ダイハツ「ムーヴ」のDIYでのCVTフルード交換 | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

今日も「器用貧乏シリーズ」です。
 
妻のムーヴのCVTフルードの交換をしました。
 
 
「CVTフルードは精密機器だからDIY交換はしない方がいいよ」
 
数年前にそんな事を聞いたため、ATF(オートマチックフルード)はDIY交換するけど、CVTFは敷居が高いと諦めていました。
 
しかし、ネットを調べてみるとDIYしている動画がたくさんあるんですね。
 
 
「自分で出来るじゃん」
 
やれると分かれば自分でやらなければ気が済まない。
 
そうやって器用貧乏のサイクルにハマっていくんでしょうね。
 
 
 
 
マニュアルを見るとCVTFは「50,000kmごと」の交換となっています。
 
ATFの「20,000kmごと」に比べると、作動油ではなく潤滑油であるCVTFは交換頻度が低いようです。
 
 
 
 
ディーラーでは「交換の必要はありません」と言われるのですが、AT車と同じで壊れて買い換えて貰わないといけないわけですね。
 
 
エンジンが壊れると大文句を言われるけど、ATとCVTが調子が悪くなる事には「仕方がない」と受け入れてしまう顧客の心理を突いた戦略のような気がします。
 
海外では30万キロ、40万キロと平気で走っているのに、日本人は「車の寿命は約10年。10万キロを超えたら買い換え」と思い込んでいるのは、セールスマン達がコツコツと吹き込んだ努力の賜物でもあるのでしょうか。
 
 
こんな情報は車業界から見ればパッシングものなのでしょうけど、まだ使える物を企業の戦略通りに買い換えるのは単純にもったいないですよね。
 
 
 
 
作業はとても簡単。
 
「抜いて、入れるだけ」
 
ムーブは左前輪の横にドレンボルトがあります。
 
 
 
 
気合入れて20Lのペール缶を買おうかとも思ったのですが、ATFのように交換頻度が高くないため、4L缶を二つ買いました。
 
3回分くらいにはなるかなと思ったのですが、2Lしか抜けなかったので1缶で2回分です。1缶だけの購入でも良かったですね。
 
 
CVTの全容量は5.7Lなので35%ほど薄まった事になります。
 
 
現在85,000km。
 
DIYでは全量交換が出来ないので、また2万キロくらい走ったら交換する予定です。
 
 
 
 
けっこう汚れてましたが、黒というよりは青紫です。
 
 
 
 
この色って、魚突き師的には「バラハタ」を連想してしまうのですが、私だけでしょうか(笑)
 
 
 
 
新品は綺麗なワインレッドです。
 
 
ダイハツの純正CVTFには「DC」と「DFE」があるのですが、「DC」は2012年以前のCVT車用となっています。
 
低燃費を追求した「DFE」は粘度が低くサラサラらしいのですが、どうもノイズで出てしまうそうです。
 
2012年以降のCVTにはDCでもDFEでも互換性があるのですが、燃費の為に乗り心地を犠牲にしているらしく、スバルのディーラーではステラに顧客満足の為にDCを入れるとか。
 
 
 
 
抜いた量を入れるだけ。
 
簡単です。
 
 
そして最終的に皆さん何が知りたいかというと「交換して効果はあったのか?」だと思うんですね。
 
結論から言うと「微妙」です。
 
まずノイズが減り、運転しているとボンネット内から聞こえる「ヒューン」という音が少なくなりました。
 
でも、それだけです。
 
ATFのように「回転数が上がらなくてもシフトアップするようになった」という劇的に体感できるフィーリングがないので「何か変わった?」といった感じですね。
 
まあDIYなら一回2,500円くらいなので、車が延命されたと思えば満足度は高いのではないでしょうか。
 
 
時間をお金で買わない、貧乏思考の「器用貧乏シリーズ」でした。