こんばんは。
アステルとパルフェが亡くなり続いて続々と体調不良の子が続出する。

ノアが 6/28(金) の夜から食欲不振になり、6/30(日) 朝時点まで食欲が回復しないため、受診。
あわせて、6/29(土) の朝から食欲が減退しているエリオスを連れて、かかりつけ医に受診に行く。
その後、7/1(月) の夜から 7/2(火) の朝にかけてティラがペレットを殆ど食べておらず、7/3(水) の朝時点になっても食欲があまり回復していないため、念のためという意味もあり受診することとした。

◎ 6/30(日)
■ ノア
いつもはごはんをあげるとがっつく様子を見せるノアが、28(金) の夜にあげたペレットを半分くらい残し、またその後も食欲が上がらない様子を見せているため、かかりつけ医のシンシア動物病院に受診。
もともと、●が小さく歪であったため、6/15(土) に受診し胃腸の働きを補助する薬を処方してもらっていて、ちょうどそれが切れたタイミングだった。
6/30(日) の朝時点での状態は、29(土) にあげたペレットは半分くらい食べていて、●は歪なものを少量だしており、おしっこも少量していた。
先生に診てもらうと、状態を確認すると胃袋は例えば膨張などはしておらず、また腸にガスが溜まっているなどの所見は見られない、つまり鬱滞や閉塞ではなさそう。
ではなぜ食欲が落ちたのか、ということで、口内を確認した。
すると、左側奥の歯を確認しようとすると、非常に嫌がる様子を見せた。あまり今までに見られない態度だった。
そこで更に確認してみると、内側に傾いていた左側奥歯の手前の歯がその後ろの歯を圧迫し、結果として上側に押し出されて上顎の歯を押していた。
結果、上顎の方の左側の歯根が炎症を起こしている可能性がある。それは、わずかに上顎左側の歯に白い膿らしきものがみられるためだった。
さらに上顎の左側歯根に炎症が出ていることが、鼻涙管に炎症を起こさせている一因である可能性すらあった。
以上より、今回は歯を削り調整を行うことを処置とした。
まずは手前の歯を削り、また後の歯を圧迫しないように調整し、そうすることでその後ろの歯の状態が見えるようになるため、状態に応じて歯を削り再び調整した。
上顎の歯については、歯根は修正できないため、膿が発生していた場合を考えて炎症止め使うこととした。
また、胃腸が弱っていることを考え、胃腸の動きをサポートする薬を与えることにした。
念のため点滴をして、胃腸の動きを補助する薬と抗炎症剤を注射して、夜から処方された薬を投与することにした。

■ エリオス
6/28(金) の夜から、ノアと同じようにがっつく子がペレットを食べずにケージの奥で丸くなっているエリオス。
ひとまず6/29(土) の夜にヘアボールリリーフをあげると、こちらは喜んで食べた。
結果、6/30(日) の朝時点ではペレットはほぼ食べていて、かつ食欲も戻っていたものの、トイレを確認すると出ている●が小さく歪なものが半数ほどもあり、診てもらった方が安心と考えてノアと一緒に受診して診てもらった。
先生に問診、ならびに触診をお願いしたところ、現在は胃の大きさも満腹である様子だし、心音、体温、あるいは歯の様子なども問題なさそうとのこと。
なので、胃腸の活動を補助するような薬を処方することで良くなるだろう、と言われる。
ただ、エリオスはもともと健康で、前回に来院したのが 2022年9月であったとのこと。
今後、体調が悪くなった時に「良かった時の状態」を残しておきたいと先生に相談し、基本的な検診ということで血液検査とレントゲンを撮ることになった。
まずは血液検査の結果。
基本的には、いずれも優良な結果だった。
少し悪い結果が出ていたのは肝臓の数値だが、すぐに治療が必要と言うほど悪いものではないため、経過観察をすることとした。
そしてレントゲンの結果を確認。
心臓の大きさ、肺の色など、問題なし。
ただ、胃の一部にガスが溜まっている痕跡があること、また盲腸にもガスが残っている部分があることから、やはり昨日まで鬱滞か閉塞の傾向があったことがうかがえ、おそらくヘアボールリリーフがうまく作用して動き出した可能性がある、と言われる。
時間が経っているけれど痕跡が大きいことから、少し長めに2週間分、胃腸の動きを補助する薬を出してもらうことにした。これで問題なさそうなら飲み切りで構わないそう。
あと、レントゲンを撮ったところ、背骨の内側の一部に棘のような鋭い形状が見られた。
これは脊椎変形症、と呼ばれるものらしく、おそらくは高齢になるにつれて出てきてしまった可能性がある。
今後、例えば動いたり、走ったり、跳ねたりする際に、動きがおかしい場合、この脊椎変形症の関係で痛みがある可能性があるため注意、とのこと。
もしもそのような症状があった場合、QOLの維持のため、例えば痛み止めや炎症止めなどを処方する必要がある可能性があるため、その際は診察を受けるように勧められる。
最後に、爪を切ってもらった。

