長く情報発信をしていると色々な事がありました。
20年前はSNSという物はまだなく、ホームページを作る知識がある人しかネットで発信ができませんでした。
狭い業界だし、HP作れる人は少ないしで、やればすぐに目立つ時代だったんですね。
その時、経験したことです。
魚突きを始め、ホームページを始めたばかりの頃です。
メバルしか捕れなかったのですが、いずれ大物を捕ると決意して成長の証として、例えメバル一匹でもネットにアップしていました。
その頃頂いたメッセージは「頑張れよ」「 期待してるぜ」というような励ましのメッセージが多かったです。
しかし成長するにつれ、石鯛を捕っていた辺りはまだそれほどでもなかったのですが、クエを捕り出した頃から状況が変わってきました。
「ホームページなんかやめてしまえ」
「生態系を崩すな」
同じ人からのメッセージが、急に批判するような内容に変わってきたんですね。
「イシダイはよくてクエはダメなのか?」
どういう理屈でしょう。ネットへのアップが気に入らないなら最初から言えばいいのにクエを捕りだしたら急にです。
今まで好意的なコメントをくれていた人が、手のひらを返したかのように攻撃してくる。
「ルサンチマン」という言葉があります。
これは主に、弱者が強者に対して嫉妬の感情を持つ時に起こることを言います。
これが今のネットで起こりやすく、そして「あるタイミング」で起こると言われています。
そのタイミングというのが「今まで自分より実力が下だと思っていた弱者が、成長とともに実力を着け追い越されてしまうとき」に起こるそうです。
要するに「ぶち抜かれたとき」です。
おそらく、その人はクエを捕ったことがなかったのでしょう。
それはまさに「ルサンチマン」だと思いました。
最初からそれなりの実力を持ってネットにデビューしたのならばこういうことはありません。
初心者から始めて、成長の過程を公開している人は、最終的には批判を浴びる可能性がある。
そういうタイミングも重なって、ネットへのアップをやめている人が多いようにも感じられます。
魚突きを例えにしましたが、そもそもネットへの獲物のアップがどうかという議論は今回は置いておいて、成長していくとそういう時が来る可能性がある事を覚えておいて欲しいと思います。
ネットの闇の部分ですね。
そういう事もふまえて情報発信するべきだと思います。