サブロウさんのガラス作品を入荷しました!(2017.3) | 和食器通販*flatto(フラット)ブログ

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滋賀でショップがある「うつわ屋」ですのでお気軽にご来店ください!

こんばんは。和食器セレクトショップflatto(フラット)店主の歩未です。


道端にはオオイヌノフグリが咲き、梅の花も開いてすっかり春らしくなってきましたね。

さてさて、さっそくですが大変お待たせしておりました、
富山のガラス作家「サブロウ」さんのガラスのうつわをアップいたしました!!

 

サブロウさんのガラス食器


【サブロウさんのガラス食器】

 

思い起こせば、昨年の6月に名古屋の高島屋さんで個展があると知り、
これは行くしかない!と家族総出で出掛けまして、
ダメ元でサブロウさんにお取引のお願いをさせていただきまして。

 

そしたらあっさりご了承頂けて、初回は早めに納品して下さっているとのことで
なんと10月に納品いただきまして。

 

11月にははるばる富山のご自宅兼工房におじゃまして、
サブロウさんがガラス作家を目指した経緯やサブロウさんの作品のことや
制作の様子も少し見学させていただいたりと
たくさんお話を伺いました。

 

 

サブロウさんのページの経歴にざっくりとは書いてありますが、
改めて簡単にご紹介しますね。

 

もともとものづくりが好きだったサブロウさん。

どの道に行こうかと考えていた中で、あまり身近でなく

素材として面白そうなガラスの道に進もうと思い、

芸大を目指していたそうですが、知り合いの方から

「日本の芸大で勉強するよりも海外での経験の方が身になるぞ!」と
いうアドバイスを受け、紹介してもらったドイツでのワイン販売のお仕事をすることに。

 

ドイツでは長い休暇(いわゆるバカンスですね)があったため、
そのお休みの間はあちこちの観光地などを巡り、様々な文化に触れていたそうです。
 

その中で出逢った、壁一面が青いステンドグラスで覆われている教会、
「カイザーヴィルヘルム記念教会」に感銘を受け、
ガラスの道に進むことを決めたそうです。

 

帰国後、滋賀からガラスの街と言われる富山に移り住み、富山ガラス造形研究所に。
卒業後は、講師として勤めながら自身の制作活動をされていたそうです。
 

独立当初は、アート作品を中心に制作していたそうですが、
アート作品は、芸術に興味のある方にしか自分の作品を見てもらえないと感じ、
限られた人ではなく、もっとたくさんの方に見てほしいという想いから
ランプシェード・花器などの暮らしの道具や、器などの
生活に寄り添うものに制作の中心が変わっていったそうです。

 

制作途中のサブロウガラス


【制作途中のサブロウガラス】

 

サブロウさんのガラス食器は、「キルンワーク」という、陶芸でも用いる

電気窯を使用した技法によって作られています。

 

サブロウさんが使用してる電気窯


【サブロウさんが使用してる電気窯】

 

キルンワークは、ガラスの製法としては古くからあるものですが

とても手間のかかる技法ですが、窯ならではの味わいがあり

まだまだ未知の可能性を感じ、制作されているそうですよ。

 

 

最近はSNSを中心にサブロウさんの人気が高まっていましたが、
昨年、「所さんのニッポンの出番」で紹介されてからさらに人気が爆発し、
益々これからの活躍が期待されるガラス作家さんなのです!

 

今回は定番のアイテムばかりの入荷となっておりますが、
新シリーズの「クロス」シリーズのうつわや、「あやいと」シリーズのうつわも
今後はオーダーさせていただく予定でおりますので
まだまだ先になると思いますが、そちらもお楽しみにお待ちいただけば幸いです。

 

