人は得てして他人に厳しく自分に甘くなりがちである。他人に厳しく当たることで自分を正当化しようという自己防衛本能からくるものであるが、自我を守るために他人を犠牲にするのではなくて、自我を守るために自分を大切にしなければいけないと思うのです。

 自分を守るというプラスの効果を得るために他人を犠牲にするというマイナスの効果を与えてしまっているわけですから、これで他人を不幸にしてしまうという世の中のメカニズムとして社会はよくならないのです。

 ですから、対人関係においては常にウインウインの関係が保たれていないと、世の中はうまく回りません。近江商人の経営哲学である三方よしの世間によしはサービス提供者とユーザーがウインウインで社会もよくなるという意味なのですから、これが普遍の原理として胸に刻みこんでおかなければ、自分も幸せにならないし、他人も幸せにはできないのです。