「高跳び」に学ぶ魚突きのメンタル | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

陸上競技の「棒高跳び」と「走り高跳び」では「パス」が認められています。

選手達はすべての高さに挑戦する必要はなく、自分が跳びたい高さから始めればいいので「体力温存」や「駆け引き」のため戦略的にパスをします。


世界選手権での話です。


棒高跳びで、オリンピックで金メダルを取ったことある女子選手がパスを繰り返し、バーの高さが思いっきり高くなったところでやっと登場しました。


その選手は結局、同じ高さで3回失敗して競技終了となりました。


結果的に「記録なし」です。


トップクラスでの争いなので駆け引きもあったのでしょう。

その選手につられたのか、有力選手が相当なバーの高さになってから登場し全員が自滅したため、優勝したのはそれよりもはるかに低い記録を出した選手でした。

有力選手からすれば余裕で飛べる高さです。



高跳びを例にしましたが、これと同じような事が魚突きでも起こりますよね。


魚のサイズが小さいからとスルーをしていたら、いつのまにか時間がなくなって最終的にボウズになってしまった。


誰かと争っていなくても、一人で魚突きをやっていても起こる事ですよね。


「高跳びのバーの高さ」と「魚突きの魚のサイズ」は一緒なんです。


早い段階で最初の一匹が捕れると、だいたいその日は良い結果になりませんか。

プレッシャーから解放されて、のびのびと魚突きができるからです。


拘って、パスし過ぎて最終的には「記録なし」


たとえ小さくても早いうちに捕っておくことも必要なんです。

こだわりがなく乱獲してしまうのは問題ですが、ある程度のサイズならば妥協して捕った方が楽しい魚突きになります。

美味しい刺身も食べられますしね。



やはり魚突き師もアスリート。

メンタルを鍛えることも、戦略を練ることも必要なんですね。