今月のあたまにブログでご紹介していました、flatto初登場の陶芸作家「石井桃子(いしい ももこ)」さんのうつわが入荷しました!
石井桃子さんのうつわは、全10作品、100点が入荷していますよ。
【石井桃子さんの和食器】
石井桃子さんは、愛媛県松山市のご出身で、現在も松山市に工房を構えて作陶されています。
制作されているうつわは、陶土に呉須で図柄を描いた「染付」のうつわ。
松山市は、磁器に呉須で図柄を描く「砥部焼(とべやき)」の産地でもあります。
詳しくは、また後でご紹介しますが、石井桃子さんのうつわのルーツは、砥部焼にあるそうです。
独立してからはまだ2年ととても若手の作家さんですが、陶芸の道に入られてからはちょうど10年という長い経験がある作家さんなんですよ。
それでは、そんな石井桃子さんのうつわをご紹介していきますね。
【石井桃子さんの染付のうつわ】
石井桃子さんのうつわには、「花唐草」や「十草」などの古典柄や「幾何学」・「動物」が描かれています。
どれも女性らしい優しいタッチで、可愛らしいデザインです。
【石井桃子さんの幾何学模様】
少し青みがかった淡いグレーの土色と呉須の紺色が素敵にマッチして、細かな鉄の黒点がアクセントになっているうつわは、どこか懐かしさを感じるレトロ調の雰囲気。
可愛くておしゃれで、とっても素敵なうつわなんです。
【花唐草の模様】
石井桃子さんのうつわに多く描かれている花唐草。
「唐草文様」とは、つる草が伸びたり絡み合ったりした形を図案化したもので、一族の繁栄など縁起の良いものとされているそうですが、
石井桃子さんの花唐草は可愛らしい小花とつる、草が優しいタッチで描かれています。
うつわにスッとなじんで、主張しすぎることなくお料理を素敵に引き立てます。
【高台部分のデザイン】
石井桃子さんのうつわの裏側、高台部分のまわりにもひとつひとつ模様が描かれています。
模様はまっすぐなラインだったり、花のような半円のラインだったり、幾何学模様だったりと様々。
うつわの種類ごとにデザインが異なり、とても手が込んでいます。
【愛嬌のある動物柄】
個人的にも大好きな、石井桃子さんの動物のデザイン。
独特の味わいがあって、アンティークのような風合いで大好きです!
今回は、こちらの画像のヘビの5寸リム鉢のみですが、工房に併設されたギャラリーにはゾウが描かれたものもありましたし、石井桃子さんのインスタグラムではイヌや牛・龍・うさぎなど干支の動物が描かれたうつわも紹介されていました。
flattoでも、少しずつラインナップを増やしていきたいところです。
どのうつわも、お料理を素敵に引き立てますが、特に和食との相性がバツグン。
ぜひ、使ってみてその良さを実感してほしいです!
(また、どこかの通販番組みたいになってしまった…!)
それでは、今回入荷の石井桃子さんのうつわラインナップをご紹介します。
石井桃子さんの器ラインナップ
- 花唐草 3寸小皿
- 花唐草 3寸リム皿
- 花唐草 5寸小皿
- 花唐草 ひし形皿
- 花唐草 鉢(大)
- 5寸リム鉢(ヘビ)
- 幾何学紋 4寸皿
- 3寸花小鉢
- そば猪口(ムギワラ手)
- そば猪口(十草)
柔和で朗らかなお人柄が素敵な石井桃子さん。
とても謙虚で腰の低い方なのですが、芯は強く、とても熱いものをもっていらっしゃる強い方です。
砥部焼にルーツがある、と冒頭でご紹介しましたが、砥部焼の産地で生まれ育ち、幼いころからやきものが身近な存在だった石井桃子さん。
お父様が趣味で陶芸をされていたため、ロクロや窯もご自宅にあったそう。
そして、高校の実習で陶芸コースがあったことがきっかけで陶芸に興味を持ち始めました。
最初はオブジェばかり作っていたそうですが、だんだんとお料理を盛り付けるうつわなどにも興味を持ちはじめ、高校卒業後に白磁器の現代の名工、砥部焼の「工藤省治」さんも講師を務める「砥部焼陶芸塾」で陶芸を学びました。
工藤省治さんの生き方や、やきものへの想いに憧れ、ご自身も一生やきものを続けていきたいと心に決めたといいます。
そんな、熱い想いをお持ちの石井桃子さんのうつわは、これからますます発展が期待されます。
我々flatto夫妻もとってもお気に入りの、おすすめの作家さんなんですよ。
先日の市野耕さん同様、若い感性から生み出される、魅力あふれる素敵なうつわたち。
石井桃子さんと市野耕さんは、共同の工房にて作陶されていらっしゃいますが、そんなこともあってか作風は異なれど、とても相性が良いのです。
ぜひ、揃えてお楽しみいただきたいです。
flatto店主の歩未でした。
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