では、さっそく今回入荷のアイテムをご紹介します。
 

サブロウのガラス食器

【サブロウさんのガラス作品入荷リスト】

丸鉢(中b・白)
丸鉢(中b・すみ)
丸鉢(中b・なんど)
丸鉢(中b・水色)
丸鉢(中c・白)
丸鉢(中c・すみ)
丸鉢(中c・なんど)
丸鉢(中c・水色)
丸鉢(中d・すみ)
丸鉢(小b・白)
丸鉢(小b・さくら)
丸鉢(小b・すみ)
丸鉢(小b・なんど)
丸鉢(小b・水色)
丸鉢(小c・白)
丸鉢(小c・さくら)
丸鉢(小c・すみ)
丸鉢(小c・なんど)
丸鉢(小c・水色)
角皿(小a・すみ)
角皿(小a・水色)
角皿(小b・水色)
角皿(小c・水色)
豆皿(a・白)
豆皿(a・さくら)
豆皿(a・すみ)
豆皿(a・水色)
豆皿(b・さくら)
豆皿(b・すみ)
角深鉢(中a・白)
角深鉢(中a・水色)
角深鉢(中b・すみ)
角深鉢(中b・水色)
角深鉢(大a・白)
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34アイテム、計126点の入荷となっております!


あれもほしい、これもほしい!この色も良い、この柄も良い!
なんてしていたらオーダー数がものすごいことになっていて、
自分でもびっくりしました(笑)


そんなわけで、今回は、
・ちょっとした時にあると便利な豆皿。
 

豆皿(a・水色)/サブロウ


豆皿(a・水色)/サブロウ

 

・普段使いにも重宝し、ケーキ皿にもちょうどよい角皿の小。
 

角皿(小c・水色)/サブロウ


角皿(小c・水色)/サブロウ ※画像手前


・副菜にぴったり、丸鉢の小
 

丸鉢(小b・さくら)/サブロウ


丸鉢(小b・さくら)/サブロウ ※画像手前


・メインやサラダ・フルーツの盛り鉢に、丸鉢の中
 

丸鉢(中d・すみ)/サブロウ


丸鉢(中d・すみ)/サブロウ ※画像手前


・容量たっぷりが嬉しい角深鉢の中
 

角深鉢(中b・すみ)/サブロウ


角深鉢(中b・すみ)/サブロウ


・パーティ―など人がたくさん集まる席でも大活躍の各深鉢の大。
 

角深鉢(大a・白)/サブロウ


角深鉢(大a・白)/サブロウ

 

と4種類(サイズも分けると6種類ですが)のガラス食器が入荷しております。

 

サブロウさんのガラス作品は、ご自身の故郷である

滋賀の琵琶湖の湖面をイメージして作られています。


様々なカラーバリエーションもありますが、どの色もサブロウさんが
独自に色を調合して作られたもの。

作品としての仕上がりや、お料理を盛った時に

よりお料理を引き立たせる色味などを考えながら、
理想の色になるまで何度もテストを繰り返したことと思います。


余談ですが、ガラス作家さんで色を調合して

ご自身で作るというところまでしてる方はほとんどいらっしゃらないそうです。
サブロウさんの作品作りへのこだわりが伝わってきますよね。


デザインは、a・b・c・dの4パターンありますが、

お1つずつ特徴などをふまえてご紹介しますね。
 

まずは、aのデザインから。

 

サブロウガラス「a」模様


【サブロウガラス「a」模様】


まるでゆらゆらと揺らめく水面(みなも)がそこにあるような、涼しげなデザイン。
粒状のガラスのパーツを並べて模様を作り、
隙間に粉状のガラスを詰めてきれいに整え、
それを窯で焼いて溶着してるのですが、
何気なくみえる模様もバランスを考えて見事に並べられています。

もちろん、同じ模様は2つとなく、1つ1つの表情の違いもお楽しみいただきたいですね。

他のデザインに比べ、色の部分が少ないこともあってか
色味が優しく出ているのがこちらの特徴です。
ガラスならではのシルエットも、一番美しく楽しんでいただけますよ。

 

続いてbのデザイン。
 

サブロウガラス「b」模様


【サブロウガラス「b」模様】


色の部分と、水面のような模様が素敵にマッチしたデザイン。
水面模様のところは色が優しく見え、比率もちょうどよくバランスがとれています。

味わい深いサブロウガラスの色味と、
水面のような模様のどちらも十分に楽しめるデザインですね。

 

そしてcのデザイン。
 

サブロウガラス「c」模様


【サブロウガラス「c」模様】
 

色の中央あたりに、小窓の様に透明のガラスのパーツが一列に並んだデザイン。
すっきりとした印象のデザインで、
お料理を盛りつけたときの印象もどこかすっきり見せてくれます。

 

