天官賜福と魔道祖師に沼りすぎて

日常生活がままならなくなるので


(何かに沼るといつもそう....

そして今回はそれが特に酷い泣き笑い

進撃の巨人以来の深沼かも)


リハビリ?泣き笑いのため


kindle読み放題で

平野啓一郎「マチネの終わりに」と


長女ちゃんにせがまれて買った

凪良ゆう「汝、星のごとく」を読んだ。




「マチネの終わりに」は、

最初はちょっと退屈気味で

あんまり引き込まれなかったのだけど、、、

でもクラシックギタリストの葛藤とか

イラクでの話とか......

他人事じゃない臨場感を感じられて

胸が苦しくなった。


メール云々のすれ違いから

急にアクセル全開になった感じもあってあんぐり

(というか、

彼女でもなんでもない人が

昔の大映ドラマですか?泣き笑いっていうくらい

勢いでありえないことしちゃうのが

なかなかびっくりしたけど泣き笑い


すれ違いがすれ違いを呼んで

ここからどう収拾つけるのかな?

ってあれこれ思い描いてみたけど


余韻を残しつつの、

納得のエンディングで、

ほんわりと報われた気がする。


それぞれに背負うものがありつつも

背負いながらも

どうしようもなく惹かれるから


その惹かれる「今」の気持ちのままに、

ちゃんと動いたことが、すごいと思う。

「今」を真っ直ぐ生きれば

「過去」も報われるし


〝後悔〟じゃなく、

〝過程〟の一つとして昇華されるんだよね。


それは、

「汝、星のごとく」とも共通するテーマだった。





凪良ゆうさんの文章は、

するすると入ってくるのに、

湿度がちょうどよくて

ふわっ、しとしと、ふわっ、しとしと....

みたいな感じで

心地よく胸の奥に染み込んでくる

優しい雫みたい。


ヤングケアラー、

自立or自律、

依存と互助、

他人の目や常識非常識に囚われず

自分の思う道を生きること、

その上で、うまくいかなくなった時、

どうするか?

何を拠り所に、また立ち上がるのか?

そのまま、逃げるのか

逃げないで、受け入れるのか

などなど

いろんな葛藤がぐるぐると巻き付いて絡み合って

何から解いていいかわからなくなって

がんじがらめの中で途方にくれながらも

日々のことに追われる登場人物たち......


ああーまさに、

現代の私たちの縮図だなぁって思った。


この物語ほどドラマチックじゃないにしても!

多かれ少なかれ、

暁海や櫂たちが抱えた葛藤と同じようなものを背負いながら

みんな混沌と、必死に生きてるよね


だから余計に

世間の正しさをぶち破って行動した暁海は

カッコよかったなー(号泣)


瀬戸内海の島社会はとても閉鎖的で

ちょっとでも〝常識〟外れなことしたら

あっという間に住民全体に知れ渡り

後ろ指刺されながら生きていかなきゃならないような

とても息苦しいところだけど


二人が大切にしてる海は、

そんな島社会とは関係なく

美しくて果てしなくて

どんな時でもどんな暁海たちでも受け入れてくれて

自由に送り出してくれる海なんだよね



その〝海〟が自分の中にあると気づいたのであろう暁海は、強くて勇気があって、

本当に美しかったー


「暁海」(夜明けの海)と「櫂」(舟を漕ぐオール)って名前がもう、本当に物語を象徴してたんだなぁって、泣けちゃう


そして、天に瞬く夕星。

ずっと櫂の中で輝きを失わなかった夕星。 

暗い人生の局面でも、

知らず知らず、彼を照らし続けてくれた夕星。

暁の海と、宵の明星、

それが揃って初めて、

櫂は大海原を漕ぎ出していくことができたんだね.....って思うとまた泣けてくる。


人の世は諸行無常で移り変わりが激しいけど

天の星たちや海は、

ずっと変わらないまま、

ただ、そのままに、輝いてるんだよね。


そんな風にお互いを想い合える人に出逢えて、

それだけで、

二人はこの上なく幸せだったと思う。



そうそう、

北原先生も、

瞳子さんも素敵だった。


どこにいたって、何をしていたって

誰に何を言われたって、

世間ズレしてたって

自分が好きなことを一生懸命貫いて


うまくいかなくなったら

いかなくなったなりにゆるっと力を抜いて

そしてまた波がやってきたら、

自分の気持ちに素直に乗って.....


そんなしなやかな生き方ができたらいいなぁ

理想だなぁって

二人をみながらすごく思ったわ。


まだまだしなやかさが足りない私泣き笑い


なんにせよ、2冊ともとてもよかった。目がハート