前回ラストで、ヒソカがクロロの死角からの攻撃に使用したのはあらかじめ用意しておいた別のの人形の頭だったようだ。そこから更に前回使用した人形の頭で追撃する。大ダメージを負うがそれでも盗賊の極意は手放さない。
再び前回同様の多数の人形等を用いた戦法に持ち込もうとするクロロ。
それに対しヒソカは、先程使用した頭部をバンジーガムであたかも鉄球とヨーヨーを合わせた様に利用し、次々に人形の頭を粉砕していく。
そして、あえて最後の一体を残し、オーダースタンプを消さない事でクロロの行動を制限し、次の行動を予測する。直後人形からスタンプが消える。ヒソカは更に次の行動を予測し、遂にクロロを見つけ追撃する。
クロロは服の中で盗賊の極意を使用しているようだが、内容は分からない。
ヒソカはこれをブラックボイスと予想し、現在の状況はクロロにとって予定外だと仮定し攻勢に出る。頭ヨーヨーでクロロを誘導し、そこに逃げる観客達をあらかじめ仕込んでおいたバンジーガムでぶつけ動きを制限させ前回と立場が逆転した形
に。
そこに頭ヨーヨーを投げ込むがクロロはこれを回避。したように見えたがこれは、実は既にクロロの足にバンジーガムを付けていたヒソカが、意図的に外し用済みで邪魔になる観客をどけるためだった。
遂に訪れた絶好のチャンス。だがその刹那ヒソカの脳裏にふと疑問と嫌な予感が浮かぶ。
クロロをバンジーガムで引き寄せ、頭ヨーヨーと衝突させて打ち上げそのまま地面に叩きつけ、トドメに再び頭ヨーヨーで追撃し全身を粉砕する。
しかし、これで決着とはならない。粉砕したクロロはコンバートハンズとブラックボイスで変化・操作した別人だったのだ。
これを必ずコンバートハンズを右手だけ使いクロロの偽物を作り、栞で固定しさらにブラックボイスを併用しこれを操作したとヒソカは考える。だがこれには疑問が残った。まだ人形の頭はきえていないからである。
能力を2つ併用し動いていた偽物を、ギャラリーフェイクが解除されれば消えるはずの人形の頭で攻撃した。つまり、能力が3つ発動しているという、クロロの説明通りならあり得ない状況。
そしてヒソカは、サンアンドムーンの説明がミスリードだったと直感する。
どうやらサンアンドムーンの真の厄介さは、自分に刻印がつけば爆発するまで消えない事じゃなく、刻印された人形が消えない事らしい。
おそらく、爆発するまで消えない特性のサンアンドムーンをギャラリーフェイクの人形に刻印することで、ギャラリーフェイクを解除しても人形が残せるという事だと思う。
残る疑問はいつそれを仕込んだかだけど、さすがにここまで色々張り巡らせられると混乱してくるので次回を待つ事にします。
いやもう、一体何処までが真実で、どこからが罠なのか分からないデスノートばりの頭脳戦が展開されている現在。
思わず裏の裏のそのまた裏の、更にそのまた裏だというドラゴンボールの悟空対天津飯の残像対決が個人的に頭によぎった^_^;。解釈と推測をしだすとキリがないし、疲れて腹が減るので今回はこの辺で。