最後にdのデザイン。
 

サブロウガラス「d」模様


【サブロウガラス「d」模様】


波紋を思わせるような涼しげなデザイン。
透明のガラスパーツがきれいに並んでいてとっても素敵ですね。
夏の空に咲く花火や、野道に咲くお花の様にもみえ、華やかな印象もあります。
お料理をすっきりと、そして華やかにみせてくれますよ。

 

 

続いて、お色のご紹介です。


新色も含めると10数種類ものカラーバリエーションをもつサブロウガラス。

先にご紹介した通り、サブロウさんのガラスはどれも独自に複数の色をブレンドして作られています。

今回オーダーしたのは定番色を中心とした水色・すみ・白・さくら・なんどの計5色。

 

まずは、水色から。

 

サブロウガラスの「水色」


【サブロウガラスの「水色」】


水色は、一般的な水色よりに比べ、どこか和の雰囲気も感じられる、渋みのある深い色味。
落ち着いた雰囲気なので、どんなお料理にも合わせやすいですが、
特に黄色などの鮮やかな食材が素敵に映えます。

焼くと黒っぽく見える色も含まれているのですが、
細かく点々とその色がみえ、色に奥行きを持たせいっそう味わい深い景色になっています。

 

続いて、すみ。
 

サブロウガラスの「すみ」色


【サブロウガラスの「すみ」色】


すみは、名前の通り、墨のようなお色。
一見すると黒に見えるのですが、黒よりも優しいお色ですよ。
シックな雰囲気なので、ジャンルを問わずどんなお料理にも合い、とっても素敵に引き立たせてくれます。

 

お次は白。
 

サブロウガラスの「白」色


【サブロウガラスの「白」色】


白は色を付けておらず、ガラスに入る空気が気泡となり、
目の錯覚もあって白に見えるそうです。

ガラスならではの着色(?)方法で、何とも不思議ですよね。

白はシンプルで涼しげなお色です。
自然な色というか、真っ白というよりもどこか温かみもある色で、
シンプルにお料理を引き立たせてくれます。


続いてさくら色。
 

サブロウガラスの「さくら」色


【サブロウガラスの「さくら」色】


優しく淡いさくら色。
これからの春の季節にピッタリの一枚ですが、和菓子との相性もとても良く
丸鉢の小や角皿・豆皿などはゆっくりティータイムを楽しみたいときのお供や、
大切なお客さまのおもてなしにも重宝しますね。


最後になんど色。
 

サブロウガラスの「なんど」色


【サブロウガラスの「なんど」色】


深い青や緑が好きなワタクシ個人的には一番好きな色です。
なんど(納戸)色とは、藍染めの一つで、緑がかった深い青色のことだそうです。

(余談ですが、サブロウさんの色の名前はどれも和の要素があり、
そこもなんだか素敵だなと思うのです。)

なんど色は、和風な名前の通り色味もどこか和の落ち着いた雰囲気があります。
チーズやお豆腐など淡い色の食材を盛ると、
お料理とガラスがお互いを引き立たせあって、とっても素敵です!


色々と書きましたが、どれが良いかは用途にもよりますが、

最終的には好みだと思います(^―^)
お気に入りの一枚を見つけていただき、
たくさんご愛用頂ければそれが一番うれしいです!

 

ガラスというと暑い時期のイメージがあると思いますが、
サブロウさんのガラスは独自の色味もあって、
寒々しくしずぎないので、季節を問わずお使いいただけるのも嬉しいポイントです。

 

ただし、急激な温度差はガラスにひびが入ったり、ダメージの原因となりますので、
寒い時期などはあらかじめ食器棚から出しておいたり、
ぬるま湯で少し温めていただくといいかと思います。

懐紙やしそや笹などの葉物を敷物にお使いいただくのもいいですね。

 

参考までに、科学的には80度の温度変化で割れると言われているそうですので、
通常のお使いで急に割れることはないと思いますが、
手作りのお品でもあり、またあくまで耐熱のガラスではありませんので
長くお使いいただくためにも、ちょっとした気遣いをお願いしたいと思います。

 


長くなりましたが、本日入荷のサブロウさんのガラス作品と、
サブロウさんのご紹介は以上です!

ぜひ、一度ショップを見ていただき、素敵な作品をじっくり見てみてくださいね!


今年は薬を飲んで花粉症の症状が驚くほど軽減している店主でした(^^)/
 


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