論・口論は「愚問」でしかない。



だから、早くユーザーが、レベルを挙げ、この現状を脱却してもらわないと

いつまで経っても、「初心者」しかいない、ジャンルになっているのです。


意見を聞くより、ルアーフィッシングとは・・なにかを、「温故知新」調べて頂きたい。


そこには、今の現状が、ガックリするような事が見えてくるはず。


「ヘドン・ラパラ・ボーマー・ストーム」


あらゆる名品を目で確認する、写真をみるだけでも良いです。



日本独自のジャパンスタイルを作り上げたルアーが、いったいいくつ出来ているのか



自分が、どれだけの事してるんだ?


と問われるかもですが、

少なからずとも、先駆者に敬意を示し「インスパイア」した物しか送りだしていないと思います。


鉄板で言えば、「ヘドンのソナー」まったく同じ物には仕上げる事無く、


ちゃんと、テーリング軽減と同時にラインアイは「御自分で好きな所」というのを

「テクニカルホール」として、ダーティングが可能なセッティングをしています。


「リスペクト」


ちゃんと、先人をリスペクトを出来なければ、

バッタモン」しか生まれないという事だと、自分はそう思ってます。





クルクルだってそう

リトルジョージが無ければ、産まれていなかった。


リトルジョージは縦の動きがメイン、その為に「ボディーから直接ブレード」が出ている。

クイックな動きを主体とするからだ。


そこで、シーバスをメインにするのであれば、

やはり、よこの動きを主体にしなくてはならないとの思いで、

ワイヤーを出す事によりブレードまでの距離を出し、頭下がりをブレードで抑え込み、

より「水平」リトリーブを可能としたわけだ。



これも、やはり「リスペクト」あっての考え。



きっとそのまま、で出していたって、売れていたであろう。


しかし、あまりにも・・・バカにしている気がする


「差ほど・・・中国の偽ブランドと変わりないのではないかと・・」



そこに「現金」な部分があるから仕方ない。。。



そんな考えで、ルアーなんて作りたくない。

もし、自分が・・・ソナーやリトルジョージの生みの親だったら・・・

この現状を見て、どう感じるのだろうか。。。



真似をするのは仕方ない

ルアーの形状なんて、限界があるのだから。


しかし、そこに、「製作者の魂」チューンや改善をし、ほり込んでいく事が、

先駆者への感謝と気持ちではないだろうか。



簡単にルアーを出せという、メーカーの意向を簡単に受け入れる事が出来ない自分。



今のメーカー力であれば、フェイクでも売れるだろう。



独創的なものなんて、考えた事は無い。



ただ、より釣りやすく、釣れやすい物。



そこを考えるだけでも、コレだけ時間掛かるのだから・・・



それほど、先駆者が作りだしたルアーーの壁が「高い」という事を、毎回新作を作りだすたび

痛いほど実感し・・・そして、憎みという感情さえも産まれてくる。



「バッタモン」



そう言われないように、


そして「先駆者への敬意」を忘れず


なによりも


自分の「raison d'être」

それを忘れずに、これからも進んでいきたい。