今日も「器用貧乏シリーズ」です。
妻のムーヴのCVTフルードの交換をしました。
「CVTフルードは精密機器だからDIY交換はしない方がいいよ」
数年前にそんな事を聞いたため、ATF(オートマチックフルード)はDIY交換するけど、CVTFは敷居が高いと諦めていました。
しかし、ネットを調べてみるとDIYしている動画がたくさんあるんですね。
「自分で出来るじゃん」
やれると分かれば自分でやらなければ気が済まない。
そうやって器用貧乏のサイクルにハマっていくんでしょうね。
マニュアルを見るとCVTFは「50,000kmごと」の交換となっています。
ATFの「20,000kmごと」に比べると、作動油ではなく潤滑油であるCVTFは交換頻度が低いようです。
ディーラーでは「交換の必要はありません」と言われるのですが、AT車と同じで壊れて買い換えて貰わないといけないわけですね。
エンジンが壊れると大文句を言われるけど、ATとCVTが調子が悪くなる事には「仕方がない」と受け入れてしまう顧客の心理を突いた戦略のような気がします。
海外では30万キロ、40万キロと平気で走っているのに、日本人は「車の寿命は約10年。10万キロを超えたら買い換え」と思い込んでいるのは、セールスマン達がコツコツと吹き込んだ努力の賜物でもあるのでしょうか。
こんな情報は車業界から見ればパッシングものなのでしょうけど、まだ使える物を企業の戦略通りに買い換えるのは単純にもったいないですよね。
抜いた量を入れるだけ。
簡単です。
そして最終的に皆さん何が知りたいかというと「交換して効果はあったのか?」だと思うんですね。
結論から言うと「微妙」です。
まずノイズが減り、運転しているとボンネット内から聞こえる「ヒューン」という音が少なくなりました。
でも、それだけです。
ATFのように「回転数が上がらなくてもシフトアップするようになった」という劇的に体感できるフィーリングがないので「何か変わった?」といった感じですね。
まあDIYなら一回2,500円くらいなので、車が延命されたと思えば満足度は高いのではないでしょうか。
時間をお金で買わない、貧乏思考の「器用貧乏シリーズ」でした。