遠征に「割り勘要員」を入れてはいけない理由 | flatout@blog

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魚突き師はしけんが海の中で感じたことを書くブログ

魚突きでも釣りでも遠征に行くにはお金がかかりますよね。

そんな時、人数を増やせば費用が安くなるので「割り勘要員」を増やそうとする人がいます。

しかし、この行為は思ったほどのメリットがないというお話です。


まず人数が増えたときのデメリットを考えてみて下さい。

「ポイントを奪い合う」これが遠征最大のデメリットだと思います。一級ポイントに一番乗りした者が勝ちみたいなところがありますよね。

5人なら単純にポイントを1/5にしているわけではありませんが、人が覗いた穴を覗くなど確率は悪くなるし、魚は確実に散りまくっているわけです。
みんなが均等に大物を捕れる事なんてなくて、誰かが1人勝ちすることが多いのではないでしょうか?


例えば費用を「3万円」として割り勘費用を計算してみます。

2人 15,000円
3人 10,000円
4人   7,500円
5人   6,000円

こんな具合に安くなっていきます。
次に、1人増える度にいくら安くなるかを見ていきます。

2人 -15,000円
3人   -5,000円
4人   -2,500円
5人   -1,500円

「1人→2人」
半額になるのだから、これは大きい。割り勘にしよう。

「2人→3人」
5,000円しか安くならない。無理に増やす必要ないんじゃね?

「4人→5人」
たった1,500円しか安くならないんなら、デメリットを考えると増やす意味が分からん。

このように、人数が増えれば増えるほど費用が安くなる効果は鈍っていくということです。


人数を増やせば費用は単純に1/2、1/3···と減っていきますが、魚を突きたいという欲求を満たせる可能性も1/2、1/3···と減っているのかもしれません。

さらに、人が増えれば場を乱す輩も出てきますし、大人数だから目立ってトラブルになるなど、それ以上の減算になっているのかもしれませんね。

人が増えれば価値観も違いトラブルが増える。
だから遠征は同じ考えを持った少人数で行くべきです。

「夜は大人数でキャンプで盛り上がりたい」というのもアリですが、それならキャンプだけで行った方が絶対に楽しいはずです。

要は「勘定と感情」のバランスです。

「1/5→1/6」なんてほとんど金額は変わりませんから!
「割り勘は間違いない」と思考停止している人は、改めて自分で計算してみるといいと思いますよ。