◎ 7/3(水)
■ ティラ
7/1(月) の夜にあげたペレットを 7/2(火) の朝に確認してほとんど減っていない事を確認。
その後、ヘアボールリリーフをあげるとこれは食べて、ついでにペレットもいくらか食べたが、それも少量であった。
再びヘアボールリリーフをあげ、7/3(水) に確認したが、食欲があまり回復していない。
●やおしっこはしていたものの、量は多くなく、季節的に気温が不安定であるため体調が不安定になることを心配して、その日の朝に受診した。
ティラが受診するのは実に3年ぶり。
触診をすると、特に胃が張っているような素振りは見受けられなく、適度に内容物があり大きすぎもしない。
ただ、子宮の辺りにしこりが見られるため、これが気がかりである。
その他、歯も確認してみた所、右側の歯が少し内側に傾斜するのが見られたものの舌などに赤味があったり
する様子もなく、少なくとも今回の食欲不振には影響はなさそう。
ということで、レントゲンを撮影し、検査をしてみる。
その結果、心臓、肺などに問題はないが、胃部や盲腸には先日のエリオスと同様にガスが溜まっていた痕跡
があり、やはり鬱滞とか閉塞の兆候があったことを示していた。
腸管を確認すれば●が生成されている様子が見られ、閉塞が発生しているわけではなさそう。
このため、エリオス同様、胃腸の動きを補助する薬を使い、様子を見ることとした。
ただし、気になるのは盲腸と膀胱の間に大きな空間が認められたこと。
これは、例えば子宮が肥大化しているだとか、場合によっては腸に腫瘍などができているなどが考えられる。
これは昨日今日できたものではないであろうから、直ちにこれが食欲不振の原因と考えることはないが、子宮肥大にせよ腫瘍にせよ、急性でないにせよ治療を行うにはどのように病状と向き合うのかが重要。
外科的治療に頼るのか、内科的治療で延命するのか。
いずれにせよエコー検査をしないとより深い調査結果は得られない。
まずはきっちりと食欲不振を解消し、それからエコー検査を行って詳しい症状を確認して、それから治療方針
を定めた方が良いと思うと。
以上を踏まえて、点滴と胃腸を動かす注射を行い、胃腸の動きをサポートする内服薬を処方された。

翌日も診察に行った。
◎ 7/4(木)
■ ティラ
7/3(水) 午前に受診し家に戻り、夜に確認したところ、●は少しだけしていたが、ペレットはほぼ手を付けず、牧草もほとんど減っていなかった。
とりあえずトイレとトレイを綺麗にして、水を綺麗にして、ペレット類を取り換えて、翌朝確認してみたが、
●は出しておらず、おしっこは少量出ていたものの水はまるで飲んでいなくて、またペレットにも手を付けていない。
牧草は齧っているようだけど、ほとんど減っておらず。
ほとんど飲まず食わずで、ケージの奥で丸くなっていた。
昨日は胃腸を動かす補助の薬をだしてもらっていたはずなので、これほど何も食べていないのはどうにもおかしい。
鬱滞が進行していたり、あるいは閉塞気味であったりする可能性を考慮し、この日も受診することにした。
問診で以上のことを報告した後に、触診等を行う。
基本的には、触診からは大きな異常は感じられない。
胃は過度に膨れたりしていないし、内臓にガスが溜まっている気配もない。
食べられていないのは事実だろうけど、胃の中で停滞しているわけでもない。
つまり、やはり食がうまく流れるように至っていない、回復が遅い、ということになる。
そうなると、引き続き胃腸の動きを補助し、強制給餌で栄養を与えるのが良い方法ということだった。
ここで、いったん病院にティラを預けて出勤し、夕方に迎えにくることにした。
このため、病院の方で強制給餌、点滴、注射をしてもらい、また血液検査とエコー検査をしてもらうことにした。
そして夕方、18時30分ごろに迎えに行く。
先生いわく、ティラはやはりペレットは食べないが、牧草は食べようとしていた、とのこと。
時折胃を触診してみたが、やはり閉塞しているような所見は見られないため、内臓は動いているとのこと。
ケージの中でも時折跳ねたりしており、また病院の人にも愛想よく応じていたりしたとか。
このような状態のため、治療方針は変えず、内服薬の継続と合わせて、水分多めの強制給餌を行うこと。
仕事があるだろうから、朝、2.5ml のシリンジで5本分くらい、夜は10本くらい、一般で売られている強制給餌用の粉を水分多めで溶かして与えてあげれば良い。
水分はりんごジュースでも良いし、また生野菜などをあげても良いと思うと。
続いて、健康診断として受けたエコー検査と血液検査について。
まずはエコー検査を、何かがある盲腸と膀胱に挟まれたあたりに対して調べた。
結果、レントゲンで何か大きな空白があった部分はやはり子宮であり、組織部分が肥大化していることがわかった。
ただ、これが腫瘍なのか、なんらかの理由で子宮が肥大化したのか、などの理由は分からず。
それでも腹腔内出血などでレントゲンで白く出ていたわけではない、ということは分かった。
これは、いずれどのように対応するのか、例えば外科手術で根本原因を取り除くか、内科処置を手探りで調べていくのか、決めて行く必要があると思われる。
血液検査について、白血球の値を示す数値が高いことが気になった。
ウサギはあまりこの白血球の数値は上がらないのだけれど……なぜ上がったのかは不明。
エコー検査でも出てきた子宮の肥大化が何らかの影響を及ぼしている可能性はあるが、これは手術などをして
みないと何とも言えない。
これは今後の課題、ということだった。